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仁藤敦史『古代王権と官僚制』、野村忠夫『古代官僚の世界 その構造と勤務評定・昇進』

2016年10月14日 | 王権

              ▲仁藤敦史『古代王権と官僚制』 2000年 臨川書店 定価6300円+税

 

 

仁藤敦史 『古代王権と官僚制』 野村忠夫 『古代官僚の世界 その構造と勤務評定・昇進』

 

仁藤敦史 『古代王権と官僚制』  野村忠夫 『古代官僚の世界 その構造と勤務評定・昇進』

 

         

 ▲仁藤敦史 『古代王権と官僚制』       ▲野村忠夫 『古代官僚の世界 その構造と勤務評定・昇進』

 

古代王権の権力や権威、その秘密とは。

なぜ、古代王権の誕生から今日に至るまで、その権力の絶大なる時も、そうでないときも、消え入りそうな時もあったのになぜ甦生していくように見えるのか、ほんとうに不可思議な王権の継続性とその神話。

王権の起死回生の裏には、王権とその取り巻きたちの切っても切れない関係があったのではないのか、どうしても知りたいことのひとつではないだろうか?

このブログでは、3年ほど前に、岩波書店で以前に刊行していた、『岩波講座 天皇と王権を考える』を素材にして、この企画の執筆者たちの論説のうち、私が気になる論点の抄録をメモしていた時があった。

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ちょうどそのころ、スノーデンの逃避行と、一連の、アメリカの機密情報のリークがあり、ことの緊急性と重要性故に、情報が散逸・隠蔽されないうちにと、スノーデン情報の収集や、NSA周囲の情報、あるいは奇怪な世界テロリズムの不思議さの中で、、政府・当局の偽情報に流されないまっとうなメディア報道はないものかと、事実情報を探していた。大幅に長い寄り道をしていた。

ふと気がつくと、最近の世界に拡散が報じられているイスラムテロとされている大事件の多数が、偽旗事件と見なされる疑いがあり、ほんとうの情報は隠蔽されているということが明らかになってきたことである。

たとえば、フランス・パリの革命記念日に、ニースで84人が死亡と報道された大型暴走トラック事件が報道されたのだが、「誰かが、大声を出し、一定方向に駆け出し、銃声も聞こえたため、パニックになり、その場に居合わせた大勢の群集が、逃げ出したのだ」が、その後、地元警察が事件の真相究明のため、事件現場付近に設置された、防犯カメラを調べたところ、暴走トラックは写っていないこと、これに対して、フランス内務省は、証拠となる、防犯カメラ映像の消去を命じたということが明らかになってきたことである。「脅迫されたと、地元の女性警官は、保護を求めた」ということである。

100人以上を撥ねとばし、轢き、また84人が死んだとされる記事が、あっという間にその後の情報は途絶えたのである。事後の怪我人の様子や、戒厳令下の警備状況の手薄さや経緯も全く報道されなくなることに、深い失望と疑惑の念が隠せない。わが身の危険を感じて、弁護士の保護を求めた、ニースの地元女性警官はどうなっているのだろうか。またフランス内務省が街頭監視カメラの映像の廃棄を求めたのはなぜなのか?映像資料は、今どこにいっているのか?

世界の大手メディアは、今、権力の監視機能を全く失っているようにみえる。地元の警官も、内務省の役人もみな、政府・公的機関の役人であり、公的職員でもある。現場にいて、証拠となる監視カメラ映像資料の真偽を調べている人物が、調べたことを誠実に報告するのを恐怖しながら、自らの安全の保護を訴えている姿は、全体主義・独裁におののき震える姿でなくてなんだろうか?

ニースの監視カメラには、暴走トラックが映っていない?! 

だから、フランス内務省は、ニースの警察に監視カメラの録画映像の消去を命じたのではないだろうか?

そうなると、世界のニュースを駆けめぐっていた、重大な写真はなんだったのか?

シートを被されていて、なぜか両足がピンと立った状態で写っていたハイヒールの女性の中身はマネキンか?

子どもの人形が傍らに置かれた、シートに覆われていたものは、果たして子供だったのだろうか?

命を賭した驚愕の証言 「暴走トラックは監視カメラに写っていない」、これを現場報告したものが消去されていくのが、2016年の物の怪なのだ。

グローバル・ファシズムはどこか、遙か遠くのものではなく、いま、ここに存在している。のでは?

仕事に忠実で、熱心に、公務を装いつつ・・・・・・・・

古代史のはじめに遡り、王と王権をとりまく、公的人間たち、官僚たちの起源と、変遷を探求しよう!・・・・・・・・

 

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▲ 仁藤敦史『古代王権と官僚制』 2000年 臨川書店

▼『古代王権と官僚制』 目次1

 ▲目次1

▼目次2

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 ▲野村忠夫 『古代官僚の世界 その構造と勤務評定・昇進』 1969年 塙書房 当時定価300円

▼目次1

 ▲目次2

 ▲ 野村忠夫 『古代官僚の世界 その構造と勤務評定・昇進』 目次

 

つづく

 



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