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【プラズマによる電波の不感地帯確認実験】宇宙にはまだ分からないことがいっぱいあり「一つひとつ実証しながら、宇宙利用の発展を目指す」ことが進められているのだと思います。宇宙空間でのプラズマによる高密度の電離状態は衛星とのRF信号通信に障害を及ぼす可能性があり、今回その手がかりを得ようとする実験が行われました◆ISS昨晩22:27(TOKYO)のパスで第一段階の実験が終わりました。私ほかの登録局が実験に参加しましたが、Degipeterを使った通信をしようとしていた局には「何だろう」という思いをさせてしまったことでしょう。今回、国際的規模で行われた実験でもありましたので、何卒ご理解をお願いいたします◆ISSへ向けてのBeaconの送受信はAGW-PE+UISSで行う訳ですが、UISSのSetUPのところに「ISS Shadow Experiment Wizard」があり、これはBeaconを一定間隔(2~9秒で設定できる)で1分間送信し、1分間休むという機能ですが、このような機能があらかじめUISSに搭載されていると言うことは、かなり前からこの実験の構想があったことになります。また、送受信データファイルの「Save Report機能」もそうです◆このような実験にJAからも積極的に参加し「まだ分からないこと」の解明に協力できれば良いのではないかと思っています◆第二段は日本時間2月8日22:50(ON)~2月9日17:40(OFF)2月9日23:30(ON)~2月10日19:40(OFF)で行われます。
【大きな衛星】「AO-51のような衛星は二度と打ちあがることはないだろう」と私は前に述べていますが、大きさだけから言えばAO-51に匹敵するアマチュア衛星の構想がヨーロッパにあります。ESEO重さ40㎏33×33×63㎝ 2015-16 into low Earth orbitとありますから、2年から3年後に実現するでしょう。AMSAT-UKが中心となって進めるようですが、ユナイテッドキングダムの底力(そこぢから)と言いますか、あっちも凄い。将来に向かって楽しみは広がっています◆調べたら、AO-51は一辺が25㎝のCube型で重さ10㎏でした。ESEOの方がはるかに大きいことになります。機能もAO-51以上が期待出来るか。
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