●本日午前7時快晴18.5℃
【FO-29運用情報】 JARLのホームページ「調べる」「ふじ3号運用情報」によれば、日照が悪くなったので、管制局が中継器を止めているFO-29ですが、当面大型連休までのスケジュール運用が公表されました。スケジュールはJA局向けのようです。
【TO-108】「CAS-6」10:58 Statusに「使えた」のレポートが上がっていたので、確認 このパス時間、ちょうど日照だったようで、Tranponderが動いてはいました。しかし持続時間が3~5秒です。少し間があってまたONになる繰り返しです。3~5秒だと、CWでは「de JE1CVL」が打ち終わらないうちにOFFになってしまいます。SSBは試しませんでしたが、SSBなら「CQ JE1CVL」が上げられます。いずれにしても日照のパスでは、中継器が働きます。そのパスが日照かどうかは、DK3WN局の「Illumination」で判断することが出来ます。画像
【過去記事再掲 ↓ 2020年1月21日】☆☆☆
【CAS-6】2020.01.21 10:31 ■交信(SSB)JK2XXK
◆↑Statusには、日本時間2020年1月20日(土)午前5時からの時間に使えた(Heard)とのレポートをアメリカアリゾナ州のKC4LAウィルビーさんが一番最初に上げています。
◆ ↑ JK2XXK局との交信は次のような状況でした。受信のメイン周波数145.925MHzをUSBモード受信固定で受信。送信をCWにしてループを取ろうとしますが、取れません。Wからの音声レポートを見るとSSBで-6.290kHzとなっているので最初マイナスにしていたのですが、アップ周波数を上へ動かして行くと、一瞬ループのCWが聞き取れました。そこから周波数を動かさずにループ取りをしているとまた聞こえます。Transponderが断続的にON/OFFになっているようです。これもレポートにあったとおりです。時間は計りませんでしたが、4秒ON、4秒OFFくらいの感じです。ONの間に「こちらはJE1CVL」を伝送するのがやっとです。これをダウンの中心周波数145.925MHzで繰り返しているとそのうちJK2XXK局の高速CWが聞き取れました。クロスモードで応答と思い「JK2XXK599」だけを送りました。当局の送信をXXKさんは、聞こえたはずですが「JE1CVL59」は打てなかったようです。実は、音声とCWでは音声の方が早いのです。そのうちXXKさんはSSBに切り替え「CVLさん59」を送って来ました。当局も「XXKさん59」を送って交信成立です。TransponderがOFFになる時間を挟んでの交信という形でした。ループはSSBの場合で★+1.710kHzでした。
◆ ↑ アメリカのN3CRT Charles R Reicheさんは、2秒間ON、5秒後に再びONになるとしています。
◆ ↑ この衛星の主任管制官、中国のBA1DU Alan Kungさんは「状況を分析して故障の原因を究明する」としています。今、正常でない状態なので「故障」と判断しているようです。
【CAS-6経過】
① 2019年12月20日 FLORIPASAT-1と共に打ち上げられる
② 2019年12月、行方不明説流れる
③ 2020年1月6日 アンテナが展開されていないとの情報
④ アンテナを展開する時のトルクで衛星の軌道が変わってしまう惧れから慎重に対応
⑤ 当初2020年3月の上旬頃までにはアンテナの展開を試みることになっていた
⑥ 2020年1月20日(土)日本時間午前5時頃のパスでKC4LE局がTransponderのONを確認(アンテナの展開作業が成功した結果とみる)
【XW-2Dと同じ症状】 ↑ 上記「CAS-6」と「XW-2D」は、同じような症状を見せていることになります。中国で開発されたCubeSatがいみじくも同じ症状を見せているということは、設計上の問題があるのかも知れません。
【今日の交信】
【SO-50】16:15 V/U ■交信(FM:Tone67.0Hz)JE0KBP JA6PL JA2NLT
【CAS-4B】17:55 U/V Linear ■交信(SSB)JA7TTU ★−1,120Hz(SSB)