●本日午前7時快晴7.7℃ 暖かくなる予報
【KITSUNE】ゆうべ、23:32からのパスでCW Beaconを確認しましたが、10分間のパス中、1回しか聞こえませんでした。気づいてから録音開始したので、最初の方切れてしまっています。
◆ 6UnitのCube Sat 内蔵バッテリーは満充電の状態で「打ち上げ者」に引き渡すのだと思いますが、渡してから昨日のようにISSからの放出まで、どれくらいの期間でしょうか。3か月以上だと思われます。その間にバッテリーの自然放電があるとしたら、かなり厳しい。ISSからの放出衛星の成功率が低いのは多聞にバッテリーの問題があると思っています。いずれにしても「狐」は生きていて良かったです。
【AO-27物語①】『使えるのに使えない衛星』AO-27は完全スケジュール運用で、管制局が中継器のON/OFFの時間を決めています。1回のオービットで2回しかONになりません。1回目が3分30秒間(公表は4分となっているが、実際は3分30秒間)2回目が20秒間のTelemetry を送出した後4分間です。そのONにする起点は、AO-27が昇交点を通過した時となっていて、それから何分後にONというスケジュールです。最初の内は日本上空の丁度良い時間にONになるタイミングになっていましたが、それが段々ずれて来て、最近ではLOSになって他国の上空へ行ってからONになるようになってしまいました。JE1CVLはなぜこのようにずれたか、考察出来ていません。
【AO-27物語②】この衛星は1993年9月26日に打ち上げられていますから、今年2022年の9月が来ると29年経過となります。復活する前、当局がこの衛星を使って最後に交信したのは2012年7月15日でしたが、それから約8年経過した2020年5月28日に復活後の最初のQSOをJA0CAW局としています。この衛星が停波したのは2012年10月5日となっていますが、当局の月別衛星概況によれば「強制停波」という表現になっています。そのままにしておくと壊れてしまう惧れがあるので、管制局がコマンドを送って強制的に中継器をOFFにしたと記憶しています。そのころすでにBlogは書いていましたが、停波前後のAO-27の様子は他の衛星を追うのに夢中で記述してありませんでした。AO-27は、途中から内蔵バッテリーの故障で「日照時にしか使えない衛星」となってしまっていたのですが、Illuminationで見ると現在全日照です。その後も日照率は良いようです。
◆ AO-27復活時の様子 ↓
☆☆☆ 2020年5月の月別衛星概況 再掲 ☆☆☆
【2020年の月別衛星概況】 5月
5/1~10 FO-29 GW中、毎日スケジュール運用Tnx.
5/3 RS-44で太平洋横断衛星通信成功JA0CAW 7,859㎞
5/6 AO-27復活コマンド有効1分間、北米東海岸のみ
5/10 HuskySat-1 Linear Transponder ONになる
5/19 PSAT-2を使ってSSTV通信の可能性情報
5/21 未明「こうのとり9号機」打ち上げ成功
5/23 AO-27パス毎に運用可能状態として復活
5/25 Launcher One 発射実験成功(B-747)
5/31 Crew Dragon打ち上げ成功 米SpaceX社
5月 HuskySat-1(HO-107)信号止まったまま
5月 Meteor-M N2時々異常発生
5月 PO-101/FO-29スケジュール運用
5月 AO-92毎週水曜日L/Vモード運用 24h
5月 AO-92/AO-91毎パス使える状態
5月 AO-85 Not Heard
5月 AO-95 Telemetry Only
【世相】
5月26日 新型コロナ緊急事態宣言解除
5月末 新型コロナ日本各地で流行2波の兆候
【2020年5月の主な記事】
5/3 衛星DX通信
5/4 気象衛星直接受信の魅力
5/8 AO-27復活
5/19 衛星SSTV通信
5/22 Meteor画像セミナー
5/25 SDR Dongleの発熱と性能
5/28 Meteor-M N2ドップラー考察