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【月からの信号速報】DSLWP-B UHF Test 信号出ました。436.400MHz USB 04:10デコードせず。04:20以降10分毎に05:51まで連続デコード(10回) PCの内蔵時計マイナス7秒 ◆19:53UTCに「3K3HVA KR7UGG DL80」がデコードされました。
【受信画像】
【受信データ & 周波数偏移】
【経過】ご存知のとおり「DSLWP-B」は、中国が打ち上げた宇宙機で月周回軌道を飛行している「月の人工衛星」です。日本時間の昨日29日(土)午前11時半ころ、BG2BHC Weiさんから今週末の「UHF Test」のスケジュールが発表されました。JAで月が出ているのは早朝なので、日本時間30日(日)04:00~06:00のスケジュールで月からの信号を受信することにしました。結果は上記のとおりですが、周波数は「436.400MHz」モードは「USB」信号は「WSJT JT4G」なので、この信号を受信するためのソフト「WSJT-X」を使いました◆当局はリグ「FT-847」受信ですが、周波数はリグのダイアル「436.400MHz」ピタリで受信出来ました。Headphone Outから分岐させてPCの「マイク入力」に入れています。WSJT-Xの画像で分かると思いますがこの音声レベル45dB前後です◆WSJTの「WS」は「Weak Signal」であり微弱信号を受信解読するためのソフトウエアです。EMEにも使えるようになっています。もちろんデータ通信に使う訳ですが、システム的に双方の時間が一致していることが前提です。一致していないとデコードしません◆これは当局の判断ですが、前々回のTestの時あたりから、どうもこの宇宙機の内蔵時計が遅れているのではないかと思ったのです(多くの局の受信状況を判断材料として)そこで今回の受信にあたってはPCの内蔵時計を11秒遅らせて受信を始めました。そうしたら最初に信号が出た04:10の時、信号ははっきり見えているのにデコードしませんでした。そこで次の10分までの間にマイナス7秒にしました。そうしたら04:20以降、連続で10回デコードしました「月の時間が遅れているので、こちらも遅らす」が合っていたと判断しています。
【2018年の月別衛星概況】 9月
9/2 ISS/PSAT/NO-44/FalconSat-3 デジピーター使える
9/9 関東で1200MHz帯レピーター停波要請
9/9 Windows版GNURadioでMeteor-M N2受信出来る
9/15 DeltaロケットによりCP-7始め5機のCubeSat打ち上げ成功
9/15 Meteor-M N2画像現れない信号異常、その後回復
9/20 ISSのBBS新しいCommandになり対応苦慮
9/21 はやぶさ2「リュウグウ」へミネルバロボット投下成功
9/23 未明HTV7(コウノトリ)H-2Aロケットにより打ち上げ成功
9/23 はやぶさ2「リュウグウ」の詳細画像送ってくる
9月 EQUiSat LED発光目視レポート無し
9月 AO-73 終日全日照によりLinear Transponder常時ON
9月 AO-85 AO-91 AO-92通常運用モード
9月 AO-92 毎週日曜日午前から24時間L/Vモード
9月 FO-29 SO-50 良好
9月 FalconSAT-3良好
【天変地異】
9/6 北海道胆振地方でマグニチュード7を超える地震
9/29~30 大型で強い台風24号日本列島縦断
【AO-92】「Fox-1D」08:52 少し遅れて受信開始 ■交信(FM:Tone67.0Hz)JR8LWY ■受信 JM1DVI JA2NLT
【AO-85】「Fox-1A」16:25 ■交信(FM:Tone67.0Hz)JH2AMN ■受信 JS2AAV JK3HFN ←呼ばれて応答しましたが、その返りが確認出来ませんでした。◆Payloads:73