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【AO-92 L/Vモード考察】「Fox-1D」昨日を中心24時間、L/VモードがONになり、前回に続きこのモードが実用になることが確認されました。アップ周波数は1267.350MHzですが、AMSAT-BBによると「8.5kHzから10kHz上に周波数をずらしてアップすると旨く行く」というようなコメントが取り交わされています。当Blogの場合は周波数をずらすことなくアップしてアクセス出来ていますが、これは最大仰角(MEL)の時アクセスしているので、そうなのかも知れません。アップしにくいと思ったら、最大10kHzくらい上にずらして試してみるのも手かもしれません◆これとは別に「Getting Ready for Fox-1D」という運用手引書を見ると「Fox-1D Doppler Shift Correction(Mode L/V)」というぺージがあり、そこには受信固定で最初から最後まで145.880MHzで聞く方法として、アップのLバンドの周波数をAOS時マイナス30kHz、LOS時でプラス30Hz、都合パス中60kHz動かしてアップする方法が示されています。ドップラーシフトの基本は「高い方の周波数を動かす(これはLinear Transpondar の場合に限るということのようです)」ですから理にかなった説明ではありますが、もちろん送信固定でいけない理由はなく、受信の145.880を動かしてアップの1267.350を動かさないで運用する方法もある訳です。当Blogの運用方法、最大仰角狙いのアンテナBeem固定では、アップの中心周波数1267.350MHzでアクセス出来ている現状です◆Correction:補正
【Fox-1シリーズ衛星が目指すもの】これはあくまで推測ですが、AO-51でやっていたことをこのシリーズで実現させることであるかも知れません。FMモード、カメラ、Lバンドアップ実現、飛躍しますが、次のシリーズではSバンドダウン、あるいはBBSを積むなどを模索しているかも知れません。アメリカという国は、そんなことを考えて実現させてしまう国です。