平成徒然草

衛星通信つれづれなるままに…。 JE1CVL Kuge Fumio
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衛星通信記録6月13日(月)

2016-06-13 07:14:35 | アマチュア無線

本日午前7時雨19.8℃ 雨が強く降っています。

【AO-85】「FOX-1A」09:11 ■交信(FM)JA3BLK JA0CAW Tone67.0Hz ◇Decoded:36◇後半、連続ONになり、良好なパスでした。

【Meteor-M N2】10:24 西、仰角21°∠のパス。日本列島雲の下

【TIGRISAT】10:31 途中から受信 RX Packets:22

【AO-85】「FOX-1A」10:52 ■交信(FM)JA4GVA JA6PL JA3FWT Tone67.0Hz Decoded:43

【衛星つれづれなるままに…】「AO-51~FOX-1A~FO-29」
CubeSatよりはるかに大きいMicroSatelliteであった「AO-51」は、アマチュア衛星通信の歴史に残る名機であったと言って良いでしょう。通常はV/UのFM、時にいろいろなモードの運用があり、V/Sモードなど特異なものもありました。往時にこの衛星に親しめたことはとても良い思い出です。2011年11月30日に終焉宣言が出ていますので、あれから5年半が経過したことになります。その後、FMでAO-51と同じように使える衛星を目指したのが「FOX-1」シリーズのCubeSatです。今日(6月13日)とても調子良く、普通にFMを使った衛星通信が出来たことを考えると、後継の目的は十分達しているのではないかと思います。CubeSatで極普通にFM運用が出来るということは、ひと昔前では考えられませんでした。FOX-1シリーズのこれからが楽しみです。
AO-51が存続の危機に見舞われていた頃、「FO-29」もかなり深刻な事態を招いていました。2011年9月30日にBeaconが止まり、そのままの状態がずっと続き、12月21日になってようやくコマンド操作復旧の見込みが立ち、12月24日に6局が交信に成功、12月27日に年末年始の運用計画が管制局より発表されるという経過でした。その後、今日まで特に調子を崩すことなく飛び続け、健在であることは「日本珠玉の衛星」として誇りです。管制局も安泰であるに違いありません。以上のように考えると、衛星への親しみ方は、単なる物(機械)が相手でなく「愛おしみつつ」が理想でしょう。「AO-7」も使える状態の今日この頃であります。
記事中、経過のデータは「月別衛星概況」2011年版から引用したものです。逆に言うと、月別衛星概況のデータがないと、このような記事は書けないということです。

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