●本日午前7時快晴3.1℃
【アンテナが回せない】2階の棟にルーフタワーを乗せ、アンテナを回していますが、今日の日中は回すことが出来ませんでした。「回るのに」「回せない」屋根瓦は波になっているので、並べ終わりの軒下や破風、また入母屋の所などは、隙間が出来るので「漆喰」が詰めてあります。今日は劣化した漆喰を、瓦屋さんが屋根に昇って取り替える作業。朝から夕方まで。作業している側でガラガラ回すわけにも行かず、邪魔にもなるし…衛星通信お休みでした。
【瓦葺】瓦は下から葺いて行きます。野地板の上に防水シートを張り、屋根に平行に瓦桟(かわらざん:瓦棒)を打ちつけます。一番下から横に一列ずつ並べ、釘で止めて行きます。下屋は軒下まで、大屋根は棟まで行ったら終わりです。棟には棟瓦を積み上げます。瓦は波を打っているので、留まりが直線になる所は隙間が出来ます。そこに漆喰を詰めて瓦をしっかりと止めるのです。瓦葺きの場合、屋根の傾斜が重要で、傾斜が緩いと瓦と瓦の間から雨が回り込んで雨漏りの原因となります。10分の3以上の傾斜が必要と言われています。四隅が止めてあるわけではないので、1枚だけ割れても交換することが可能です。日本建築の在来工法で釘を使わない「ほぞ組み」の場合、瓦の重みで柱や梁の組み着きがよくなります。