平成徒然草

衛星通信つれづれなるままに…。 JE1CVL Kuge Fumio
日本一小さな衛星通信情報サイト

衛星通信記録1月12日(火)

2010-01-12 18:24:15 | アマチュア無線

本日午前7時雨-1.0℃ 午後1時頃雪が降っていましたが、その後雨に変わりました。

【SWISSCUBEの観測】昨年9月24日に打ち上げられたスイスのCubeSatです。AX.25プロトコルのHKデータも降ろしているようですが、なぜかJA上空では聞こえて来ません。CWBeaconを受信すると衛星の状態がTelemetryされます。CWで聞こえて来るのは4Framesです。最初にCallsign枠「HB9EG/1」続いてPowerStates枠「1 0 3」次がVoltages枠「2 023 103」最後がPreduced curentとバッテリーの温度を表示する枠「3 000000 42」ですCWはアルファベットで聞こえてきますが、これを略数字に直します。「トツー」は「A」ですが「1」です。以下「トトツー」は「2」「ト」は「5」「ツー」は「0」と言った具合です。CWを聞きながらデコーダーに数字とスペースを入れて行きます「アルファベットを紙に書いて数字に直してから入力…」では全く間に合いませんので、何としても頭の中で変換します入力は枠パターンどおりでないとデコードしません。つまり2枠では「103」と入れてはだめで、スペースをきちんととって「1 0 3」と入れます。(「スペースを入れなくてもデコードする」とのレポートがあります。byJA5BLZ)手入力でなくCWの自動解読を多くの局が試みましたが、今のところソフトの不具合のようで、手入力しか方法がありません手を使いますので、アンテナと周波数追尾は自動が理想です。Beacon周波数は公称値437.505MHzですが、私はドップラー初期値を437.5016にしてUSBで聞いています。CWで聞くと帯域が狭すぎて最後にはどうしてもドップラーでずれて来てしまい聞き取れないからです登録は「SWISSCUBE」Websiteの「Sign up」からします。Softwareから「CW Beacon Decoder」をダウンロードして使います。☆☆☆

  http://swisscube-live.ch/Home/RadioAmateurs

操作画面を再掲

Swiss03oct2009

デコーダーは立ち上げるとSWISSCUBEの管制局サーバーに繋がります。入力したデータはリアルタイムでサーバーにアップロードされます。次の枠が送信されるまでわずかに時間がありますので、その間に前の枠の数字を消して次のCWが聞こえてくるのを待ちます。一つでもデータが送信されるとランキングにCallsignと送信したデータ数(Messages)が載ります。

Swiss12jan2010

先ほど覗いたランキング。まだ、世界で21局しか観測データ(Messages)を送っていませんが、そのうちJAは6局です。JA6PLさんがTop(ほぼ毎日1回は観測データをレポートしているとのこと)Framesはパケットを受信したことを表しますが、JA上空では送出してくれないのでレポートしたくても出来ない状況です。

【CO-58】22:19「XI-Ⅴ」(サイファイブ)7枠の英文①「Lets go to Space every one」②「Love our only Earth .by.Yuya」③「XI-Ⅴ is made in JAPAN」送出文字を地上から送ってコントロールしているとなると面白い。

【HO-68】23:06 FM&Digiモード 東南アジアらしき信号が聞こえていましたが、最大仰角2.9°では、交信は無理でした。☆☆☆

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする