熊本市とハイデルベルク市との青少年交流事業参加者が11月14日(土)「オンライン同窓会」で顔を合わせ、1時間あまり英語で歓談しました。
熊本市国際交流会館をメインにZoomで対面。
まず、自己紹介と交流の思い出や学んだことを各自が報告。続いて最近の生活を自由に語り合い、最後に交流事業についての意見や期待が
述べられました。
谷香織さん親子と熊本市国際交流員アンナ・ザイツさんの
傍らに立つのは取材中の熊本日日新聞(川野千尋)記者。
記事は11月17日朝刊に掲載された
熊本側参加者:臼井萌さん、松永可南子さん、三牧伊織さん(2018-2019年度参加 現在は高校3年生)と谷香織さん(2005-2006年度参加 7歳のお嬢さんを同伴)
木下俊和さん(熊本市国際交流振興事業団 2018-2019年度事業の総務・英語通訳を担当。今回の同窓会の準備、運営、進行を担う。)
ハイデルベルク側参加者:アンナ・シュトルテさんとルカ・シュトルテさん、エニャ シトラ・シュスラーさん、リン クラウディア・ホッホゲシュベンダーさん
(2018-2019年度参加)
シュテフェン・ヴェルナーさん(ハイデルベルク市青少年協議会事務局長 交流事業責任者)
発言内容の例
(思い出や成果) 熊本側
ー 英語が未熟だったのでドイツのパートナーの他いろいろな国の人と英語で交流、ネイティブスピーカーとも話して上達するよう努力した。
ー 他の参加者にも英語がまったくダメだったのにすごくうまくなった人や、ドイツ語が好きになって福岡の大学の独文に進学した人もいる。
ー レンガ造りを見て建築に興味を持つようになった。
ー お城、古い橋などの景色が素晴らしかった。ドイツが好きになり、その後、4回、この子も2回行った。クネーデル、ミルカチョコが恋しい。
ハイデルベルク側
ー ともかく「すごかった」。寿司を始め食事が美味しかった。こちらでは食べられないのが残念。
ー 何かへましたかなと思っても皆さんやさしく接してくれた。
ー 一度きりの体験!
ー ハイデルベルクも暑かったが、熊本の暑さはまた違っていた。人々が親切だった。
(最近の生活)
熊本側の「クリスマス市は開かれるのか?」の質問がきっかけとなり、
ー コロナ禍で開かれない。
ー 熊本でも毎日、数人が感染。旅行、特に海外に行けないのが残念。
ー クリスマスも勉強に励む。大学受験があるので。
ー 僕は高校を卒業して来年大学。クリスマスは楽しむ予定。
ー クリスマスには家族が集まり、クッキーを楽しむのだけどコロナで今年はできるのか心配。
ここで、シュテフェンさんから「日本にもクリスマスのクッキーはあるのか」という質問。
高校生が答えを探していると、木下さんがおせちを説明。
(交流事業への意見、期待するもの)
ルカさん:この素晴らしい事業をもっと多くの人に知らせる必要がある。〈その方法を尋ねられて〉インスタグラムを活用する。
また、派遣期間が短い。2週間はほしい。
イオリさん:見学の時、日本人とドイツ人のグループに分けて(それぞれの言葉で)ガイドの人の案内があった。一緒に行動して英語で説明してもらったほうが
(助け合う部分もあるので)良い。
カオリさん:娘は7歳で、今、お腹にはもう一人いる。この子たちが参加できるよう長く続けてほしい。
これらを受けて、シュテフェン・ヴェルナーさんが次のようにまとめられた。
「2021-2022年度には事業がスタートしておよそ30年になる。やがて、2018-2019年度参加の高校生の子供たちも参加できるだろう。
そのためにも、多くの人に事業を知ってもらうことが大切。インスタグラムの話が出たが、新しい媒体のアイデアや事業への提案があったら
メールでもいいので知らせてほしい。
このプログラム(ライン同窓会)を開いてくれた熊本の皆さんに感謝する。それぞれにつながりを続けることを願っている。
そしてまた、直接お会いできるのを楽しみにしている。」
【参考】
1 熊本市・ハイデルベルク市青少年交流事業は、友好都市調印翌年の1993年に始まり、1年おきに相互に派遣と受け入れを行っている。
熊本市の団員は市内に在住または通学する高校1・2年生と市立ビジネス専門学校の1年生を対象に募集が行われ、ハイデルベルク市はほぼ同年齢のギムナジウム
在校生が参加している。
その目的として、熊本市の平成30(2018)年度の派遣事業概要には、「両市の青少年の相互交流を定期的に実施し、交流プログラムやホームステイ等を
通して、本市の青少年に異文化に対する理解を深めてもらうとともに、広い国際視野を身に付けた青少年の育成を図ることを目的とする。」と記されている。
2 2016年4月の熊本地震後、中断されたが、2018年に再開。それまでハイデルベルク側が先に派遣するサイクルであったのを変更、初めて熊本側が先に派遣した。
2020年も熊本側が8月初旬に派遣する日程で計画されたが、新型コロナの感染拡大に伴い中止。
3 現行、団員15名、派遣期間は往復を含めて10日間程度だが、ハイデルベルク側には「せっかくなので」参加人数の拡大と期間の拡張を要望する声がある。
4 熊本市では教育委員会青少年教育課が事業を所管、自ら実施してきたが、2018年度から熊本市国際交流事業団に事業の実施を委託。
「オンライン同窓会」も同様に委託事業として実施された。
(M.S)
熊本市国際交流会館をメインにZoomで対面。
まず、自己紹介と交流の思い出や学んだことを各自が報告。続いて最近の生活を自由に語り合い、最後に交流事業についての意見や期待が
述べられました。
谷香織さん親子と熊本市国際交流員アンナ・ザイツさんの
傍らに立つのは取材中の熊本日日新聞(川野千尋)記者。
記事は11月17日朝刊に掲載された
熊本側参加者:臼井萌さん、松永可南子さん、三牧伊織さん(2018-2019年度参加 現在は高校3年生)と谷香織さん(2005-2006年度参加 7歳のお嬢さんを同伴)
木下俊和さん(熊本市国際交流振興事業団 2018-2019年度事業の総務・英語通訳を担当。今回の同窓会の準備、運営、進行を担う。)
ハイデルベルク側参加者:アンナ・シュトルテさんとルカ・シュトルテさん、エニャ シトラ・シュスラーさん、リン クラウディア・ホッホゲシュベンダーさん
(2018-2019年度参加)
シュテフェン・ヴェルナーさん(ハイデルベルク市青少年協議会事務局長 交流事業責任者)
発言内容の例
(思い出や成果) 熊本側
ー 英語が未熟だったのでドイツのパートナーの他いろいろな国の人と英語で交流、ネイティブスピーカーとも話して上達するよう努力した。
ー 他の参加者にも英語がまったくダメだったのにすごくうまくなった人や、ドイツ語が好きになって福岡の大学の独文に進学した人もいる。
ー レンガ造りを見て建築に興味を持つようになった。
ー お城、古い橋などの景色が素晴らしかった。ドイツが好きになり、その後、4回、この子も2回行った。クネーデル、ミルカチョコが恋しい。
ハイデルベルク側
ー ともかく「すごかった」。寿司を始め食事が美味しかった。こちらでは食べられないのが残念。
ー 何かへましたかなと思っても皆さんやさしく接してくれた。
ー 一度きりの体験!
ー ハイデルベルクも暑かったが、熊本の暑さはまた違っていた。人々が親切だった。
(最近の生活)
熊本側の「クリスマス市は開かれるのか?」の質問がきっかけとなり、
ー コロナ禍で開かれない。
ー 熊本でも毎日、数人が感染。旅行、特に海外に行けないのが残念。
ー クリスマスも勉強に励む。大学受験があるので。
ー 僕は高校を卒業して来年大学。クリスマスは楽しむ予定。
ー クリスマスには家族が集まり、クッキーを楽しむのだけどコロナで今年はできるのか心配。
ここで、シュテフェンさんから「日本にもクリスマスのクッキーはあるのか」という質問。
高校生が答えを探していると、木下さんがおせちを説明。
(交流事業への意見、期待するもの)
ルカさん:この素晴らしい事業をもっと多くの人に知らせる必要がある。〈その方法を尋ねられて〉インスタグラムを活用する。
また、派遣期間が短い。2週間はほしい。
イオリさん:見学の時、日本人とドイツ人のグループに分けて(それぞれの言葉で)ガイドの人の案内があった。一緒に行動して英語で説明してもらったほうが
(助け合う部分もあるので)良い。
カオリさん:娘は7歳で、今、お腹にはもう一人いる。この子たちが参加できるよう長く続けてほしい。
これらを受けて、シュテフェン・ヴェルナーさんが次のようにまとめられた。
「2021-2022年度には事業がスタートしておよそ30年になる。やがて、2018-2019年度参加の高校生の子供たちも参加できるだろう。
そのためにも、多くの人に事業を知ってもらうことが大切。インスタグラムの話が出たが、新しい媒体のアイデアや事業への提案があったら
メールでもいいので知らせてほしい。
このプログラム(ライン同窓会)を開いてくれた熊本の皆さんに感謝する。それぞれにつながりを続けることを願っている。
そしてまた、直接お会いできるのを楽しみにしている。」
【参考】
1 熊本市・ハイデルベルク市青少年交流事業は、友好都市調印翌年の1993年に始まり、1年おきに相互に派遣と受け入れを行っている。
熊本市の団員は市内に在住または通学する高校1・2年生と市立ビジネス専門学校の1年生を対象に募集が行われ、ハイデルベルク市はほぼ同年齢のギムナジウム
在校生が参加している。
その目的として、熊本市の平成30(2018)年度の派遣事業概要には、「両市の青少年の相互交流を定期的に実施し、交流プログラムやホームステイ等を
通して、本市の青少年に異文化に対する理解を深めてもらうとともに、広い国際視野を身に付けた青少年の育成を図ることを目的とする。」と記されている。
2 2016年4月の熊本地震後、中断されたが、2018年に再開。それまでハイデルベルク側が先に派遣するサイクルであったのを変更、初めて熊本側が先に派遣した。
2020年も熊本側が8月初旬に派遣する日程で計画されたが、新型コロナの感染拡大に伴い中止。
3 現行、団員15名、派遣期間は往復を含めて10日間程度だが、ハイデルベルク側には「せっかくなので」参加人数の拡大と期間の拡張を要望する声がある。
4 熊本市では教育委員会青少年教育課が事業を所管、自ら実施してきたが、2018年度から熊本市国際交流事業団に事業の実施を委託。
「オンライン同窓会」も同様に委託事業として実施された。
(M.S)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます