熊本日独協会/熊本・ハイデルベルク友の会

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熊本の高校生ドイツへ ー その2

2015-10-30 14:38:01 | インポート
今回は、熊本県立濟々黌高等学校の2年生33名がドイツを訪れた経緯を綴ります。

平成26年3月28日、文科省は、「将来、国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成を図るため平成26年度から開始するSGH《スーパーグローバルハイスクール》(期間5年間)」に全国246校の申請の中から56校を指定。
九州では、大分県立上野丘高等学校、宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校とともに濟々黌が選ばれた。
同校では、「持続可能性を確保する開発と地球環境保全のあり方」を課題研究テーマとする。
そして、先進事例に学ぶためドイツ訪問を計画、同年夏ごろから準備に取り掛かった。
目的地の候補の一つに選ばれたのはフライブルクで同市には名高い環境コーディネーターの前田氏がいらっしゃるのでお任せできる。
ところで、濟々黌同窓会の当時の会長は26年夏の例会に講師としてお招きした熊本県サッカー協会会長の井薫氏(※本年度から熊本日独協会の野口敏夫監事が同窓会会長)で、同校の副校長や担当教諭に本協会を紹介される。「ここは、是非とも友好都市ハイデルベルクを訪問していただきたい」とお勧めする。
二人の先生は本年1月、視察でハイデルベルクに赴き、ブンゼンギムナジウムを訪問。熊本に馴染みの深いゲルハルト・シェーファー氏にも会われる。
また、同時期に熊本に滞在中の熊本友の会ホーボルト会長ご夫妻が濟々黌を見学される。(関連記事:2014・12・26「縁がつながり忘年会」) 
こうしてSGH濟々黌のハイデルベルク訪問がスケジュールに組み込まれ、具体的なプログラム作成が熊本市とハイデルベルク市の国際関係部署の協力を得ながら進められる。できあがった「ドイツ環境スタディ」の日程は7日間。

10月25日早朝、熊本発。同日夕、ハイデルベルク着。26日、終日、ハイデルベルク。
27日、午前、市長表敬後、フライブルクへ。28日、終日、フライブルク。
29日、昼、フランクフルトへ。30日、午前中、市内視察。夕方の便で帰国の途に。
31日、夕方、熊本着。

忙しくて、折角ハイデルベルクに行きながら、学問の精神を表象する旧大学の大講堂の見学や観光名所の古い橋からの眺めをゆっくり楽しむ時間もとれない。
ホーボルト会長も訪問団のために何かできないか苦心されるが、日程の隙間が見つからなかった。

今日は、すでに30日。日本時間で深夜の1時55分、一行はフランクフルト空港を飛び立つ。
みんな元気でいるだろうか。(M.S.) 

SGHについては文科省の、また、濟々黌の取り組みについては、同校のホームページをご覧ください。
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