熊本市国際交流員マリア・ヴォーニッヒさんによるドイツカフェ。
13回目となる9月26日(木)のテーマは「ドイツの城 歴史と伝説」
Burgen in Deutschland (ブルゲン イン ドイッチュラント) Geschichte und Legenden (ゲシヒテ オゥントゥ レゲンデン)
まずは、お城の種類、役割や構造、ドイツと日本の城の比較、 お城での日常生活や娯楽などの学習の時間。 「Burg ブルグ」と「Schloss シュロス」の違いにも触れ、 シュロスの方が新しい時代のものとの説明がありました。 シンデレラ城のモデルとも言われ、日本でも人気のノイシュバンシュタイン城。 ドイツ語では「Scholoss Neuschwanstein」とシュロスがつきます。 したがって、ブルゲンが対象の今回はあえて取り上げられませんでした。
※ Burgen (ブルゲン)は Burg (ブルグ) の複数形
ところで皆さんはドイツのお城と聞いて何を思い浮かべられるでしょうか。 100年の眠りについたお姫様。あるいは霧に浮かぶお城の尖がり屋根。 幼いころのマリアさんも同じで、お城のオモチャや中世のコスチュームで遊び、 ご両親の昔話に夢中になったそうです。
一昨日のカフェでは、私たちも思いがけない体験が得られました。 30分ほどのいわゆる「講義」の後、ドイツの Burgen の伝説を スライドを見せながら日本語で朗読してくれたのです。 まるで幼稚園で先生の紙芝居に笑ったり怖くて泣いたりした時間に タイムスリップしたようでした。 きちんとメモすることも撮影することも忘れ聞き入りました。 昨日の投稿に掲載した「ホーエンツォレルン城の白衣の女」の画像が かろうじて写した1枚です。
マリアさんが語ってくれたのは、その他に3つの伝説。 Die Burg Eltz (エルツ城)の「甲冑の王女アグネス」 Die Burg Oybin(オイビン城)の「乙女の跳躍」と「貯水槽の中の財宝」
4つの伝説は、残酷、勇敢、幸運、欲張りがもたらす恐怖と異なる題材で、 マリア・ヴォーニッヒさんの熱心な語り口にも違いが出ていました。
さて、来月のドイツカフェは10月の最終木曜日、31日。 テーマは「ベルリンの散歩」 しかも「生粋のベルリン人が案内する!」のうたい文句が付きます。 きっとネットやガイドブックよりもディープなベルリンに出会えることでしょう‼
(M.S.)
ドイツカフェの問い合わせ先 熊本市国際交流振興事業団
Koza@kumamoto-if.or.jp 096-359-2121