雨中の兵士 a soldier in the rain

日本、いや世界レベルでも、トップクラスの立ち飲み街。

雨が降っていても、飲み客はおかまいなしだ。

その一つに、大阪の京橋がある。

”きょうばしは、ええとこだっせ。～”　それはもおええ。

今日のボクシングジムでの練習は精神的にも苦しかった。

私はランニングにショートパンツだが、

上下、ボクシング用の汗をかくための、

スーツに身をまとった人がサンドバッグを、

素晴らしいスピードで、打っている。

その左ジャブの威力には驚かされた。

目が釘付けになった。

世の中には、まだまだ凄い人がいっぱいいる。

また、かなり若い二人がスパーリングをやっていて、

顔面に強烈なパンチがボンボン当たっている。

真剣勝負だ。

何で、そこまでして、戦うのか。

何で私もそこまで行こうとしているのか。

男は誰もみな、無口な兵士なのか。

その戦いを横で見ていると、

少し怖くなってきた。

夢中でやってきて、だんだん、

本質が分かってくると、怖く、そして苦しくなってきた。

今ひとつだけ言える事は、

ここまで来たからには、やるしかない。

それが、生きてる証。

野生の証明だ。