昨日は吉川酒店、今日は中井酒店に、挨拶のために行った。
この中井酒店は、以前にも書いたとおり、A2昇格間近の店だ。
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入るなり、ママが「おビールですか?」と。
例によって、「瓶ビールください。」というと、
クラシックラガーがすっと出てくる。
私の好みを覚えていてくれる。
大半のお客さんはアサヒスーパードライを飲んでいるのに。
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ラガーを飲み干し、地酒を飲んでいると、近くで飲んでいた人が、
「芋焼酎の小鶴ありますか?」と尋ねた。
「あると思う。」とママ、酒屋さんなので、売り場へ探しに行った。
「あったけど、41度の超高級もんや。」と、持ってきたのは、4合瓶で、箱入りだった。
「それもらいます。ロックで。」と頼んでいた。
そらそおやろ。絶対ロックや。私もそんなん水で割りたくない。
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一杯口をつけたそのお客さん、「うーん、口のなかでパーと広がるわ。」と。
そらそおやろ。私も想像つくわ。
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私の右隣で飲んでいた常連のお客さん、それを聞いて、
「ちょっと、臭いだけ嗅がせてくれへん?」と言ったら、
ママが、「あんた、何せこいことゆうてんのん。」
「一本開けたらええやん。」と。
続けて、「あんた、今から桃谷のスナックへ行って、高いウイスキー飲むねんやろ。うちは酒屋やから原価みたいなもんやで。」と。
その通り、せやから私も酒屋に飲みにきている。
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そんな立ち飲みの面々の人たちと、ママとの会話を聞きながら飲む酒は最高だ。
たまには、その中にジャッキーも入ることがある。
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職場から離れ、また別の世界での存在。
私はそれが、生きている証。
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ただ酒が大好きだという、同じ価値観を持ったもんの集まり。
いろいろ聞いていると、その価値観以外では、ちょっと危ない人もいる。
でもこの場では、そんなん関係ない。
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かなり、いい気分になってから、オアイソウをしてもらい、ママさんに来年もよろしくと、挨拶をしていると、他のお客さんから、「よいお年を!」と、大きい声で言われた。
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私も皆さんに、大きな声で年末の挨拶をし、店を出た。
店を出ると、何とも言えないいい臭いがした。
この同じような臭いを感じることができるのは、地元の川崎酒店、徳永酒店、合気道道場近くの北浦酒店と、限られている。
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年末の挨拶を次から次へと済まし、新年を迎える。
明日は、京橋、
ほんまに、年末は忙しいなあ。