JACKIE

Beautiful Things in My Life

ジャッキー対デラ・ホーヤ unforgettable dream match

2008-12-07 | スポーツ

何ヶ月も前から楽しみにしていた、ボクシングの世紀の一戦がアメリカであった。

前人未到の6階級を制した、ボクシング界のカリスマ、オスカー・デラ・ホーヤと、4階級制覇のフィリピン、いやアジアの英雄マニー・パッキャオの対戦だ。

昨日の夜もWOWOWで、特集番組をやっていて、その二人の練習風景の入ったビデオを見ていて、そのスピード、力強さに圧倒させられた。私とは、ちょっと違う。

それでも、ジャッキーすぐその気になる。シャドーボクシングなど、真似までしてしまう始末だった。

番組は11時スタートなので、それに合わせて、短めのジョギングを終え、シャワーの後、ビール2缶を用意して、テレビの前に座った。

前座や解説なので、結局始まったのは、1時頃になった。

デラホーヤが2対1の割合で、有利と予想されていたが、1ラウンドから、ずうっとパッキャオのペースで、そのスピードについていけなかった。

パッキャオの得意の左ストレートが、どんどん決まる。身長が10センチも低いパッキャオが、中へ入ってパンチをおもしろいように当てる。

結局、8ラウンド終了後、デラホーヤのセコンドが、試合続行不可能と判断し、9ラウンドは戦わず、TKO負けとなった。

信じられない事が起こった。あのデラホーヤが、一方的に打たれるなんて、未だかつて一度も見たことがなかった。

テレビの解説者も全員、ボクシングは何が起こるかわからない。と唖然としていた。

バルセロナオリンピックで金メダル取って、アマチュア時代から世界の頂点に立ち、プロに転向後も6階級の王座についたヒーローにも、こんな日がやってくる。

終わってからのインタビューで、「これで引退も考えますか?」と聞かれて、

「気持ち(ハート)は、まだまだ戦いたいと言っているが、肉体的なものがどうかわからない。」

と語っていた。

ひょっとしたら、これが最後になるかもしれへんなあと感じた。

デラホーヤは、プロモーターとしても敏腕で、稼ぎは相当あるやろし、今までのファイトマネーを考えても、資産は何十億もあると思うけど、彼は戦う。

私は、お金もないのに、月謝を払ってボクシングジムへ通う。

デラホーヤがボクシング止めても、私は止めへんぞお。