沖縄・台湾友の会

《台湾に興味のある方》《台湾を愛する方》《不治の病・台湾病を患ってしまった方》皆んなで色々語り合いたいものです。

「台湾の声」林建良著、藤井厳喜監修『李登輝の箴言』発刊のご案内

2023-10-07 14:39:17 | 日記
林建良著、藤井厳喜監修『李登輝の箴言』発刊のご案内

本メルマガ「台湾の声」編集長で台湾独立建国聯盟日本本部委員長の林建良著『李登輝の箴言 未来の日本人へ』がダイレクト出版より発刊されました。

監修と表紙、各章扉の絵を、林建良と共に台湾ボイスを発信している国際政治学者の藤井厳喜氏が手掛けています。

16頁にわたる巻頭カラーページのほか、本文には李登輝の激動の政治人生を辿る貴重な写真をふんだんに載せています。

ぜひご一読いただければ幸いです。

林建良著、藤井厳喜監修
『李登輝の箴言 未来の日本人へ』
2023年9月13日 ダイレクト出版刊
定価4980円(税込み5478円)

※現在、書店販売をしておりません。下記URLよりお求めください。
http://taiwannokoe.com/ml/lists/lt.php?tid=hBfd6QtRvxmUJfo+u+cczM3134SaHPI3gAn8pJ0uAZ+toPZ0nJUZa674vTtHYffk


目次より

『李登輝の箴言』解説 藤井厳喜

李登輝: 理想の政治家像を体現した男 
李登輝は生きている 
本書の著者、林建良について 
七つの箴言から何を学ぶか 

プロローグ 李登輝精神とは何か

世界中が悼んだ97歳の元政治家の死 
李登輝が尊敬される所以 李登輝精神 
飽くなき好奇心と実践の哲学 

第1 章 誠実自然

誠実自然 李登輝が好んだ言葉 
日本精神とは武士道精神と大和魂 
誠実自然で乗り越えた困難 突然の総統就任と国会改革 
誠実自然こそ自分の名誉を守る
日本人が台湾人に残した宝物
中国が李登輝を憎む本当の理由 
ブロックされた中国人監督アカデミー賞受賞の快挙 
中国の嘘の文化vs日本の誠の文化 
権力は国民からの借り物 自然体を貫いた政治家人生 
大きな自然と調和する 李登輝が触れた日本人の美 

第2 章 カネで解決できることは全て小事

悩み多き若者たちへ 李登輝が伝えたいこと 
その悩みは大事か小事か 判断基準は二つ 
カネの奴隷になるな カネを働かせなさい 
李登輝のカネの使い方その一 特権階級「万年議員」を解散させる 
李登輝のカネの使い方その二 野党・民進党の困窮を救う 
大騒ぎになった李登輝「機密費」の中身とは? 
台米日連携のための明徳専案 
カネや権力よりも本当に大事なもの 

第3 章 安易にカードを切るな

一枝草一点露 一滴の露で生きながらえてきた台湾人 
運命を変えた二つの事件その一 ニューヨークの蔣経国暗殺未遂事件 
連行、救出、そして政府への抜擢
運命を変えた二つの事件その二 アメリカを激怒させた江南暗殺事件 
黒幕は蔣経国の次男 
蔣経国が蔣一族独裁の終わりを宣言、そして戒厳令解除 
政治の世界へ 二つの暗殺(未遂)事件 
非力な李登輝が取った秘策 蔣経国との会話メモノート 
李登輝を守った二つのカード 蔣経国と李登輝情結
李登輝が掲げた蔣経国路線と激しい内部闘争の幕開け 
三つの座右の銘と四つのビジョン 
守旧派を中枢から排除 
健全な野党育成、国際社会へのアピールを武器に 
「台湾からきた総統」 
初めての総統選挙 阻止にうごめく反対派 
主流派vs非主流派 2月政争の火蓋が切られた 
門前払いを食らった総統 
総統就任と果たした学生との約束 民主化へ始動する 
李登輝が持つ5枚のカード 
カードを切るタイミング 

第4 章 敵を使える知恵と器量を

敵がいるのは悪いことなのか? 
ファイト・オア・フライトの鉄則 
李登輝が凌いだ総統就任直後の暗殺危機 
四方は敵だらけ 唯一の味方は台湾民衆のシンパシー 
「我は再起す」 88歳の宋美齢が仕掛けた権力奪還抗争 
内部分裂 宋美齢に対抗した蔣経国の側近、李煥 
決戦の時 党代理主席を決定する中央常務委員会開催 
若手の反発をバックに宋美齢と対抗 
権力掌握に動き出す李煥の野望 
行政院長の兪国華、愛人問題で失脚
二つの理由で李煥を行政院長に任命
副総統候補は誰に? 非主流派を敵に回した李登輝の決断 
第一の李郝連合(李煥・郝柏村) 犬猿の仲の2人、李登輝潰しで共闘 
第二の李郝連合(李登輝・郝柏村) 郝柏村の力を借りて李煥を倒す 
怒号噴出の仰天人事 軍のボス・郝柏村を行政院長に起用 
「中国との二重承認を歓迎する」 ニューヨーク・タイムズに踊った意見広告
郝柏村排除に次々と繰り出される手 
広まった軍事クーデター画策の噂 郝柏村、ついに失脚する 
敵を使う知恵と器量を持て 敵であることを忘れてはいけない 
敵の使い方の失敗例 頓珍漢な陳水扁の唐飛登用 

第5 章 トラブルメーカーになることも必要

明治維新の志士も赤ちゃんもトラブルメーカー 
戦略変更 立派なトラブルメーカーを目指す 
台湾の存在を世界に示そう 
降機拒否 パジャマ姿で米国の代表と会う 
アメリカのメディアも国会もクリントン政権を批判 
民意の圧力に負けたクリントン政権 
母校コーネル大学で講演 
民之所欲、常在我心(民の欲するところ、常に我が心にあり) 
総統直接選挙と台湾海峡ミサイル危機 
二国論の発表とクリントンの三つのノー 
李登輝の「独立宣言」 One China not including Taiwan 
中国の武力恫喝 二国論撤回を迫るアメリカ 
危機一髪で防いだ統一協定の罠 
アメリカの戦略的曖昧さを批判する 
トラブルメーカーの心得 冷静に計画的に 

第6 章 信仰心を持つことはリーダーの最重要条件

哲人政治家・李登輝 
リーダーとは何か 
リーダーと信仰心 ノブレス・オブリージュ 
神に頼る李登輝 
一人の人間として 

第7 章 私は私でない私 李登輝哲学の集大成

我是不是我的我 常に変化しつづけた李登輝 
李登輝の哲学観を形成した台日中米欧の文化 
夜遅くまで読書、アポが取れるのは午後以降 
我是不是我的我(私は私でない私)
の意味その一 超越
独立派を激怒させた国家統一委員会設置の真意
我是不是我的我(私は私でない私)
の意味その二 無私
諸法偕空、自由自在

エピローグ 人類共同の財産、李登輝哲学を後世に伝えたい



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台湾の声

中国に侵略の大義与えかねず ━━ 仲新城誠

2023-10-07 14:36:02 | 日記
わたなべ りやうじらう のメイル・マガジン
                 頂門の一針 6638号 

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 中国に侵略の大義与えかねず 
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仲新城誠


沖縄が危ない
ピントずれまくり デニー知事の国連演説 

沖縄県の玉城デニー知事は18日、スイス・ジュネーブで開かれた国連人権理事会で演説し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設反対を訴えた。だが、知事として国連に出席するのであれば、日本国内の問題である辺野古移設ではなく、中国が沖縄の一部である尖閣諸島を侵奪しようとしている事実を世界に告発すべきだ。

沖縄県知事が国連人権理事会で演説するのは2015年の翁長雄志前知事以来である。翁長氏は当時、「沖縄の人々の自己決定権がないがしろにされている」「自由、平等、人権、民主主義を守れない国が、どうして世界の国々と価値観を共有できるでしょうか」と述べた。国際社会で、公然と日本の民主主義を貶めたのだ。

国連人権理事会で、沖縄の基地反対派に反論する活動に携わったことがある農業の依田啓示さん(49)=沖縄県東村=は、「中国が沖縄に介入する誘い水になりかねない。ロシアも『ウクライナのロシア系住民を守る』という口実でウクライナに侵略した」と懸念する。

将来、中国が知事演説を奇貨として、「米軍基地の被害に苦しむ琉球の人民を救う」と称し、沖縄を日本から分離独立させる動きを本格化させるかもしれない。世界がそれを本気で信じるかどうかは問題ではない。中国にとって大義名分が立つことが重要なのだ。

尖閣問題の本質とは何か。

独裁国家(中国)が、民主主義国家(日本)に侵略を仕掛けているという由々しき事実だ。本来、これこそ沖縄が国際社会に発信し、世界的視野で問題提起すべきテーマである。

当事者の沖縄県知事でありながら尖閣問題をスルーし、中国が喜ぶ米軍基地反対のみ発信する玉城氏の国連演説は、ピントがずれまくっている。


日本は国連との関わり方を見直せ
翁長氏が国連で演説した当時、私は会場で直接取材した。翁長氏の背後で基地反対派や、国連で活動する極左団体が暗躍している状況を目撃した。沖縄県という行政組織が、特定のイデオロギー団体と結託することの妥当性に疑問を感じた。今回の演説も、そうした団体が裏で糸を引いているのかもしれない。

国連そのものも、第2次大戦の戦勝国が幅を利かす旧態依然とした組織だった。国連施設内では世界の諸問題を啓発する展示が行われていたが、案内人からは、中国の人権問題を批判するのはタブーだと説明を受けた。

ウクライナ侵略でも国連はまるで無力だが、慰安婦問題や、今回のような米軍基地問題で日本を誹謗中傷する場としては、効果的に「活用」されているようだ。

日本人には国連信仰がいまだに根強いと言われる。だが、玉城知事の演説を機に、日本は国連との関わり方を改めて見直すべきかもしれない。          


RKJ(ロバート・ケネディ・ジュニア)が「リバタリアン党」からの出馬も検討   民主党内で直近の内部調査は3分の一がRKJを支持しているとか

2023-10-07 14:34:37 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023)9月28日(木曜日)
        通巻第7927号 <前日発行>
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 RKJ(ロバート・ケネディ・ジュニア)が「リバタリアン党」からの出馬も検討
  民主党内で直近の内部調査は3分の一がRKJを支持しているとか
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 リバタリアン党は「小さな政府党」とでも意訳すべきか。
 徹底して政府の介入を嫌い、個人の自由で生きていくのが正しいとする政治原則は、ややもすれば無政府主義に近似する。党のシンボルは「自由の女神」だ。リバタリアン党は、中国語では「自由意志党」と翻訳されている。

正式な成立は1971年だが、思想的源流はゴールドウォーターとされ、現上院議員のロン・ポールも嘗ては所属したことがある。
連邦議会下院で共和党からリバタリアン党に移籍した議員がでて、一議席占めたこともある。

 リバタリアン党は徴兵反対、政府の個人生活への介入反対。そもそも徴税に反対。必然的にコロナワクチン強制に反対。例外的に環境問題には五月蠅い。
政党としては全国組織をもち、2026年大統領選挙ではゲーリー・ジョンソンが出馬して3・28%を獲得した。
 現在の党首は政治論の著作もあるアンジェル・マクガドール(女性、40歳)。

 さてRKJはマウガドール党首とも議論を重ねており、条件は『リバタリアン党員』となること、リバタリアンの大統領候補決定の党大会は2024年5月26日であり、そのためには民主党予備選が始まる前に入党手続きを取っておく必要があることなど、前提条件に関する提示があったという。
 RJKとリバタリアン党は環境保護問題をのぞいて殆どの政治的信条は同じであり、予備選の流れ次第では第三政党からの出馬もあり得る状況になった。

鍛冶俊樹の軍事ジャーナル (2023年9月27日号) *三島の子どもたち

2023-10-07 14:33:14 | 日記
鍛冶俊樹の軍事ジャーナル
(2023年9月27日号)
*三島の子どもたち
 日比野啓(ひびのけい)著の「三島の子どもたち」を読んだ。副題に「三島由紀夫の「革命」と日本の戦後演劇」とあるように、三島由紀夫を縦軸にした日本の戦後演劇史である。三島は自ら「小説家」と自称していたが、演劇家としても有能で50篇以上の戯曲は、日本のシェイクスピアと言ってもいいほどの力量を示している。
 本書は、三島が戦後演劇に残した足跡を辿り、つかこうへいや野田秀樹などが間接的にではあるが、三島演劇の影響を受けていたことを立証している。
 三島文学を論ずる評論は多いが、そのほとんどが小説を中心にしており、演劇・戯曲を中心に論じたものはあまり見当たらない。その意味でも貴重な一書と言えよう。

 三島の最後の戯曲は「椿説弓張月(ちんせつゆみはりづき)である。江戸時代の作家、滝沢馬琴の原作を歌舞伎の脚本に仕立てた作品だが、自決のちょうど1年前に国立劇場で上演された。
 これに出演したのが先日亡くなった市川猿翁である。当時三代目市川猿之助として出演し2002年の再演では主役を演じている。その猿翁が演出家の蜷川幸雄に「三島由紀夫さんは、歌舞伎のことを本当にはご存知なかったから、おかしいことや滑稽なことが多かったですよ」と語ったという。日比野は、これに反論する形で、戦後演劇の流れを再構成している。
 暑い夏もようやく終わり、間もなく読書の秋、芸術の秋がやってくる。秋の夜長の枕辺にお勧めの一書である。


『蘋果日報』創始者・黎智英の不当勾留から1000日を迎えた。    ノーベル平和賞にも擬せられる言論の自由の象徴

2023-10-07 14:31:40 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023)9月27日(水曜日)弐
         通巻第7926号 
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『蘋果日報』創始者・黎智英の不当勾留から1000日を迎えた。
   ノーベル平和賞にも擬せられる言論の自由の象徴
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香港の「言論の自由」を嘗て代表した『蘋果日報』が廃刊に追い込まれ、創始者、黎智英(ジミー・ライ)が服役してから9月26日にちょうど1000日目を迎えた。北京が一方的に制定した事後法「国家安全維持法」に違反し、外国勢力と共謀したなどという容疑がでっち上げられ長期の裁判となっていた。

 中国共産党傀儡の「香港政庁」による不当拘留とでたらめな裁判に対して釈放をもとめる国際的な連携がふかまり、一部にはノーベル平和賞を推挙する動きもある。
 アムネスティ・インターナショナル、市民参加促進機構、香港自由委員会財団、ジャーナリスト保護委員会、PEN UK、フリーダム・ハウスなどが黎智英釈放の署名運動を展開している。

だが、日本ペンは傍観を決め込んでいる。嘗て川端康成らが会長を務めて、文化力を世界に発信できた時代とは異なり、韓国問題などで三島由紀夫、村松剛、藤島泰輔、黛敏郎らが一斉に退会したあと、いつしか政治的に左路線は走り出してセクト化していた(浅田次郎、吉岡忍から現在は桐野夏生が会長)

当初、ジミー・ライは無許可集会事件と蘋果日報建物賃貸借事件で香港裁判所から懲役7年5か月の判決を受け、さらに服役中に国家安全維持法関連の訴訟も起こされた。
ジミー・ライは英国国籍を持っているため、英国政府は抗議し、英国議会でも論議を呼んでいる。

 クリス・パッテン元香港総督は、ジミー・ライ不当拘束は「恥ずべきこと」であり、英国政府は真剣に扱うべきだと指摘した。
「非常に重要だ。彼は香港と中国の歴史的人物であるだけでなく、国際的にも象徴的な重要性を持っている。米国も彼が代表する自由や民主主義などの価値観を守ろうとしている」と述べた。
パッテンは香港返還までの総督で、一時英国政界では首相候補だった。英国外務省は議会に「香港半期報告書」を提出し、黎智英事件を特記した。