沖縄・台湾友の会

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「キエフの風土病的な汚職を勘案すれば、ハマスへの武器の密輸は可能」    プーチン大統領がキルギスの「独立国家共同体(CIS)首脳会議」で発言。

2023-10-15 19:16:09 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023)10月16日(月曜日)
        通巻第7959号 <前日発行>
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「キエフの風土病的な汚職を勘案すれば、ハマスへの武器の密輸は可能」
   プーチン大統領がキルギスの「独立国家共同体(CIS)首脳会議」で発言。
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 10月13日、プーチン大統領はキルギスの首都ビシュケクで開催された「独立国家共同体(CIS)首脳会議」に出席した。
プーチンはジャパロフ大統領との会談で、キルギスにとって重要な貿易相手国であり、最大の投資国であるロシアの重要性を強調、両国の協力関係をさらに発展させると述べたあと、記者会見に応じて、次の発言をした。

 「米国のメディアは悪い。イスラエルを奇襲したハマスがウクライナ製兵器を保有していることは、キエフの風土病的な汚職を勘案すれば、武器の密輸は可能である。西側諸国の支援者によってウクライナに供与された武器の一部がハマス過激派の手に渡った可能性は、おそらく意図的な引き渡しというよりも汚職と関係がある。ウクライナから武器の搬入があったとは疑わしいが、ウクライナから武器の漏洩があったことは疑いない」とした。

「私たちはウクライナの汚職レベルが非常に高いことを知っている。武器の闇市場は買いたい人が多いときに成立し、ウクライナには売りたい人がたくさんいる」と付け加えた。
またウクライナ人の犯罪組織がアフリカや中東諸国を通じて国際市場で武器を「間違いなく売っている」と指摘した。ロシアのワグネル軍団がアフリカ各地に展開していることから軍事的な情報を掴んでいるのだろう。

 またウクライナ政府自身、汚職体質を自覚しており、捜査機関のSBUと汚職摘発委員会(NABU)の共同捜査でスミー市長を逮捕したほか、85の汚職案件を取り調べ中であるとしている(キエフポスト、9月27日)。

 CIS首脳会議が開かれたキルギスの首都ビシュケクの近郊カントにはロシアの軍事基地があって500人ほどが駐屯し続けている。中央アジア五ケ国のうち、カザフスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンをのぞき、タジキスタンにもロシア軍が駐屯している。

またカザフスタンのチェタラムには宇宙への衛星打ち上げ基地「バイコヌール」を1955年に建設してスプートニクなど数々の衛星をうちあげてきた。
最近は設備老朽化とカザフへ支払う賃料の問題があり、規模を縮小し、主力の宇宙基地は極東シベリアへ移転した。
北朝鮮の金正恩がロシア訪問のさい、プーチンと会談したのは、このシベリアのアムール州にあるボストーチヌイ宇宙基地だった。

イスラエルのガザ攻撃長期化は「ダモクレスの剣」    ペトロダラー体制が崩壊、債務危機が爆発する

2023-10-15 18:48:41 | 日記
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023)10月15日(日曜日)弐
        通巻第7958号 
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 イスラエルのガザ攻撃長期化は「ダモクレスの剣」
   ペトロダラー体制が崩壊、債務危機が爆発する
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 「ダモクレスの剣」とは平和、安定とみられる環境に危険が迫っていることを意味する。
故事によれば、ディオニシオス王の廷臣ダモクレスが王位の繁栄と安定を賞賛すると、王は天井から髪の毛1本で剣をつるした王座にダモクレスを座らせた。そして諭した。「王者の身辺には常に危険がある」と。

フィンランド大學客員教授で、経済予測で世界的に知られる起業家のトウマス・マリネン(経済学博士)は、10月7日からのイスラエルへのハマスの奇襲とイスラエル軍のガザへの反撃戦争以後、世界が遭遇する最悪のシナリオは次の十項目であるとした。

●米軍の直接介入がおこる
●OPECが団結し、石油価格を決める
●イランがホルムズ海峡を封鎖する
●石油は1パーレル=300ドルを突破する
●欧州がエネルギー危機から経済金融危機を迎える
●FRBはインフレ対策のため政策を変更する
●金融危機は多く御の銀行を倒産に追い込む
 ●債務危機が拡大しFRBは救済措置の乗り出す
 ●ペトロダラー体制が崩壊する
 ●過去に例のない猛烈インフラが襲来する

 トウマス・マリネンのHPは下記
 https://gnseconomics.com/ota-yhteytta/