「ほととぎす」・・・大好きな風情です
懇意にしてもらっている大岩氏から、「中国少数民族写真展」の案内を頂いた。
大岩氏は「チベット建築」専門だが、中国在住の写真家の作品も展示されると聞いたので、彼らがどんな見方をするのか興味もあり、出かけてみた。
場所は、「練馬区立美術館」。
「池袋」から「西武池袋線」に乗り換えて「練馬」の一つ先で、「準急」は止まらないという。
友人と待ち合わせていたが、私の途中での予定が狂ってしまい、2時間程、早く着いてしまった。
さて、この2時間をどうしようか・・・。
「池袋」で、ゆっくり、のんびり、昼食を取ったものの、まだまだ時間がある。
とりあえず、「各駅停車」で、のんびりと行こうか思い、ホームで発車のベルを聞いて飛び乗ったが、発車してから「準急」と知った・・・何時もの事だが。
電車が「練馬」に近づいた時、「そうだ!所沢まで、行ってみよう」と閃いた。
別に目的を見つけた訳ではなく、前日にお会いした方が、「昨日まで所沢の親戚に行っていた」と言われたことが、頭を掠めてただけでして・・・。
半分、居眠りを楽しみながら、時折、車窓の風景を見て、「我が田舎の風景を拡大したような・・・」なんて、勝手に評価し、「保谷」では、「会社の頃の知人が住んでいたなぁ」、なんて思い、「東久留米」で、「そうだ、友人の娘さんの嫁ぎ先ではなかったかな」等と、「ボンヤリ散歩」をしているうちに「所沢」に、電車は着いた。
時計を見ると、もう、そのまま引き返さなければ間に合わない時間になっている。
「準急」では、友人と待ち合わせ場所の駅は止まらないし、「各停」では間に合わないし、「準急」で行って、手前の駅で降りて三つ先まで「各停」か、乗り越して次の駅で降り一つ引き返すか、選択肢がたくさんあるだけに、迷うのですよ。
そんなこんな考えながら、とは言っても危機感もなく、止まっていたから乗った「準急電車」に揺られていると、友人からケイタイに電話が入った。
こちらは電車の中なので、小さな声で、「電車の中だから、電車の中・・・」と言うが、向こうは聞こえていないようだ。
で、決定した、手前の駅「石神井公園」で降りて、「各停」に乗ると・・・なぜならば、ホームで電話をかけたかったからね。
実際は、あまり「ブラリ」とは言えないかもしれないが、でも、ちょっと「異空間」の旅をしてきたような、そんな時間を持てました。
えっ、心配してくれてます?・・・大丈夫、大丈夫、約束時間の「3時」に、ぴったり到着しましたよ。
近所の方の花ですが、毎年、見事に咲いてくれる「フジバカマ」