この時期油断するとすぐにカビが生えてきます。
梅雨だからしかたないと諦めないで、
まずは出来る事をしてみましょう!
まずはカビが発生するメカニズムを理解しましょう。
ここでざっと書いておきます。
1、適度な温度(20~30℃)
2、湿気(湿度60%以上、80%以上で大繁殖)
3、養分(有機物質)
4、空気
上記をご覧いただくと梅雨のこの時期が何故カビが発生しやすいのかがわかります。
立川市の今の気温が18℃でこれから上昇していきます。
そして湿度が92%ですからまさに大繁殖する条件を備えています。
そして注目すべきは「3、養分」です。
カビは光合成を行わないため、外部の有機物質が必要となります。
その有機物質は汚れでもいいわけです。
まさか無酸素状態を作り出すわけにはいきませんから、
上記1~3の条件を取り除けばカビは繁殖しないという理屈になりますね。
湿度と温度に関してはエアコンのドライ機能を使えば有効でしょうが、
エコじゃありませんのでおススメしません。
そうなると養分である汚れを取り除くのがまずは有効な手段だとわかります。
つまり掃除ですね。
そして、カビはその胞子が空中を漂っていますが見えないだけで、
それが条件が整うと繁殖するというのですから、
繁殖しにくいよう空気を入れ替えるという事も有効です。
空気がよどんでしまうと、その中でどんどこカビが繁殖し、
挙句目に見えるようになってしまうのです。
繁殖しつつある空気をば、蹴散らし、外に出してしまえば、
目を覆いたくなるようなカビの発現は予防できるはずです。
リフォーム業者的には珪藻土やらエコカラットやらをお勧めしますが、
それは室内環境を良好にする効果はあるものの、
吸湿効果にも限度があります。
もちろん調湿効果のある建材で室内リフォームをすれば環境を改善できます。
ええ、ご依頼いただければごっつぁんでございますとも。
しかし、まずは手軽に出来る事をお試しいただくのがよろしいかと。
朝起きたら窓を開ける。どりゃぁ~~と叫んでもよしw
次に換気扇を一箇所回す。
同じフロアに換気扇が二つあっても二つ回してはいけません。
フロア全体に空気の流れを作って、入れ替える事が重要だからです。
窓は各部屋で開けなければなりません。
それらの窓から新鮮な空気が家屋内部に入ってきて、
換気扇から抜けていくという流れをイメージして下さい。
それでもって団扇でも持って押入などの通気が困難な場所では
パタパタ扇いで繁殖しつつあるよどんだ空気を蹴散らします。
押入なんかに吸湿剤を入れるのは確かに有効ですが、
これだってキャパがありますので際限なく湿気を吸収してくれるわけではありません。
意識して空気を入れ替えないとカビは繁殖してしまうでしょう。
毎日やるのは面倒くさいかもしれませんが、
やってみる価値はあると、そう思うのです。