岩倉高等学校 ラクロス部

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日本初のプロ選手からのメッセージ!! ~ 岩本海介選手 ~

2020年08月01日 12時12分42秒 | 練習日記

日本初のプロ選手からのメッセージ!! ~ 岩本海介選手 ~

岩本選手は、MLLの選手として試合に出場しました!すごい選手です。
岩本選手から指導を受けた岩倉OBもたくさんいるかと思います。
クロスの編み方を教わった選手もいるでしょう。
そういうすごい人とも身近に接することができるのもラクロスの魅力の一つでしょう。
また、今回メッセージの依頼をしましたが、快諾後、すぐに返事をくれました。
こういうところも活躍する人のフットワークを感じます。

ーラクロスを始めたきっかけ

慶應高校入学時に、野球か空手を続ける考えてるところに、中学時代の友人から練習見学の誘いがあり、行ってキャッチボールをしてみたところ物凄く楽しかったので、その日にQBに行ってクロスを買いました!今でも友人とのんびりキャッチボールするのが一番好きです。


ー慶應高校時代

大学のゴーリー先輩が当時全員世代別を含めた日本代表で、ゴーリーになれば日本代表になれるし、試合にも出れるよ!と言われ、安直にゴーリーを選びました笑
ショートスティックでのキャッチボールとかシュート打ったりはゴーリーになってからもやってて、それが今のクロスワークにもいきていると思います!モチベーションの浮き沈みはありましたが、1年の時に当時3年の先輩が一部に上げ、2年の時に一部の試合にも少し出ましたが二部に落ち、3年時は三部との入れ替え戦も経験しました。個人ではクロスワークとガッツを買われて関東ユースに入っていました。


ー慶應大学時代

1年生の時はBチームにいて、新しい生活にも慣れるのが大変でした。大学の練習は高校の練習よりハードだったと覚えてます。2年の時に、4年生のゴーリーの怪我もあってリーグ戦に途中から出て、関東ファイナルでMVPも頂きました。あまり細かいことは必死で覚えていませんが、とにかく自分のせいで負けた、と思われないように毎日全力でした。3年時にはU21日本代表に選ばれ、ASPACにも出させて頂きました。リーグ戦は決勝で日体大にOTで負けましたが、今までで一番好きな試合で、日体大の同期と会うときは必ずその話になります。対戦相手という枠をを越えたグラウンド上の謎の一体感がありました。4年の時には、親指や左膝の靭帯断裂もありましたが、大学入学以来初めて全日本大学選手権決勝まで行きました。でも準決勝で、自分が3年時にシーズンを終わらせられたラガマフィンズに勝ったことで少し気持ちが落ち着いてしまい、決勝でいいパフォーマンスを出せなかったことが悔やまれます。



ー日本代表

今までで一番良くとも候補止まりでしたが、当時、高いレベルで他のチームの友人達とラクロスをすることが楽しかったです。実際Stealersは07U21の同期と、数人の1個上の友人達と作り上げました。05入学、という名前のLINEグループもあり、大学関わらずずっと仲良くやっています。



ープロ生活

そもそもプロのトライアウトは、プロのコーチの評価や指導が欲しくて受けに行ったのが始まりで、全く受かるとか考えていませんでした。しかし、全てのトライアウトで個人的には自分のプレーが通用する、といった実感があり、コーチの評価も悪くなく、翌年もトライアウトは受かるもトレーニングキャンプで落ち、シーズンメンバーには入れませんでしたが、アメリカの大学に行きながらもそのトライアウトやトレーニングキャンプで出来た友人や、他に知り合ったプロのプレーヤーと1年間練習し、2018年に遂にシーズンメンバー入りできました。当時のチームのスタメンゴーリーがアメリカ代表、控えがカナダ代表だったこともあり、ワールドカップ中に行われたリーグ戦に、初めて出場しました。勝つことは出来ませんでしたが、デンバーで知り合った友人や、コーチしていた子供達、アメリカに住んでいた友人や、日本から家族も来てくれて、5-6,000人の前で試合出来たことは一生の思い出です。


ー日本でのクリニック

過去数年、Stealersのプレーヤー達と一緒に、若しくは単独でのゴーリークリニックをやって、自分の知っていることを伝えてきました。また、アメリカで出来た友人のプロのプレーヤー達を日本に連れてきたりも継続しています。自分の生活スタイルや、日本のシーズンにもよりますが、引き継き色々な形で日本のラクロスのレベルを上げる活動はしていきたいと思っています。


ー今後について

年齢もあり、どこまでプロを続けるか(必要とされるか)もありますが、形は変わってもラクロス自体は続けていきます。デンバー以外にも本当に世界中にラクロスを通じてできた友人がいて、色んな国での大会への誘いも常にあります。今はそういった大会に出てみたいとも思っています。



ー最後に

まさかキャッチボールが楽しくて始めたラクロスがこんなに自分の人生を占めるものになるとは思っていませんでした、でも、ラクロスがあって今の自分があるし、ラクロスのお陰で本当に数多くの友人ができて、その中にはラクロスなくても付き合っている人達もいて、日本でもアメリカでも、一番の友人はラクロスがきっかけです。他のスポーツのことはわかりませんが、メジャースポーツでないからこそ、の良さがあると思っています。ラクロスの世界は狭いので、どこに顔出しに行っても、共通の友人が見つかるレベルです。お陰でどこに行っても新しい友達ができます。
ラクロスの競技そのものだけでなく、それを通じて見える世界の広さ、数多くの経験もラクロスの魅力だと思います。


岩本選手ありがとうございました。
人生は何がきっかけで動き出すかわかりませんね。
一期一会。一回の出会いを大切に、動いていると思わぬ広がりが出てくると感じます。
是非とも、岩倉の練習にまた参加し、指導をお願いします。
また、今後の岩倉の国際交流時には、またお力を貸してください。
これからの、若者たちにたくさんの素敵な経験をさせてあげたいと感じています。
本当にありがとうございます。

 


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