ナイアガラ瀑布を背景に展開されるサスペンスタッチの作品。主演のマリリン・モンローが初めてテクニカラープリントされた映画に登場しています。
この映画にはいくつかの楽しみ方があります。
まず、舞台がナイアガラの滝のあたりで、この雄大な瀑布をしっかり見ることができます。瀑布そのものの壮観さはもちろんですが、近くまでいって観光するにはポンチョ(合羽)を着ていくこと、ボートもでていること、19世紀に命がけで作られた橋があって滝に接近できること、太陽光線の角度によって虹をおがむことができること、など巨大な自然を体感(?)できます。
次に、本作品ではそれまで端役が多かったマリリンが主役に抜擢され、その後のセックス・シンボルとして成長していくスタートラインにたち、「モンローウォーク」に象徴される官能的魅力に接することができます。
最後にストーリーの緊張した波乱含みの展開です。瀑布を臨むロッジに夫と宿泊していたローズ(マリリン)と夫のジョージ(ジョゼフ・コットン)に出会った新婚のカトラー夫妻(ポリー[ジーン・ピータース]、レイ[ケイシー・アダムス])が絡み、殺人事件が起こります。ローズが愛人パトリック(リチャード・アリラン)と結託し、精神的に異常をきたしつつあった夫を自殺にみせかけて殺害しようとしますが、死体としてあがったのはパトリックで・・・。
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