主演のエスター・ウィリアムスは、五輪の水泳選手でしたが(出場予定の大会は中止)、後に女優として活躍しました。水泳が得意なので、その能力をいかした作品に多く登場しています。
テーマは水泳女優の元祖アネット・ケラーマンの半生です。
20世紀初頭のオーストラリア・シドニー。ケラマン音楽学院の院長フレデリック・ケラーマン(ウォルター・ピジョン)のひとり娘アネット(ドナ・コーコラン)は、小児マヒで歩行もあきらめていましたが、水泳に興味をもち、毎日泳ぐ生活。健康になります。
しかし経済恐慌で音楽学院は閉鎖。フレデリックはロンドンの友人が開いている音楽学校を手伝うため、成長したアネット(エスター・ウィリアムス)を連れて渡英します。その船中で、父娘はジェームズ・サリヴァン(ヴィクター・メイチァー)という興行師に逢い、彼はアネットにプロ入りをすすめますが、父娘は相手にしません。
ロンドンにつく頼みと友人は既に亡くなっており、父娘の生活はたちゆかなくなります。そこへ件のジェームズが現われ、彼の企画でアネットがテムズ河の遠泳。彼女の名前は一躍ロンドン中に知れ渡ります。
ジェームズは余勢をかい、アネットをNYのショー劇場ヒポドロームに売り込もうとしますが、劇場の支配人ハーパー(デイヴィッド・ブライアン)は・・・・。
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