シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

デヴィッド・リーン監督「ホブソンの婿選び(Hobson's Choice)」(イギリス、1954年、107分)☆☆☆★★

2022-05-06 20:02:31 | イギリス



原作はハロルド・ブリックハウスの同名戯曲です。

舞台はマンチェスターに近いサルフォードの町。ホブスン靴店はここにあります。

妻をなくし、3人の娘を抱えている店主・ホブソン(チャールズ・ロートン)は、そろそろ彼女たちの結婚を考えねばならない時期です。しかし、ムーンレイカー亭にいりびたりで、酒を飲んだくれています。

長女マギー(ブレンダ・デ・パンジー)は店の経営を一人でしきっているうちに、婚期をすぎようとしていました。次女アリスにはアルバートという弁護士、三女ヴィッキーには禁酒運動の急先峰の息子フレディという恋人がいます。ホブスンが持参金(当時の習慣で)の500ポンドを出しそうもないので、ふたりは結婚できるかどうかやきもきしています。

ところがマギーはある日突然、有能な職人で雇い人のウィリー(ジョン・ミルズ)と結婚しようと決心します。土壇場の選択でした。彼女は断固反対するホブスンを無視し、オールドフィールド通りにモソップ靴店を開業します。ホブスンの店はたちまち左前。

一年後、モソップ靴店の大繁昌に対し、ホブスンの店は破産寸前でした。一人ぼっちでアル中になり、ホブスンはマギーとウィリーに帰って来るよう懇願します。ウィリーはこれ幸いと、店をモソップ・ホブスンとして共同経営することになるのですが・・・。

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