第二次大戦中,パリはナチス・ドイツの占領下におかれました。フランスでは各地で抵抗運動が展開されます。
当時のようすは本作品によって映画化されました。
「パリは燃えているか」はパリ市民の抵抗運動を軸に,連合国側による解放までの約2週間を記録した大作です。
大戦下のパリをドイツ軍から死守する計画で対立があるなか,連合軍がパリに進撃,解放する過程は,実写の映像も挿入され一大ドキュメントとなっています。
1944年8月,敗色濃厚なドイツは,ヒトラーの命令でパリから撤退するとき、パリを焼き払うべく,建造物に地雷を設置するなど準備していました。
パリのレジスタンス側はこれを阻止しようとしますが,ドゴール将軍率いるものたちと過激派が対立。連合軍の支援をもとめつつ,レジスタンス側の自力パリ奪回作戦は失敗し,パリ市内では各所で市街戦がはじまります。
一方,占領ドイツ軍司令官コルティッツは、パリを破壊することに難色を示します。さらにスウェーデン領事をつうじ,連合軍の早期到着に期待をかけます。連合軍は最初レジスタンス側の支援要請をことわりますが,ブラドリー将軍の英断でパリは解放されます。
市民が解放に酔っているとき,ドイツ軍占領司令部にベルリンにいるヒトラーから電話が入り,怒鳴り声が聞こえます。「パリは燃えているか?」
劇的な幕切れです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます