サスペンス映画です。
標題は、主人公の女性推理作家、サラ・モートン(シャーロット・ランプリング)が出版社社長のジョン(チャールズ・ダンス)の紹介で赴いた南フランス山中リュベロンにある別荘にあったプールのこと。この別荘でサラは新作品の執筆にとりかかるのですが、このプールは本作品のストーリーの象徴的存在です。そして、「スイミング・プール」は、彼女が書き上げたジョンの秘密をあばいた本のタイトルです。
サラは、この別荘に到着して、辺りの様子をみておこうと散歩に出ますが、覆いのかかった大きなプールをみとめます。覆いをめくると、枯れ葉が浮いています。
静寂の中、持ち込んだラップトップのPCで執筆を始めたある夜、ジョンの娘と名乗るジュリー(リュディヴィーヌ・サニエ)がやって来ます。ジュリーは枯葉の浮いたプールで泳ぎ、音量を高くしたTVを見放題。静寂を乱されたサラは、この訪問者と衝突します。
サラが昼食に通うカフェのウェイター、フランク(ジャン=マリー・ラムール)は、隣村から来ているとのこと。
ジュリーの振舞いに関心を持ったサラは、執筆中の作品と並行して、ジュリーとフランクを主人公にした別の作品を書き始め、それをPCのデスクトップに作ったフォルダー名称「ジュリー」に納めます。
ここまでは登場人物とそれぞれの関係、そして設定の説明のスケッチですが、ここから話しは劇的に展開します。
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