ジェームズ・キャメロン監督「タイタニック（Titanic）」（アメリカ、1997年、189分）☆☆☆★★

レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレットの共演が話題になりました。

豪華客船タイタニック号が座礁し沈没（1912年4月）してから84年後。

トレジャー・ハンターのブロック・ロベット（ビル・バクストン）らは、タイタニックとともに沈んだと伝えられる最高級のダイアモンド「碧洋のハート」を探るため、小型潜水艇で深海に沈むタイタニックの調査を行っていました。上流階級女性が乗船していたと思われる一等客室の部屋から1つの金庫を発見します。調査団は金庫をこじ開けたものの、中には彼らが探していた宝石ではなく、古ぼけた紙切れでした。

しかし、その紙切れを綺麗に洗うとひとりの女性が浮かび上がり、その胸に「碧洋のハート」らしいダイヤを着けていました。ブロックはこの一枚の絵画の発見をテレビで報じましたが、ある老女がその放送を見て驚きます。

ブロックに一本の電話が。その声の主は沈没事故から奇跡的に生還し、100歳を超えるその絵のモデルでした。ブロックと連絡を取った女性は孫娘ともども調査団の船を訪れ、豪華客船の中で起こった逸話を語り始めます。