シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

森永健次郎監督「恋人をさがそう」(1967年、81分)☆☆☆

2023-05-25 20:01:42 | 日本・1960年~


FB故障時(ほぼ一週間)にも続けていた映画鑑賞記録を貼り付けています。

原作は『平凡』に連載された大林清による同名小説です。

舞台は東京、そして九州の天草。

大学受験を目前にひかえた高校三年生でラグビー部のキャオウテン、伊地知哲夫(西郷輝彦)。母あつ子(奈良岡朋子)が交通事故で入院。幼時に父親をなくし、母の手一本で育った哲夫は、手術費を稼ぐためアルバイトを探します。

クラスメートで、自称、哲夫の個人的マネージャー、桂木田鶴子(梓英子)の父の世話で、彼は毎朝新聞の発送部でアルバイトの職を得ます。

哲夫は新聞社近くの喫茶店で受験勉強をするうち、ウェイトレスの佳子(五月女マリ)と顔なじみになります。そんな哲夫に嫉妬した同じ発送部で働く猿金(前野霜一郎)が、ある日突然いちゃもんをつけてきます。これを機会に、田鶴子の父は哲夫を発送部から編集局へ異動させます。哲夫にとって夢のような話でした。

その矢先、東京の女子大に通っている九州出身の鮫島幾子(松原智恵子)が哲夫を訪ねてきます。母と絶縁している義理の祖父・達之助(花沢徳衛)が哲夫に会いたいというのです。

哲夫は天草一の財閥・伊地知家を訪れます。頑迷な達之助の目論見は、哲夫を伊地知家の後継ぎにし、幾子と結婚させようというものでしたが・・・。
コメント
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