信州四賀から

斉藤一徳が信州四賀の情報をお届けします。

第2回つみくさクッキング 反省

2005年06月27日 | イベント報告
 1.今回、梅雨の最中に実施したのですが、ほとんど雨が降っていません。4,5,6月共、例年の約20%の雨量だそうで、野草たちにもその影響が出ていました。まず、採ってきて広げた時点でしんなりしているのです。野草たちの強い生命力からすると、たった1時間でしなびるなど、かなり弱っている証拠でしょう。はえている様子をみると、そんなことは感じなかったのですが、やはり、かなり水不足の状態のようです。その結果は料理にも出てきて、全体に硬く、すじっぽかったように思います。
 篠原先生にその話をしたら、「野草たちは自然に敏感ですよ。ちゃんとみてあげないとだめです。特にお客様に提供するときは、しっかり観察して、対策をとってください。それがプロの仕事です。」とおっしゃいました。自然を相手にする難しさを、しっかり勉強させていただきました。
 2.篠原先生には、当日朝に東京を出発していただき、到着後すぐに開会式となってしまいました。その為、つみくさ採草地や料理の打合せも出来ず、大変ご迷惑をかけてしまいました。次回は、前日到着で十分打合せを行った上で、実施したいと思います。折角に機会を大切にするために。
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第2回つみくさクッキング 8

2005年06月27日 | イベント報告
 料理がそろったところで、「いただきます」。
 今日は、商工会女性部の方に作っていただいた「たけのこご飯」「たけのこ汁」がつきます。この竹の子は「破竹」と言って、直径3~5cmの細い竹の子で、あくがそれ程強くなく、やわらかい竹の子です。また、この地方では、たけのこ汁にさばの水煮の缶詰を入れます。
 デザートは「くわの実」。昨年作った「くわずみジャム」。好みでヨーグルトと一緒にいただきます。
くわの実は、朝5時から採ってきました。今日まで採らずにいた、とっておきのくわの実です。好評で、残った分はみなさんに持って帰っていただきました。
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第2回つみくさクッキング 7

2005年06月27日 | イベント報告
 てんぷらは、 くずの芽     
          いたどりの葉
          ふきの葉
          くわの葉
          わらび
などです。先生直伝の揚げ方で、からりとさくさくに揚がり、時間がたってもぱりぱりしています。これぞつみくさ料理の真骨頂。
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第2回つみくさクッキング 6

2005年06月27日 | イベント報告
 和え物は、「せりの白和え」と「ギボウシのマヨネーズみそ和え」です。
 「せりの白和え」は筍の皮にのせて。「ギボウシのマヨネーズみそ和え」はギボウシの葉にのせて。アクセントに「ほたるぶくろ」の花を添え。
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第2回つみくさクッキング 5

2005年06月27日 | イベント報告
 さあ、料理開始。先生の指導で4班に分かれて「てんぷら」「和え物」を作ります。素材の野草の特徴を生かして、さて、どんな料理が出来ますか。
 
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第2回つみくさクッキング 4

2005年06月27日 | イベント報告
 なかでも、「くわの実、くわの葉」の説明は力を入れていただきました。四賀地域にも使われなくなった「桑畑」が残っており、四賀村商工会青年部でも、「くわずみジャム」やくわの葉の活用に力をいれてゆこうと思っています。
 昔、養蚕が盛んな頃は、桑の葉が不足していたため、大切な「お蚕さま」の食べ物である桑の葉を人が食べるなどということはありませんでした。ところが食べてみるとこれがうまい。「お蚕様は、くわの葉を食べて糸をひくが、人間がくわの葉を食べれば『あとをひく』」とのこと。実際、「くわの葉のてんぷら」は絶品で、東京の高級料亭の料理にも使われるとか。
 
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第2回つみくさクッキング 3

2005年06月27日 | イベント報告
 村の施設、おっと間違い、市の施設 「赤松館」 に戻り、摘んできた草の説明です。いつもの名調子で篠原先生が、ひとつひとつの草について丁寧に説明していただきました。
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第2回つみくさクッキング 2

2005年06月27日 | イベント報告
 篠原先生の「名調子」からつみくさを始めました。標高約800m地点の休耕田ですが、2週前に地主さんが草刈をしてくれたので、草は非常に取りやすくなっています。でも先生に言わせると、「刈ってあるので、とる草が少ない」とのこと。予定のコースを外れて、どんどん山の中へ。藪になったところへも平気で入っていき、「アケビ」やいろいろな植物の説明をしていただきました。
 少し下った休耕田では、「セリ」や「しろつめぐさ(クローバー)」などが手に入り、さて、調理の準備です。

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