世の中には、How toものがやったら出ている。
梅棹忠夫の「知的生産の技術」の中で、how to物ではないと書いてあるが、
事細かに載っているhow to物とは違う、しかしかなりhow toだ。
最近で言えば、「情報は一冊のノートにまとめなさい」か
こういう本は、著者の文章力が優れていることもあって、非常に
読みやすい。分かり易く読みやすく面白いので、すぐ影響受けてしまう。
小生など、単純細胞なので、カードが良いと書いてあると、
すぐに文房具屋に行って、買ってきてしまう。
本に書いてある通りにやろうとしても、沢山の疑問が出て来て本を
前に途方に暮れてしまう。
(小生は今まで本から何でもかんでも、取り込んで丸ごと吸収するべきだと勘違いしていた、しかし時間的能力的体力的な制限から、必ずしも具体的に真似して
続けられるとは限らない、本を書く人間はスーパーマンだ、真似できないこと
が殆ど)
「知的生産の技術」で言うと、今までノート使っていてカードでも使ってみようかなと、ここまでは良い、その後に出て来る疑問でそのカードの書き方とか、保存の仕方とか、その他諸々のことまで、その人のやり方を丸ごと取り込もうと思ってしまう。
殆どのhow to物は、方法のヒントぐらいにしか成らないと思うことだ。
ヒントしか書いていないと思って、実践で出て来る沢山の疑問は、
自分で考えて解決する。
やり方が違うと同様の成果が出ないのではと思うかもしれない、
ヒントを与えられてできない場合は、同じ方法にしてもどうせで
きない、そもそも人間が違うのだ、同じ方法なんてできっこない。
同じ成果だって出る訳がない。
今の自分より少し良くなればそれで良いのだ。自分の問題が
解決できればそれで良いのだ。
そう言えば、最近はカード活用術が書かれている本がないな。
活用術と言えば、段々せこくなって小さいノートばかりだ。
やはり予算の問題かな。
カードは結構高いからな。
でも小生としては、やはりカードは良いんじゃないかなと思う、
ノートだと続かない物はどうしようもないけど、カードなら、
続かなくても断片的に取っておける。
しかし、保存法を考えると途方に暮れてしまうな。1年間に
何枚カードを利用することになるのか、、、
現代のサラリーマンは、情報を生成してもそれを整理する時間なんて、
そんなにない。家計簿付けるだけでどんだけ時間取られるか考えれば、
それより複雑な整理など、夢のまた夢だ。
ってな感じだ