スマイリーな毎日

笑う門には福来たる

山中鹿之助首塚@鞆の浦

2010-06-15 | 旅行

地図で見つけた山中鹿之助の首塚へ行ってみる。

主家の尼子家の再興に自分の一生を懸けた忠義の武将。「願わくば我に七難八苦を与えたまえ」と三日月に祈った逸話は有名だ。

「涙の数だけ強くなれるよ~♪」岡本真夜も歌ってるけど、苦労してこそ人間は成長するんだね。それがわかってたのかどうか、あえて苦難の道を選ぶ鹿之助をちょっとリスペクト。

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首塚のすぐ横には、ささやき橋という名所が。橋といわれなければ見逃してしまうほどの小さな橋。

そばに立っていた看板によると、ささやき橋伝説というのがあり、「応神天皇の頃、百済よりの使節の接待役・武内臣和多利と官妓・江の浦は、役目を忘れ夜毎この橋で愛を語り合っていた。それが噂になり二人は海に沈められた。それから密語(ささやき)の橋と語り継がれている」とのこと。

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路傍に手押しポンプを発見。このかなり古めかしいポンプが、違和感なく周囲の情景に溶け込んでいるところが鞆の浦ならでは。

子供の頃、祖父の墓参りに行くと、お寺の墓地にこれがあり、ハンドルを必死に上げ下げしてバケツに水を汲むのを手伝った思い出が蘇る。

ハンドルを動かしてみると、ポンプ内の空気の圧の感覚が懐かしさとともに手のひらに伝わってきた。

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わざと車の通らなさそうな狭い道を選んで歩く。少し広い通りに出たと思ったら、その角にかなりレトロな雰囲気を放つ建物を発見。気になって、窓からちょっと覗いてみると、お客さんは誰もいなかったが、営業中の喫茶店だった。

あまりにも印象的だったので、あとで調べてみたら「友光軒」というお店で、ちょうどお昼に食べた田渕屋のハヤシライスは、もともとこのお店で出されていたものらしい。

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鞆の街を散歩をしていると時折出会う、石に書かれた道しるべ。これがまた何とも趣があり、いい味を出している。

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読書。辻仁成 / 「ニュートンの林檎」(上・下)

ストーリーだけを追えば非現実的な出来事ばかりで呆然とする。が、元子に出会い、彼女から影響を受け始めるまでの主人公を自分に投影すると、すんなりその世界観に入り込める。もちろん理解の範疇を超えるところも多々あるが。かなりスケールのでかい壮大なラブストーリー。

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