スマイリーな毎日

笑う門には福来たる

枝魯枝魯

2005-03-23 | グルメ
京都のディナー第2弾は、「枝魯枝魯」というくずし割烹の店で。
小料理屋や割烹店の敷居の高さを取り除き、日本料理、京料理の既成概念や固定観念から脱却した割烹店の在り方を目指して作ったお店とのこと。カウンターのみの小さなお店だ。
メニューは、おまかせ料理のコース。しかも3500円という値段設定に驚き。

白魚とウニの取り合わせ。
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春野菜の盛り合わせ。
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生ホタルイカに木の芽を入こみ、だしで煮た小鍋仕立て。
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朝採れ蕪を巻いた鰤と、九条ねぎを練り込んだご飯の中トロのにぎり。
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鰤の刺身ってこんなにうまかったっけ、と感じる一品。シャリに九条ねぎを練りこむというアイデアもすごい。しかもおいしい。

ラムのソテー。せりと辛し酢味噌のソース、ウズラ卵をのせて。
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半熟ウズラ卵をくずして、からめながら食べる。

ほうれん草とカニの茶碗蒸し。
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上にのってるのはカニ味噌。カニの風味がすばらしい。

まだ少し物足りなかったので、ここで2品酒の肴になりそうなのを追加してもらった。
生ホタルイカの天ぷら。
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鰹と朝採り蕪の和え物。
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鯛でおだしを採ったおうどん。
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うどんは讃岐うどん。本場で食べる讃岐うどんほどコシはないが、うまい。

ラストのデザート。
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どの料理も、手が込んでいて、おいしい。しかも独創的。これで、コースの3500円プラス追加分で、全部で4000円程度とは、正直元取れてるんやろうかと、心配するほどです。
しかも、コースのメニューは月変わりで、1回作った料理はもう二度と作らないとのこと。毎月行ったら、毎回食べたことのない新しい料理が食べることができるという仕組み。毎月新しい料理を考えないといけないなんて大変だろうなぁと感心。

今回、店主の枝國栄一さんはおられなかったが、若手スタッフの方たちが、きびきび動いていて気持ちよい。
でも店入った瞬間、モヒカン頭が見えて、ちょっとびびった。
ぼくらのすぐ前で、料理を作ってくれている方は、金髪に羊のツノが付いていて、こっちの頭もかなりインパクトあり。
しかも、「フェミ男と言います。」と、挨拶されたので、「今名前フェミ男って言ったよな。聞き間違いかな。」と思ってたら、名刺をくれて、ほんまに、本間フェミ男と書いてあって、笑いました。
しかも、このフェミ男さんは、トークが上手で、料理を作りながらいろいろと話をしてくれて、楽しませてくれました。ちなみに彼の髪型も料理同様、毎月変わるとのこと。

あまりにも美味しかったので、もう次回(4月)の予約を取っておいた。
店主の枝國栄一さんが、「くずし割烹」というレシピ本を出されたということなので、その場で購入。
2800円だが、たくさんのレシピがのっていて、かなりお得。その場におられたスタッフ全員のサインを書き込んでもらった。

もう少ししたら、フランスで店を出す予定らしい。その際、この「枝魯枝魯」は閉めてしまうとのことなので残念。
でも、「枝魯枝魯ひとしな」という姉妹店のほうは、そのまま開けとくということなのでちょっと安心。

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