スマイリーな毎日

笑う門には福来たる

コロッセオとジェラート2つ(ローマへの旅11)

2006-05-15 | イタリア旅行2006

ローマといって、誰の頭にも、まず思い浮かぶのがこのコロッセオだろう。「コロッセオが崩れるとき、ローマは滅びる」という有名な詩句が、そのことを如実に表しているといえるだろう。

Colosseo

西暦72年にヴェスパシアヌス帝が着工し、80年にその息子であるティトス帝により完成した闘技場。この円形競技場が「コロッセオ」という通称で呼ばれたわけは、ネロ帝の巨大な黄金の像(巨像=colosso)が、すぐ近くに立っていたからである。

キリスト教が支配するようになってから、ローマの公共建造物は、格好の石材提供場に変わってしまったため、現在見ることのできるコロッセオは、ローマ帝国時代の3分の1でしかないとのことだが、それでもその迫力は見るものを威圧するほどである。映画「グラディエーター」には、コロッセオの全景がCGで再現されているので、これを見ている人には、この骨格だけになってしまったコロッセオからでも、かつて在りしの姿が想像しやすいのではないだろうか。闘技に使われる猛獣は、地下からエレベーターで地上に導けるようになっていたし、観客をローマの暑い日差しから守るため、天井部には布で覆うことができるようにもなっていたらしい。

空いているようなら、中を見学しようかと思っていたが、イタリアも連休ということで、すごい数の人たちがコロッセオの周囲に沿って列をなしていたため、今回は外からのみの見学で。

ここからホテルまでは、ほぼ一本道。若干距離はあるが、ローマ市内を散策しながらゆっくり歩いて帰ることにする。

歩き出すと、コロッセオのすぐ近くにジェラッテリアを発見。そういえば、ローマに来る前に、1日最低1つはジェラートを食べるという目標を立てていたので、さっそく買ってみた。かなり歩き疲れていたため、疲れを取るためにレモンのジェラートを頼んだ。

Gelato1

店の名前は忘れたが、まずまずのおいしさ。それでも、勢いが付いてもう一個食べたくなったが、途中から店があまりなくなってしまったため、結局見つけたのはホテルのすぐ横のBARで。

Hotel_president

中に入ると、威勢のいいおばちゃんが、半分怒ってるような口調で客とやり取りをしている。ちょっとたじろいだが、ジェラートを頼もうと並んでたら、おっさんが列を無視して注文しようとし、おばちゃんに怒られていた。それで、このおばちゃんはいい人だとわかって安心。ここでは、チョコレートのジェラートを頼むことに。結局ここのBARは、ミネラルウォーターも売っているという事もあり、僕らの中で勝手に「おばちゃんの店」と呼んで、旅行中何度も足を運ぶことになった。

Gelato2

これがチョコ味のジェラート。BARのジェラートということで、あんまり期待していなかったが、むちゃくちゃおいしい。チョコレート味だからおいしいのか、おばちゃんの店だからおいしいのかはわからない。やっぱり疲れた体には甘いものが一番だ。

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