マクドの期間限定の「チーズカツバーガー」
新しいもんと期間限定には目がないもんで。
予想通り、カツはサクサクでおいしい。豚肉薄くてあっさり、その点ちょっと物足りないけど、チーズの味はしっかり。
伊坂幸太郎 / 「陽気なギャングが地球を回す」
ギャング【gang】①主としてアメリカの組織的な強盗団・暴力団。②転じて、わが国では強盗の本質である凶悪性・卑劣さをやわらげるために使用される呼称。ギャングスター。「-って恰好いいよな」
そんなギャングに「陽気な」という形容詞まで付けているところがミソ。主役の4人組の銀行強盗、あくまでも計画的に、人を傷つけることもなく、そして楽しく(?)銀行からお金を盗み出していく心優しき人たち。
でもって、この4人のキャラ設定が秀逸。嘘を必ず見抜く名人、天才的なスリ、演説の達人、寸分違うことのない体内時計を持つ女。「おまえら、X‐Menか!」と思わずツッコミを入れたくなる。
完璧な計画のもと完璧に行った銀行強盗。無事成功したと思っていた矢先、同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯の車と事故に。せっかくの「売上金」を横取りされてしまう。
テンポの良いストーリーが、各章ごとにこの4人の視点から入れ替わり立ち替わり語られ、それがまた疾走感を倍増させられる演出になっている。
前作「ラッシュライフ」同様、細かく張られた伏線が、ラストに向かうに従い、うまくまとめあげられてるところは素晴らしい。二転三転するストーリーに、読み始めると寝不足間違いなし。
とはいえ、「ラッシュライフ」はこれ以上に面白かったけど。
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