「SAW2」

刑事のエリックはある時、猟奇的連続殺人犯ジグソウを執拗に追う女刑事ケリーに呼び出され、凄惨極まりない殺人現場に立ち会う。
その残忍な手口から、これもジグソウの仕業に違いないと思われた。しかも死体はエリックが使っていた情報屋、マイケルだった。
犯人が現場に残したヒントから、エリックはアジトを推測、SWAT、ケリーとともに急行する。
案の定、そこにはジグソウがいた。思いがけず、あっけなく捕まったジグソウだったが、それはジグソウが仕掛けた新たなゲームの始まりに過ぎなかった…。

低予算ながら、世界的に大ヒットを記録した「SAW」の続編。
前作は、そのアイデアとラストのサプライズで興奮させられたが、その続編、しかも監督もチェンジしているとのことで、見る前は、期待半分、不安半分の複雑な気持ちだった（前作の監督ジェームズ・ワンは、製作総指揮にクレジットされている）。なんといっても、「CUBE」の続編はやっちまったという感じだったので、その不安が拭いきれない。実際、８人が閉じ込められるという内容も、ちょっと似ている。

そんなこんなで観る前に、葛藤はあったが、オープニングで、すぐその不安は払拭された。いきなり手に汗握る状況。
いきなり最初のうちに、犯人のジグソウは捕まってしまうが、逆にその後から、緊張感のある、ハラハラドキドキの展開が最後まで続く。

ただ、ラストは、前作ほどのインパクトはなかった。が、最後まで見ると、あの台詞はそういう意味やったんかとか、あの状況をもう一度目を凝らして見たい、というところが何箇所か出てきて、また最初から確かめ見をしたくなった。

ちなみに、残虐さは前回よりパワーアップ。途中何度も痛くなるシーンが出てくるので、苦手な人は注意。冒頭の目と、途中の注射針のシーンは、マジで痛すぎるぅ。