奈良には世界遺産がいっぱい。
今回の旅の目的のひとつは、世界遺産を見て回ること。
まずは、法隆寺に。
607年に厩戸王(聖徳太子)と推古天皇によって建立された若草伽藍(斑鳩寺)が起源。
南大門から。
「法隆寺地域の仏教建造物群」として、1993年に登録。
法隆寺の47棟と、法起寺の1棟が世界遺産に登録されています。
登録基準は、(ⅰ)(ⅱ)(ⅳ)(ⅵ)の4つ
(ⅰ)人類の創造的資質を示す遺産
(ⅱ)文化交流を証明する遺産
(ⅳ)建築技術や科学技術の発展を証明する遺産
(ⅵ)人類の歴史上の出来事や伝統、宗教、芸術と関係する遺産
世界遺産検定を取得した際には覚えてたけど、だいぶ忘れてるな。
伽藍配置図をチェック。
西院伽藍は、東に金堂、西に五重塔が並ぶ。
いわゆる法隆寺式伽藍配置。
金堂、五重塔は、現存する世界最古の木造建築。
回廊等の柱は、柱の中ほどを太くした「エンタシス」という技法が用いられている。
これは、パルテノン神殿などのギリシア建築に多く見られ、視覚的な安定感を与え、飛鳥時代の日本にヘレニズム文化が伝わっていたという説もあるとのこと。
境内の一画、鏡池のすぐそばには、正岡子規の有名な俳句が。
大宝蔵院にも。
ここは平成10年に落成した宝物庫。
建物の内部は見どころ満載。
写真撮影は禁止ですが。
教科書にも載っている「玉虫厨子」も有名だけど、一番の見どころは、やはり「百済観音像」
八頭身ですらりとした姿は、儚さと同時に優しさを感じさせられる。
仏像に全く関心のなかった自分でも、思わず見とれてしまう素晴らしさ。
これは一見の価値ありですね。