天気もいいのでちょっとドライブして鞆の浦まで。
小さな街だけに駐車場が少ない。空いてる駐車場がなかなか見つからなくてちょっとウロウロ。
海が見えるとテンションが上がる。真夏の突き刺すような日差しではなく、まだ優しさの残った初夏の陽光の中、潮の匂いを含んだ風に吹かれながら歩くと、本当に気持がよくって幸せを感じる。この季節がいつまでも続けばなぁ、なんて思ってしまう。
散歩をしているとひときわ目につくお店が。船具店のようだ。さすがは港町。
舵やブイやアンカーなど見たことがあるものから、さっぱり何に使うのかわからないものまで、所狭しと店内に並べられている。
すぐその近くに、お昼を食べようと目指していた「田渕屋」を発見。
ポニョもいた。
奥の座敷で食べることに。この部屋がまた特に昭和の雰囲気が漂い、ノスタルジックな気持にさせられる。
ハヤシライスを食べる人には、小さなコップを出してくれ、それで机に置いてある保命酒の効き酒ができる。全部飲んでみたが、それぞれ少しずつ味に違いがあって面白い。そんなに美味しいものじゃないけど、名前からして体にはよさげ。お店のおばちゃんが言うには、養命酒になる前のお酒なんだそう。
食前にスモークチーズが。これがなんだかすこぶる美味しかった。酒のつまみには最高。できればワインがいいけど、ないので保命酒で。
有名なハヤシライス。ちなみに、ランチはハヤシライスのみ。
一口食べてちょっとびっくり。今まで食べたことのあるハヤシライスとは一線を画すほど、かなりあっさりしたお味。最初物足りなさを感じたが、食べているうちに、あっさりした中にもコクのような旨みが感じられ、人気があるというのも納得させられた。