一日一幸

2011年6月乳がんステーⅣ判明。現在ホルモン療法とゾメタ投入中。2014年2月小脳の手術をしました。

1日に2公演「朱雀家の滅亡」「ダブル・アルバム」観劇

2011-09-30 | 観劇記録

その1 三島由紀夫作「朱雀家の滅亡」新国立劇場
とにかく、シンプルな中にも豪華なセットと衣装。
  滅びの美学におなじみの戦前の貴族の一家。
  國村隼さんが侯爵家の当主で、天皇の侍従長。
  結局、息子が海軍を士官して南保の島で戦死。本当の母親(当家では女中という身分)が  助けようと画策したことも無駄になる。その女中(香寿たつきさん)も空襲で死ぬ。
  結局みんな死んで当主だけ残る。
この戯曲は滅びの美学というより、自ら滅んでいく哀れさ滑稽さが際だった。
昔の貴族はこんな家もたくさんあったに違いない。

國村さんと香寿さんが圧倒的に存在感あり。
香寿さんは「ガラスの仮面」でイイ女優さんだなあと思ったけど、やはり凄い。
でも3時間近くなので、身体はちょっときつかった。



その2  永井愛作「ダブル・アルバム」 赤坂レッドシアター
岡本麗さん出演と永井作品という2つの理由で観劇を決定。
話は、昭和40年代頃。
父親が愛人に生ませた長女を中心に、家族がそれぞれの思いを抱えながら生活し、気を遣って上手にやっていたつもりが、実は憎悪やねたみなどの感情を抱えていたということに気づく。
そこに、「おじさん」が絡んで笑いを誘いながら隠れていた真実を明らかにする。
岡本さんだけでなく、田岡美也子さん、半海一晃さんの3人は醸し出すハーモニーが心地よかった。最後が暗くないのもうれしかった。

昼と夜、まったく違う色合いの演劇だった。

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心臓は大丈夫です

2011-09-29 | 乳がん治療(術前抗がん剤)
本来は抗ガン剤投与の予定だったが、先週の心エコーの結果を聞く日となった。
当然、心臓に問題なし。
心臓は若いときから自信あり。
体育の時間、長距離を走る時も、膝さえ大丈夫ならいくらでも行けちゃうよ、というくらいだった

結果的に来週、また抗ガン剤投与。EC両方の継続。
計2回の継続と決まった。

大きかったしこりが小さくなって柔らかくなっているのが、先生にも嬉しいみたい。(不遜な言い方でごめんなさい)
結果が目に見えるとやりがいが感じられますよね。

骨の痛みも聞かれて
「痛いですか?」
「少し痛いです」
「寝ているとき、痛みで目が覚めますか?」
「それはありません」

という会話の後
「来週、痛みを緩和する薬(ゾメタ)も一緒にしましょう」
と決まった。
骨転移さえなければ、もっと快適なのにね。

先生、今のところ夜は眠れていますから大丈夫ですよ。
食欲もあるし。
(実はこれが一番の強敵)

にくきゅうパンを買った

2011-09-29 | グルメ
昨日、赤坂見附の駅で買ったパン。
「にくきゅうパン」

横浜ウル・ボ・パンというところの期間限定発売だそうで。

外見はあんが入っているように見えて、中を割ったら春雨や肉だった。
いわゆる「肉」まんの部類。


外側はもっちりしていて、味は悪くなかったよ。
10月7日までやっているらしい。

乳がんのタイプが変化しちゃったらどうするの?

2011-09-27 | 乳がん治療(術前抗がん剤)
朝日新聞に出ていたので見た人多いかも知れない。(小さな記事だったけど)

乳がんの再発した人の3人に1人がタイプが変わっていたという記事。
つまり女性ホルモンタイプが陽性から陰性に
あるいは陰性から陽性に変化していた・・・とか

119人という数字や対象になった人たちがヨーロッパ人だったとか、いろいろ考慮しなければならないことはあると思うけど。

こういう記事を出されちゃうと、なんだか自分の治療がこのままでいいのかなどと考えてしまう。
確かにタイプが変わってしまうと、タイプ別に抗ガン剤を使い分けている現在の治療法では、まったく効かない物を使っている可能性だってあるわけで。

それにしても、最近の朝日新聞にはがんについての記事が多い。
それだけ注目されている話題ということだろうか。

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「デンデラ」を観て、死ぬことについて考えた

2011-09-26 | 映画鑑賞記録
ワーナーマイカル千葉ニュータウンで上映された「デンデラ」を1000円で鑑賞。
姥捨て山の捨てられた老婆達が実は生き延びて自分たちを捨てた村を襲撃しようとする話。
その後は凶暴な熊との戦いになって、最後主人公は倒されてしまうのか・・・
で終わる。
浅丘ルリ子、草笛光子、賠償美津子、山本陽子・・・・大女優の面々。
皆さんの演技が素晴らしい。

血がどば~とか、身体を食いちぎられるすさまじい場面が随所にあった。

それでも、死ぬはずだった年寄りが「デンデラ」(自分達で作った村)のため、仲間のために命を賭けてクマに向かっていく姿は胸を打つ。

あきらめて死を受け入れるより、何かを成し遂げようとして死ぬほうが、たとえ結果が無惨だとしても満足できる死に方なのだろうか?

次から次へとおそってくる困難に必死に立ち向かって、そして次々と砕け散っていく老婆を画面の中に観つつ、明日の自分の姿を思い描いてみた。

う~ん・・・・・見えない・・・・

お墓参り とひっぱりだこ飯

2011-09-25 | 日記
ちょっと遅いお墓参り。

我が家のお墓を作ったときは、墓地の端の方だったけど
今どんどん新しいお墓がつくられて、かなり内側に埋もれている。

お墓を掃除しているときに、ふと周囲のお墓を見て

新しめのお花が飾ってあったり

ビールがあったりと様々。

墓碑をみると

89歳で死去・・・天寿全うか
30歳で死去・・・若いのに   


とか

秋風に吹かれながら、しばし感慨にふけった。

そしてお昼は、スーパーの駅弁祭りで売っていた「ひっぱりだこ飯」
仙台の「牛タン」にしようかと迷ったのだが、
容器が好きなのでこっち。



ただ、胃が小さくなったのか、お昼で食べる気がしなくて、夕飯に持ち越し。
肉まん1個食べた。

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今思うこと

2011-09-24 | 日記
さわやかな風が吹いて、いよいよ秋ですねえ。
洗濯物を取り入れて、コーヒーを飲みながらこれを書いているひととき。
心穏やかな日。

片付けをしているときに、レコードがたくさん。
結構思い入れがあるので、断捨離できない。
たぶん今、CDとして発売していない物もあると思う。
CDーRに録音できるプレーヤー、買おうかな。

BーThreeのパンツ買いたいな。
季節ごとにお誘いのハガキが来る。
値段はお高めだけど、伸縮性があってはきやすい。
でも、最大のサイズでも、今の自分には入らない。
ハガキを見るたびに「夢をもう一度」を思い出す。

最近は、東京にあまり行かなくなった。
仕事をしていると、ストレス解消のために観劇するという理由で東京に行っていたので、ストレスのない今は、家にいて静かに読書が快い。
以前は、休みの日に家(というよりこの市)にいることでイライラした。
そういう意味では、今はすご~く
心穏やか。


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女子アナ、ほんとうに食べているか?

2011-09-23 | テレビを観て
連休といっても、どこへも行く予定なくテレビを見ている1日。
ニュースで、目黒(だったか)でのサンマ無料配布の様子を放映していた。

お父さんと男の子(小学校低学年?)
お父さん食べながら
「美味しいです。ね、おいしいよね?」
と男の子にうながす。
男の子
「・・・」
「美味しいね」
「・・・」

なんだかこの子の気持ちがわかるなあ。
焼かれたサンマは尾頭付きはらわた付き。

苦いし、骨多いし、身自体には味は付いてないし・・・
なかなかサンマの味がわかる子供は少ないだろう。

かくいう自分もサンマは苦手。
骨を美味く取ってきれいに食べられない。
はらわたが少しでも残っていると苦くて。


そういえば
ちょっと昔のテレビで、女子アナが試食で感想を言う場面。
どこかの美味しい丼だったような。
たまたまよ~く見ていたら
箸で口元まで持って行って口に入れない。
周囲の様子をカメラが撮りはじめる。
そして数秒後
場面替わっていかにも食べたように
「美味しいです。トローリとして・・・」
ニコッ
そして2回目、箸に乗せたけどすぐ口に入れない。
あ、手元は写さなかった。(たぶん、元に戻しているのを見られたくないためと推測している)
またまた場面が景色に変わる。
そして、またまた
「いいですねえ。美味しいです。」

この場面をみてから
テレビのグルメ番組で
「美味しい。」と言っていても、実際口に入れる場面がないときは、あ、この女性。実は食べたくないのね、と思うようにしている。

特に、ニュースの特番などでやっているリポートに多いと思う。
食材は魚介系が「嫌!」率が高い。

それと、やたらと「ジューシー」という言葉を使う人が多い。
何ですか?ジューシーって・・・

その点、「モヤサマ」の3人は黙々と食べるから、却って美味しいんだろうなあと思う。
納得させる方法は、口に出せばいいってものではない、ヨネ。

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ハーセプチンのことが大新聞の記事になってた

2011-09-23 | 乳がん治療(術前抗がん剤)
ちょっと前。
朝日新聞9月20日付朝刊にハーセプチンについて掲載された。

前半部分は

以前は転移性の乳がんと、手術後の再発予防に使えたが、術前の使用は医療保険の適用外であった。
それが今年4月保険の適用を認めた
、というような内容。

私は、別のタイプなのでこのお薬には縁がないのだが、がんの治療薬も、それを取り巻く環境も変化していることを感じた。


後半は術前にこのハーセプチンを使うことに対しての記事だった。

メリット
1,腫瘍を小さくすることによって、乳房を温存出来る可能性が高まる。
2,乳房の腫瘍に直接触れて変化がわかるので、薬の効果が実感できる。

デメリット
1,高額医療費制度を使っても月に5万円、合計60万円(標準的な治療の場合)
2、術前の治療で腫瘍がほとんど見えなくなるため、腫瘍の取り残しをなくすには手術が難し くなる。

まあ、こういうことはご存じの方には、「何を今更」という内容ではあるが、5段組の結構大きな記事だったので、広く、多くの女性への啓発という意味では良いことなのだなあ、と思った。

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