一日一幸

2011年6月乳がんステーⅣ判明。現在ホルモン療法とゾメタ投入中。2014年2月小脳の手術をしました。

万獣こわい 観劇

2014-04-02 | 観劇記録
 先日、渋谷のパルコまで劇を観てきた。
 1点集中のほうが眩暈は少ない。勿論、途中の電車の乗り降りには十分注意を払って行った。

 「ねずみの三銃士」というユニット。なにせみんな忙しいので数年に1度のユニットである。その3回目。前回は三田佳子さんが中々はじけていた。
 脚本は宮藤官九郎。それに古田新太、生瀬勝久、池田成志、夏帆、小池栄子、小松和重が出た。演習は、河原雅彦。
 当然パルコ劇場は一杯で、でもオープニングで、池田さん扮するゾンビが客席に来て「ここ空いてる」って1席あいている場所で悔しそうにバシバシしているのが笑えた。みんな笑っていた。本当にもったいない。

 今回は大阪のほうで起こった(と記憶しているが)家族で殺しあった事件がもとだ。
マンションでたった一人逃げてきた少女が5年後助けてくれた喫茶店でバイトを始めるところから、だんだん喫茶店内に事件が展開していく。

 多分、クトカンは松尾スズキを意識していると思われるので、ブラックでいやらしい。朝の連ドラとは違う。

 小池さんは着実に舞台女優として育っている。前に青山の円形劇場で舞台で見たけど、ポッと出のグラビアアイドルとは違ってきたなあという印象だ。夏帆さんはがんばっていた。舞台を多く経験するといいんじゃないかな。
 男性陣は、相変わらず、脚本なのか、アドリブなのかわからない。古田さんは今回、ふんどし姿になって、たいてい,裸を観ることになるね。
途中で、あのゴーチさんみたいな格好の人が頭を壁に打ち付けたりして「明日はオボカタさんネタをやります。」と言ったいた。やったのかな?
こういう、自由奔放なところが、舞台のいい点だね。

 帰りも、奇跡的に座って帰れて、ラッキーだった。5月の観劇の時は、めまいが治っているといいなあ。



 


常盤貴子さんはきれいだった

2013-05-01 | 観劇記録
 久しぶりの観劇だった。パルコ劇場。
寺山修二の、ストーリーがあるようでない話。
「レミング~世界の涯まで連れてって」
 主人公の中華料理人が片桐仁さんと 八嶋智人さん。        。
突然アパートの壁が消えたところから舞台は始まるが、さすが寺山ワールド。
言葉遊びのようなセリフと群舞の洪水。
 常盤さんは、一つの場面を繰り返し撮影している昔の大女優。大階段から降ながら歌ったり、タンゴを踊る場面もありで、美しさ全開だった。黒い衣装にはで目の化粧が似合っていた。さすが女優である。
 松重豊さんは、女装でお母さん役。ほとんど顔だけ出して、息子に追いやられた床下で畑を作っている設定。
 なにがなんだかわからないうちに、結局精神病患者の治療だったってことでごまかされたような感じだ。モヤモヤ度は大だけれど、非日常世界に浸るのも悪くない。
 なにせ現実があまりにも夢のない世界なもので・・・・・

こんばんは、父さん  観劇

2012-11-04 | 観劇記録
 今劇を見に行くことは減ったが、確実に見に行く舞台がある。井上ひさし作品と蜷川幸雄演出の舞台。そして永井愛作品である。
 今回も永井愛さんの最新作。題名「こんばんは、父さん」
 この顔ぶれが豪華である。佐々木蔵之介さん、溝端淳平さん、それになんと平幹二朗さん。この3人でチケット代5500円とはお得なんてもんじゃない。・・・・それに二兎社に登録しているので最前列がもらえた。こんな幸せがあろうか・・・
 ストーリーは、家族を捨てて出て行った父さんと再会する息子。その父さんから借金を取り合ってようとする若い闇金の社員。この3人がかつて家族が住んでいた工場跡で繰り広げる会話が中心である。
 永井さんはその時々の社会現象を取り入れるのだが、今回は町工場。梅ちゃん先生でも出ていたが、いま中小の工場を再生するというテーマが盛んらしい。最後は、しみじみとみんな幸せになれそうな終わり方だった。

 今回の収穫は平さんのジーパン姿が見られたことと、溝端君が意外に舞台を上手にこなしていたこと。蔵之介さんは相変わらず芸達者。
 三軒茶屋での楽しいひと時だった。


二人のA☆BEさん

2012-08-08 | 観劇記録
 二人のA☆BEさん。

 一人目のA☆BEさんは俳優の阿部サダヲさん。今、渋谷コクーンでお芝居中。大人計画の「ふくすけ」松尾スズキ作・演出。
 とにかく大人計画の芝居は毒が強い・・・というか身体障害者や精神障害者がやたらと出てくる。お芝居だから許されるゼ、という感じ。「メ・ク・ラ」とか「ビ・ッ・コ」「カ・タ・ワ」とかもうピー言葉が満載。以前見た「サッちゃんの明日」で気持ち悪くなったが、懲りもせずまたまた行ってしまった。なにせ、今回の出演者は阿部サダヲ、大竹しのぶ、古田新太、多部未華子・・・・などの豪華メンバーだったから。
でも正直に言うと、ここまで毒を出さなくても良かったのにと思う。テレビドラマでは絶対あり得ないレベルだ。
 もし「乳がん」患者が主人公で・・・なんて考えたら・・・・・・・障害を持っている方(もしくは家族)はお芝居を正視できるのだろうか? でも、若い人はこういう差別用語はもはや死語になっていて言われても「?」な感じで、問題にもならないのかも知れない。
 サダヲさんは相変わらず哀愁のある芝居で、ただ者ではないと思うような雰囲気を醸し出してさすがの存在感だった。古田さんや大竹さんなどが一緒に見られる幸せを感じたので、作風については保留。

 もう一人のA☆BEさん。通っているジムの女性インストラクター。年齢はアラフォー?かな)と思われるベテランに属する先生。この先生のアクアビクスは面白い。来る人に気も遣って声をかけてくれるし、指示のタイミングもプールにいる人たちにピッタリ合わせてくれる。冗談も交えて、楽しくレッスンを進めてくれる。
 上手くない方のレッスンでは、指示も突然だったりで、やっている方がとまどう。A☆BE先生のレッスンは明らかに人数が多いので、きっと人気なのだと思う。
 世の中は「若く」ないとダメ的な感じで女性を見るけれど、実は仕事の上ではベテランのほうが実績を上げていることも多い。特に人間相手の商売は圧倒的にベテラン女性が上手だ。もっとベテラン女性の価値を認められる日本になって欲しいものだ。

 ということで自分のをとらえた二人の「A☆BE」さんのお話。
 今日は涼しくて、夕方は風も吹いていたので、庭の花が揺れていた。細くても頑張る花は一層美しい気がする。



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斜めな笑いで免疫アップ・・・できたかな?

2012-07-05 | 観劇記録
 恒例の「ザ・ニュースペーパー」の公演。
あまり知っていらっしゃる方はいないかも?政治家に似せて政治を皮肉るコント満載の2時間。基本ほめることはしない。その時々の時事ネタなので、今回は生活保護のネタもあった。
どうやらパンダの子供が生まれて号外が出たらしく、急遽パンダネタをやっていた。
それから、客席に田原総一朗がいたみたいで、「緊張する」と言いつつ田原ネタもしっかりやっていた。
 彼らの本拠地は中野だが、本日の銀座博品館もホームグラウンド同然。コアな常連さんもいて、「いいぞ」「その通り」なんてかけ声もかかる。年齢層は高いし、反応も早い。
今回は政局も混乱して、コントの台本造りも大変だっただろう。
ただ、実際4時間ある公演が1時間半しか収録できないのは、舞台ではよいけど、DVDでは×という内容を削られちゃうらしい。
 彼らのいいところは終演後ロビーに出て談話したり、一緒に写真を取ったりしてお客を大切にしていること。自分が携帯を向けたら、ポーズをとってくれた。

小沢さんのネタが得意の竹内さん。




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観劇編ー多部未華子主演「サロメ」

2012-06-02 | 観劇記録
 放射線治療の後は、舞台を観て夢の世界へGOだ。 

 タベちゃんは「デカワンコ」でのコミカルな演技とは180度違う、魔性の女サロメ。有名なオスカーワイルドの作品。
 一昨年野田秀樹「農業少女」で初めて彼女を観たとき「若いけれど、演技はいける」と直感した。
今回は宮本亜門先に抜擢。妖艶というよりあどけない少女に隠された魔性という演出。
 彼女、すごんだときの声がなかなかいい。テレビより舞台向きの女優さんだ。実物は小柄だけど、キレイだし、動きもしなやかだ。でもTVで「デカワンコ2」やって欲しいけど。後、奥田瑛二さんがでていたので、懐かしかった。

 終演後ロビーに出たら、東ちづるさんがいた。やっぱりキレイだった。こういう芸能人を見つける楽しみもあるんだなあ。

 治療の後東京に出て行ったので、夕飯は劇場のある東京オペラシティのなかの「そじ坊」で「名物」とお品書きにある「葉わさびソバ」を食べた。ほんのりわさび味がする。



最初にソバを揚げたおつまみが出る。



 でも、隣の女性2人が、知り合いがソバアレルギーになった話をしていて
「それまで、なんでもなかったんでしょ?」
「体質が変わったらしいわよ」
などと話していて、それを聞きながらちょっと箸を止めてしまった。
そうか・・・・
アレルギーというのは、突然出てくることもあるのか・・・・な~んて・・・ネ

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楽塾「十二夜」を観に行くの巻

2012-05-07 | 観劇記録
まず最初に、楽塾の皆さんお疲れ様でした。再びパワーをもらい、夏を乗り切そうな気がします。

さて、今回は流山児事務所の熟女パワーはじけるお芝居。
原作はシェイクスピアだけど、流山児流にアレンジ。たぶん日本の戦国~江戸時代風の設定だけど、あくまで架空の国の架空の時代のお話。衣装もかなり大胆。基本きらきら系がまた楽しい。
 シェイクスピアのドタバタな喜劇の世界を唄い踊って表現していた。

 何がいいって、無駄な暗転がない。これは流山児さんがお客さんを楽しませようとする精神が生きているのだと思う。多くの芝居を見ていると、むやみに暗転を繰り返し、しかも長いよ~というお芝居を数多く観てきたので、そういう退屈な演出をしないように工夫していた。

 そして何より、女優さん達の相変わらずのパワーあふれる演技が素敵だった。
 舞台を観るのは、有名人を生で見たいということと、現実から離れた世界に浸りたいということと、そして役者さん達の生き様を少しでも感じたいため。
 自分と同じ年代の「おばちゃん」達が2時間近くも芝居して、踊って、唄っている姿を観ると「自分もやらねば・・・」という感覚が呼び起こされる。きっと4年前に楽塾のお芝居を観たとき強烈な感覚を感じたからこそ、ずっと印象に残っていたに違いない。
今回縁あって再び観劇の機会を得て、さらに力をもらった。
前回は、逃げないパワーを、そして今回は生きなければというパワーを・・・

 いよかんさん(村田泉さん)、お会いしたら、想像以上に美人で素敵な女優さんで、お話しするのをちょっと気後れしちゃいました。一緒に取った写真、私は微妙に病的で恥ずかしい感じで写っています。きっと去年からの生活の変化が、人間らしさを取っていたのだと思います。口では頑張るといいながら、どこかで「どうせ・・・」というあきらめやふてくされの心が広がっていたに違いありません。
 でも、いよかんさんのすっと立ったりりしい姿を手本にして、私ももっと首や背中をまっすぐにして歩いていきたいと思います。「あきらめるのは、人生が終わるときでいい。それまではあきらめないで、全力を尽くせ」の精神ですね。

出演された方々(敬意を込めて)
いそちゆき 河内千春 川本かず子 菊池磨菜  桐原三枝 小森昌子 阪口美由紀  杉山智子  関口有子  高野あっこ  内藤美津枝  二階堂まり  西川みち子 みかわななえ 宮沢智子  村田泉  めぐろあや  吉田和子  山下直哉  五島三四郎(敬称略)

                 
1コインで買えた「パンフレット」上品な配色。チョット暗くて良さが出てない、残念。


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野田MAP「ザ・ビー」観劇の巻

2012-05-02 | 観劇記録
 茅場町の水天宮ザ・ピット。元学校の敷地に劇場がある。三方が校舎でもう一方に箱崎公園。貴重な「都心に住む幼児」が1人お父さんといた。

 作:野田秀樹 出演:宮沢りえ 野田秀樹 池田成志 近藤良平
 正確には筒井康隆原作である。

 場面設定は、妻と子供を人質にされた善良な市民が今度は犯人の妻と子供を人質にして、次第に残忍になっていく・・・というおぞましい話。何度も上演された野田さんの代表作を一度見たかったので、電話での熾烈なチケット争奪戦に奇跡的に勝利して手に入れた舞台。たぶん抗がん剤で弱っていたはずだけど、ここは頑張った。
 席は予想通り最後尾だったが、何せ250人しか入れない小さな劇場。十分近かった。
 で、何が印象的かって・・りえちゃんの生足。ストリッパーという設定で、太ももまであらわな服を着てのお芝居だったので、どうしても足に目が釘付け。
 お顔は相変わらず美しい。でも、今回気がついたのは、足がタダ細いだけじゃなくて筋肉質な美しさだってこと。
 最近あまりドラマには出ないのは舞台で忙しいんだと思う。野田さんはしょっちゅうりえちゃんを出しているし。実際彼女の舞台はチケットすぐ完売だ・・・すごく自分の世界を作れる女優さんだから、テレビよりずっと輝いている。だから、相当身体も鍛えられるんだと思う。その辺のタダ細いだけの若いモンに「りえちゃんくらい鍛え上げた生足見せてみな!」と言いたいくらい。
 4人ともそれなりの役者だし、舞台もなかなか興味深いものだったけど、りえちゃんが印象に残っちゃって・・・・野田さんごめんなさい。

ああ、あんな足にならないかなあ(無理か)と思いつつ自分のシシャモ足を見てため息付くばかり。
仕方ないので、夕飯に気合いを入れた。



Cpicon 豚肉しそ団子のカレー焼き* by soratea

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強風の中「まほろば」を観に行く

2012-04-03 | 観劇記録
 昨日は朝から天気予報で「強風」の言葉が飛び交う中、初台まで観劇に出かけた。
 チケットは数ヶ月前から確保しているから、天候がどうあれ行かなくては・・・
 でも、帰りにいつも乗る東西線がストップしたらしく、主人の機転で総武線にしたのが正解だった。どうやら自分達が帰宅した後、総武線も止まったらしい。
危機一髪
1時間45分という短い演劇で良かった。

これはパンフレット。(写真が良くないですね)
 
 そんな中で観た劇は女性ばかりの長崎での話。男達が祭りのために外で盛り上がって日の旧家の本家での騒動。
 子供を産み本家を存続させるのが義務であると、娘に迫る母親が三田和代さん。今まで観たことのないはじけた演技。(コミカルという意味で)
それに、娘役の秋山菜津子さんと魏凉子さんが都会から帰ってきて起こる騒動。
 ポイントは、「妊娠した」「妊娠していない」という話であるが、子供を産むのが女しかできないということが、女性の生き方を制限しているということをつくづく感じさせられる内容だった。
 劇中「閉経」が連呼される。「閉経」って女の終わりじゃなくて、身軽になれることも多いんだけど、世間はどう観ているんだろう? やっぱり、これは男性作家の作品だよなあ・・・女が産むか産まないかで騒いでいるゼ~という目線で書いてる気がする。
 途中の「子供を連れた母親の集団が子供をほったらかしでおしゃべりしている」光景を批判的に話す場面があるけど、それはちょっぴり同意。

 久しぶりに劇を見に行った。病気療養の身のため、以前と同じペースでは行けないが、でも、あの別空間に入れる快感はこれからも時々感じたい。
 取り合えず、4月はこれで終わり。 5月は1日の野田マップ「THE BEE」を観ることから始まって、数回出かけることになる。
 自分の活力になっている観劇は続けていきたい趣味でもある。


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下北沢でお買い物

2012-02-08 | 観劇記録
目の前で劇を見ていると、痛さや辛さも忘れる・・・ということで池袋と下北沢のダブルヘッダー。
池袋のサンシャインではフルチンこと古田新太主演の「ロッキーホラーショー」ボンテージ風の衣装でやりたい放題。この前はブリーフ姿だったし、まともな衣装の古田さんは最近見ていない
でも、ローリーさんのギターで最後は盛り上がっていたし、笹本れなちゃんのかわいい顔も見えたので、良かった。それにしても演劇でペンライトを持って振っている人もいたのにもビックリした

そしてその後下北沢へ移動。
夕飯を食べに定食屋「千草」に行ってロールキャベツ定食を食べた。
本来は「美味しい」と言って食べたいところだったが、口がおバカさんになっていたので、せっかくの玄米ご飯も味の良さがわからなかった。メインのロールキャベツもね。

開演までの待ち時間、劇場の下にある「ヴィレッジバンガード」に入ったら・・・あれ?どこかで見たような服装の男性。女性連れ。
背が高くて、ブラックのロングコートをきて、髪型がいわゆるオカッパ風の~
思わず「松田翔太だ」と心で思ってしまった。
「彼も今日の演劇を見に来ているに違いない」と勝手に思って・・・顔を正面から見たいと・・・さりげなく前に回って横目でちらっと見てみると・・・
なんちゃって翔太だった。
似てたけど、目がちょっと細すぎだった。(ごめんなさい)
そんなこんなでお気に入りのケラリーノ・サンドロヴィッチ演出「龍を撫でた男」を見てきた。山崎一さんを中心に戦争後の日本人の混沌とした精神を不気味に演じていた。
大鷹明良さんがコミカルな台詞で客席を沸かしていたのが意外であった。

そして、いつものアンゼリカ「みそパン」は売り切れだったので、その替わりにゴボウ茶と塩麹ドレッシングを買ってきた。
ゴボウ茶はゴボウの味だった。(当然)
塩麹はブームらしいけど、使ってみないとね。









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