一日一幸

2011年6月乳がんステーⅣ判明。現在ホルモン療法とゾメタ投入中。2014年2月小脳の手術をしました。

診察と再会

2012-10-30 | 乳がん治療(ホルモン治療)
 2週間前にリリカカプセルを処方されたので、その経過をお話しした。体の痛みがなく、快調に起きられるという報告をした。
そして、今度は2週間後。本来はゾメタ点滴のはずなのだが、予定表には検体検査(血液検査のことだろう)と診察しか載っていないので、点滴のことが気にかかったが、診察終わった後だし、その時に先生が気が付けば、ゾメタもするだろうというユル~イ考えで納得した。なにせ患者さんが次から次へと来るので、一人一人は覚えていないだろうから、こちらから言わないといけないのだろう。
 実は待合で座っていたら、後から顔見知りの方がご夫妻で来たのだ。奥さんともご主人とも元同僚。いつもなら自分は気づいても下を向いてそ知らぬふりをするところだが、今回は顔をあげて挨拶をした。
 奥さんが乳がんらしいということは風の便りで知っていたし、どうやら主治医が自分と同じ先生らしいので、この先、顔を合わせることが多くなるかも知れない。そのたびにそ知らぬ顔はできないし・・・・
 自分の呼び出し器がなって診察室に入らなければならないので、軽く会釈して入り、出てきてから迷ったが、近づいて「私ももう1年半休んでいますから。」と言って別れた。
 自分のパターンを思い起こすと、たぶん彼女はご主人と一緒にこれからの治療方針などを聞くことになるのだろうと思う。当然、顔は沈みがちで、こちらが何かを言う場面ではない。でも、真面目で頑張り屋なので、きっと前向きに治療すると思う。
 声をかけるとき、自分は微笑んでしまったと思うが、良かったのだろうか?大丈夫という意味合いを込めたつもりだが、伝わっただろうか?暗い顔をしていたら「やっぱりがんに罹患したら人生はお終いなのだ。」と思われたくなかった。
 実はそれは自分自身に言い聞かせていたのだと思う。でも、こういう場面でも、心の中で「一足お先に。乳がんのことについては、よく知っているのよ」的な微妙な優越感を感じるのがおかしい。そんな場合じゃないのに・・・・

 今日の夕飯は、1匹250円也のオコゼをから揚げしてみた。人生初のオコゼのから揚げ。(食べるのは経験ある。あげるという調理は初めてだ)。すごいことになってしまった。



 が・・・食べてみたら結構いけた。特に皮の部分が好みだった。これからは出番が増えそうだ。

髪の毛は生えたけれど・・・

2012-10-28 | がん治療に関わる日常生活
抗ガン剤治療中なのに毛髪は生えるのですか?

本日も病院で診察。今週3回目。まあ、それは特に何もなしで11月に6回目点滴やりますよ、という話で終わり。なのだが、今、不思議というか、なんというか・・・また頭に毛が生え...




1年前は、白血球を増やす薬の影響で、少し髪の毛が生えてきたのだった。
思い出すなあ~早く生えないかな・・・なんて遠い目をしていた。

そして1年後
2月の抗がん剤終了から、早8か月。
バリバリ生えてきている、と言いたいが、残念。
前髪の異常な遅さと後ろの馬のタテガミ状態のアンバランス。
おまけにストレートから天然パーマにリニューアルしてしまって。
白髪はもう30代からのことで仕方ないとしても・・・・
まだまだ悩みは続くよ、どこまでも、の心境。

理想は、この方の髪型。
コメントは好きじゃないけど、雰囲気は好きだ。
あくまでイメージ。
頭も、見栄えも違いすぎる。



こけちゃいました

2012-10-22 | 日記
悲しい。本当に悲しい。
何がって?
歩いていて転んだから。
段差があったのを見逃してガクッ・・・・前のめりになってすって~ん。
周囲に人がいたけれど、恥ずかしいというより、またか!という思いのほうが強かった。
なぜって
昨年の1か月以上杖生活をしていた悪夢がまた来るのか?という怖さを感じたから。
4月の半ばにころんで床に思いきり左ひざを当て、結果膝から血を抜きしばらくの杖生活。
転んだときはモップを逆さにして必死で歩いた記憶がよみがえった。
今回は、もう失敗を繰り返さないように、近くの薬局で冷感シップを買い、その場で貼らせてもらい、素早く処置をした。
だってまた歩行困難になったら、目も当てられないから。

それにしても昨年は体重オーバーという理由がついたけど今回はなぜだろう?
もう、歩くときに前を向いていると、地面に意識が回っていかないらしい。
この分だと、歩くのがますます怖くなる。でも歩かないと足が弱って・・・という負のスパイラル。
とにかく膝はケアをていねいにして、歩くことは続けないといけないとは思っているので。

本当に人生、悩みは尽きない。
そんな中コスモスもきれいに咲いている公園をちょっとだけ歩いてみた。





マイナスな1日

2012-10-18 | 日記
 たぶん年齢のせいだ。そう思いたい。
 一昨日のこと。
 いつものように食料の買い出しへ。まずペットボトルやトレーをリサイクルBOXに入れ、それを入れてきたバッグを下げつつ、3階の電気屋さんへ行き、携帯の充電器を探す。しばらく探してもないので、係員に聞くと「すみません。うちでは置いてないんです。」この頃はスマホの充電器だけで、普通の携帯用の充電器がないのが当たり前なのか?
 がっかりしつつ、隣の書店で本をちら見して、エスカレーターで2階へ。そこの婦人服コーナーでセーターを見て(買わず)また1階に戻り、さて食品を買おうかな・・・・・・・・ない
 確か手に持っていたはずのバッグがない。もちろん、あせって自分が歩いた道筋をたどってみた。2回繰り返したけれど・・・ない
滞在期間が長かった電気屋さんには3回行った・・・けれど、なかった。 どこで落とした(もしくは置き忘れた)のだろう?思い出さない。というか、てっきり持っていた感覚だったので・・・・
 以前携帯電話を忘れた(と思った)時は「たぶんここだろう」という心当たりをハッキリ思い出したのに、今回は???である。
 いよいよ、物忘れが激しさを増してきたようで・・・・ちょっと危険かなと思ってしまう。

 でも、一番困っているのは汚いショッピングバッグを忘れられたお店に違いない。捨てたいけれど、お役様が取りに来たとき困るし・・・なんて悩みながら隅っこに保管しているかもしれないし・・・
でも、自分としてはどこに置いてきたかまったく抜け落ちているので、いまさら全部の売り場に聞くのも恥ずかしい。それに正直言うと、捨ててしまいたいような使い古しなので、なくても困らない。ああ、いっそ思いきりの良い店員さんが「こんなもの」って処分してくれるとうれしいなあ~(ごめんなさい)

 こんな頭でこれからやっていけるか心配だ。だから、買い物をした後(しっかり買い物はしている)引いたガラポンで500円の商品券があたってもうれしさ半分だった。
 プラスマイナス…マイナスな1日。
 でもそれだけでは悲しいので、キモかわいいライオン。某ショッピングモールにいる。


新しい薬

2012-10-16 | 乳がん治療(骨転移)
 昨日は1か月ぶりの通院。ゾメタの日。
 最初に針を入れるとき、1回失敗。もうこれは当然のことと思って、びっくりしない。むしろ2回で入ったことのほうがビックリした。ただ、点滴しているときに周囲が白っぽく見えたので、「また、前にあった血圧の低下が起こったか?」と心配した。何となく天国に来たのかな?という感覚なのだ。
今回はそのあと治まったので良かったが、どうも針を刺すことに体が抵抗感を感じているらしく、困ったものだ。

 その後診察。ケアルームでの待ち時間が長かったので、待合の椅子に座ったらすぐに呼び出し機が鳴った。
 今回もあっという間の診察だった。血液検査もしているので、何も言われないということは体の異変がないということなんだと思った。
なんだか物足りない、と思うのは、去年の怒涛の治療と自分の症状は軽くないはずだ、という思いからなのだが、本当にこんなに簡単な診察でいいのだろうか・・・・本当は喜ばなくてはいけないはずなのに、逆に心配になるのはなぜだろう?

 でも、今日は薬を1つ追加してもらった。リリカカプセル。体が痛い(関節、特に上半身)と伝えたら、「それでは、痛み止めを出しましょう」と。
 薬局で購入した後で、ネットで見ると、眠気とかだるさが出ることもあるというので、朝飲むのは不安だ。一応夜寝る前にだけ飲むことにした。
 昨晩さっそく飲んでみたら、朝の体に痛みがほとんどないので、薬自体の効き目は良いみたいだ。やっぱり、朝の目覚めが良いと、気分もよい。
 そのかわり、肥満にもなりやすいらしいので、要注意。毎日の体重はかりは続けてチェックしなければならないだろう。
 それにしても、薬が増えていくことには、ちょっぴり不安も感じる。できれば、薬なしで過ごしたいものだ。

ブランドを勧められて

2012-10-13 | 買い物全般
 今日のアクアビクスもハードだった。土曜日のインストラクターは基本的なのだけれど、休みがないので、キツイ。
 途中隣の男性が「しんどい」という目をして見てきたが、自分もきつくて「終わりが待ち遠しいね」と心の中で返しておいた。でも、こんなに動けるなんてやっぱり嬉しいものだ。
 
 帰りに買い物のためにショッピングセンターに立ち寄った。チラシでブランド物のバーゲンがあったので、ちょっと覗いてみようとガラス棚の前に近寄ったら、即店員さんが来て「ごらんになりませんか?」とさっさと鍵を開け、自分に白手袋を渡してくれた。
「軽くてイイですよね。」なんて言いながらプラダのバッグを見せてもらって・・・・
でも、半額とはいえ4万円強の金額をバッグに出すのはためらわれたので、「もう1日考えてみます。」と言ってその場を離れた。
 すぐ後に来た若いおネエさんは「もう1個しか残ってないのね。」と聞いてピンクのグッチを見て、すぐに「これ、会計しますね。」と会計場所に持って行った。よほど買いたかったのね。すごくうれしそうだった。
 そういえば、抗がん剤を打った後と検査をした時の会計が5万円近くになった時があったような・・・
う~ん、1回治療したと思えば、バッグも買えるなあ~なんてちょっと考えてしまった。昔だったら「自分にごほうび」なんて言い訳しながら、買っていたと思う。
 今は、買わない。(ホルモン剤やゾメタにお金がかかるしね)

秋の蚊とランドセルの色

2012-10-12 | 日記
 かゆい、と思って右手を見たら1匹の蚊。当然反射的に「パシッ」と左手で応戦。見事蚊は赤い血液を散らして撃沈した。この血は自分の血だったのか?
 もう10月というのに、まだ生き残って必死で血を吸っている蚊がいるなんて温暖化の影響なのだろうか。
 主人に言わせると蚊は人を見ていて、死角になりそうな部分をねらっているらしい。そういえば、自分は右目の視力が圧倒的に悪い。(そんな馬鹿な)
 それにしても、蚊のように一発で血管に針が入って楽に血液検査と点滴がしたい。月曜日にゾメタ点滴&血液検査が待っている自分は、早くもビビッている。
 
 そんなこんなで郵便局に幼児があって散歩がてら外出したら、小学生の下校時間で、楽しそうに帰って行く姿を目撃した。
女の子が水色のランドセルを背負っているのを見て、個性化という言葉が思い浮かんだ。ちょっと前は男の子は黒、女の子は赤で固定化されていたけれど、今は自分の好きな色を持っている子も多いようだ。

 それにしても不思議なのは、個性が強調されている割には今のリクルート・ファッションがほとんど黒に統一されているのはなぜだ?いつからリクルートは無個性になっちゃったのだろう? 誰がこのブームを仕掛けたのだろう?バブル崩壊から?
 ちなみに自分が大学生時代求職していた頃は、スーツの色は・・・・たぶん水色っぽい物を着ていたと思う。結構、みんないろんな色の服を着て面接に行っていたような気がする。ピンクなんかもありで。それが自分の個性の主張だった。 昭和の時の方が個性あったなあ・・・歌も「人とは違う個性的な物を作ってやる。」なんて勢いで面白い歌が多かったし。今カバー曲が多いのはそのあらわれなのだろう。

 ランドセルの色みたいに、もっと若者も本当の意味で人と違う個性を出せばいいのにと、歯がゆいことも多い今の日本だ。
 

変わっていない部分と変わった部分

2012-10-08 | 日記
駅弁を食べ、歩行サポート靴を買い・・・の1日
秋になるとどこかのスーパーで催される駅弁・空弁祭り。実は明日他のスーパーに行って買おうと思っていたのだが、今日行った所に偶然駅弁コーナーを発見。お昼にちょうどいいと思って、家族...


駅弁好きは変わらず、昨日も駅弁フェアで買って食べた。高いけど、こういうことで全国に行った気になるから・・・それにお昼作る手間が省けるのが一番の理由。時々「ああ、いやだ」と思ってご飯作りを放棄したくなることもあって、そういう時にこういう催し物があると、「それっ」と行ってしまう。
 余裕が少しでもあるときは、チョット贅沢も必要だと最近よく思うのである。(単なる手抜きの言い訳)

 靴については・・・この買った靴、実は少し履いて戸棚の奥底にある。残念ながら、つま先に当たって指が痛いからである。サイズは大きめのを買ったはずなのにやっぱり履いてみないとダメだった。
安物買いの銭・・・いやいやこの靴は1万円近くして、高かったのだ。だから、また履ける日を願って戸棚の奥へ・・・・出番あるかなあ?
 でも、嬉しいことに数年来の膝の痛みは軽減され、なんと和式トイレでしゃがむことができた。奇跡だ。今までは、和式トイレや畳の宴会なんて遭遇したら恐怖だったので、この劇的改善は嬉しい。
 体重が減って重しが取れたのか、それとも、膝の軟骨が再生されたか(それはないと思うけど)、とにかくイタタタタという絶え間ない痛みがなくなり、立ち上がるときにちょっと物に掴まる程度になった。
 この感触はあの五十肩がいきなり治ったときのような感触だ。この調子で、膝よ頑張ってちょうだい。目標は正座して1時間座っていられること。

穏やかな1日

2012-10-06 | 日記
 夏の日差しとは違い、何となく秋らしい太陽の光。蒸し暑かったけれど、やっぱり今までとは違う気配。
朝から花火音がして、地元神社の大祭を告げていた。ただし、御輿が通ったりするので、出かけるときは気をつけないと、渋滞にはまってしまうので要注意。

 そんな中、買い物に行ったショッピングモールで、高校の吹奏楽部が演奏していた。
30分前から最前列のいすに座っているのは、家族に違いない。後ろで何人かの男の人がビデオカメラを構えていて「きっとお父さんに違いない。」と思った。
いくつになっても、我が子は可愛いに違いない。きっと久しぶりのビデオ撮影だろう・・・とその光景を見てホッコリした。
 9月から土・日にいろいろな高校の吹奏楽部が来ていたらしかった。今日は「千葉県立佐倉高校」。古くは長嶋茂雄さん、最近は藤木直人さんやバンプ・オブ・チキンなどを輩出している。「梅ちゃん先生」の中の「大学」はこの高校にある校舎を使っていた。
 おそろいのTシャツを来て、演奏も身体を振り振り楽しそうに行うのが最近の吹奏楽演奏らしい。ブラスバンドというほうが合っている。





 屋根付きなので、いい具合に響いて良い演奏だった(と思う。音楽はあまりわからない)
 こういう演奏の場がたくさんあるのは修行の場としてサイコウだろう。
 駅構内でも、中学校や高校が演奏しているし、ディズニーランドでも審査をして演奏させている。(夏休み)どうやら、出られると1日フリーパスがもらえるらしい。競争率は高いようだが・・・・

 そして、その後フードコートでインド人さんが作る野菜カレーを食べて満足だった。ここはサラダのドレッシングが酸っぱくなくて好きだ。ナンも大きく焼けていて十分。



 こんな穏やかな日がいつまでも続けばうれしい。

 

ハムスター4万円

2012-10-05 | 日記
 今日の通院で歯の治療が終わった。とりあえずは半年後に検診ということで。

 そんな中、行き帰りの途中にある動物病院。
 我が家にはペットはいない。というよりたぶんこれからも飼わない。全員が動物好きではあるが、苦い経験があるからだ。
 思い起こせば数年前。犬は散歩が大変だし、ネコは道路に飛び出して轢かれる可能性が高いので、ハムスターを飼ってみようということになった。
 飼育本を買い、ゲージや木のチップ、水飲み器、餌も買い、ハムスターを買って「さあ、かわいがるぞ。」と気合いを入れて飼い始めた。ジャンガリアンハムスターはセールで1匹980円。
 ところが、元々弱かったらしく、ある日頬袋が口の外に出てしまい、大変な状態。家では治せそうもない。(湿気のある物を食べると鳴ることが多いらしかった)
あわてて、車でよく見かけていた動物病院に運び、診察してもらった。お医者さんは「手術してみます。」私たちは「よろしくお願いします」
 1時間後「ダメでした」
 死体(遺体?)は処分してもらい、看護師さんから小さな花束をいただいて帰ってきた。治療費8手術費込み)4万円なり。値切るわけにも行かず、支払った。健康保険があるはずもなく、人間様の診療費よりずっと高かった・・・
 以来、動物を飼うということは、膨大な医療費がかかるということと同じだという認識のもと、ペットはあきらめて今日に至る。
 我が家の合い言葉「980円のハムスターに4万円を掛けた」

 道で高価なワンちゃんを散歩させている方を見ると、大いに尊敬する。