一日一幸

2011年6月乳がんステーⅣ判明。現在ホルモン療法とゾメタ投入中。2014年2月小脳の手術をしました。

写真の真実

2013-02-28 | がん治療に関わる日常生活
 同窓会の写真・・・
年を重ねたのは仕方ないとしても、顔が明らかに病的だった。
もう十分体力が回復したものと思っていたが、
写真は正直だ。
なんというか・・・・
この1年半の闘病生活を総括しているようだった。

着る物をモノクロで統一したのも、余計に暗い顔色を強調しているようだった。
他の人は髪の毛が白かったり、薄くなっていても
それなりに生き生きしているのになあ。
これじゃあ、久しぶりに再会した人もがっかり下に違いない。

もう少し柔らかい笑顔で映っているといいのに
顔の造りは仕方ないとして
「柔らかい」顔で映りたい。

なんだか、ちょっとがっかり。
というか、精神的にも豊かのならないと、ひどい写真ばかり残されるよなあ~
それから、よく言われることだが、
年を取ったら明るい洋服を着る、というのは
信じるべき情報なのだろう。
これからはパステルカラーなどを選んでみようかな。

まだまだ取り返せるよねえ、自分の人生

復職願いの書き直し

2013-02-27 | 仕事関係
 復職願いの書き直しに、明日も職場に行く。
いくら近いとはいえ、3回目・・・

 書き方の例くらい作ってほしいなあと思う。
ただ、元を渡されただけで、しかも何を書けばよいか、意味不明な点もあって、管理職と相談して必死で書いたのに・・・
短いとはいえ、自筆で書くのは結構時間がかかるのだ。
 役所に住民票などを取りに行くと、ちゃんと書き方の例などがあるし、わかりやすく説明もしてくれる。
残念ながら、内部ではそういう丁寧さはないらしい。
それで、何回でも平気で書き直しをさせる。

こういう体質こそ
ハシモトさんに批判される原因なのだと
痛感する。


いつか陽のあたる場所で  を読む

2013-02-25 | 本の感想
 言わずと知れたNHKドラマの原作である。
ドラマは1回からず~っと見ていて、上戸彩さんと飯島直子さん二人が肩を寄せ合って生きていく姿をハラハラしながら、時にはちょっぴり涙しながら見ている。
 刑務所帰り(前科もち、マエ持ちという隠語で言われていた)という特殊な境遇の中で、二人がどういう生き方をしていくのか、周囲はどう接するのか、毎回食い入るように見てしまう。二人にも、周囲にも共感してしまうのが不思議である。
 でも、二人と同じ立場の人にしてみたら、興味本位でのドラマにして欲しくないと願うだろう。自分が「がん関係」のドラマを冷静に見られないのと同じように・・・・

 今は人権問題として男女差別や外国人差別、障がい者差別などの最後に「服役者への差別」をしないという項目が設けられている。でも、どういう言動が差別なのか?とか同じ人の犯罪は起こりえないのか?などの疑問は多い。
 我々の身近にそういう人がいたら、どういう行動をとればいいのかは難しい。
 それにしても、「分籍届」という仕組みがあることを初めて知った。家族というものも簡単に分けられるということだ。

 原作では、ドラマほど劇的な変化はない。どちらかというと、淡々と主人公の芭子の心情を描いている。それはそれで心に響く。そして、ドラマの展開も気になる。

ということで、今期のドラマで一番は「いつか陽のあたる場所で」である。
2番目は・・・
「信長のシェフ」。JINに近い味わいのある空想ドラマ。ミッチーはなかなかいい味を出している。


通院のポイントで誕生プレゼント

2013-02-24 | がん治療に関わる日常生活
 クレジットカードのポイントがたまったので8000円分の商品券に交換した。
パルコのものなので、息子に誕生日プレゼントとして送った。若者のほうが使い道がありそうだ。
それにしても、ポイントがよくたまる。
一番の原因は通院の時の支払いをしているから。
 乳がんがわかったころに検査したら、支払機に40000円を超える数字が出て、あわててカードで支払いをしてからは、ほとんどカードで払っていた。だって、40000円なんてお財布に入れることなんてなかったし・・・
 さすがに今は月1回で診察とゾメタ、そして3か月ごとのホルモン剤なので、以前のようにお金が逃げることはなくなったが、それでも毎月1万数千円と3か月ごとにホルモン剤代数千円が出ていく。
 「ちりも積もって山となる」は必ずしもイイことばかりじゃない。
 いや・・・ポイントが貯まるのはイイことか?
 いや・・・できれば支払しないで済む体になりたい
 じゃポイントが貯まるのは喜べないこと?
なんてよくわからないまま、ポイント交換をした。
ぼやぼやしていると、失効してしまったりするから要注意。

さて、息子はよろこんでくれるだろうか?
 

免疫力をあげる笑い方?

2013-02-23 | 乳がん治療の知識的なこと
 免疫力をあげるには笑ったほうがいいというのは、以前から言われているけれど、
どんな場面で笑えばいいの?と思ったことがある。
心から笑う場面があればそれに越したことはないけれど、さて・・・

最近読んだ本に免疫力アップの特集あり。

 笑うことで、副交感神経が刺激され、リンパ球が増えて免疫力が高まるのは昔から言われていたこと。(リンパにちょっぴり反応してしまった)しかも、無理に笑うことでも、効果があるらしい。
 無理やり笑うのにも抵抗があるが、免疫力が上がるのならば、思い切って「あっはっは」とやってみたほうが良いのだろうか?なんだか、どこかの地方の「笑い講」みたいだ。



 逆に怒ったり、イライラしたり人を恨んだりすると、顆粒球(交感神経の緊張状態が続くと増加する。体内に侵入した異物をやっつけると増加して、発がんのもとになる物質)を増やして免疫力を下げるって。
たぶん人を恨むことはないと思うが、イライラは減らしたいなあ。最近イライラが増したみたいなので要注意。

 体型の問題では、小太りくらいがちょうどいいのだそう。
太っている人は、自分の体を支える必要があるので筋肉と脂肪がついており、体温が高くて保温もできるので病気になりにくいって。ただ、太りすぎは心肺機能に影響してしまうので、小太りくらいがちょうどいいらしい。
でも・・・できれば細身体型でいたい願望もある。自分は太ると小太りではなく大太りになるので、これ以上太る勇気はない。

他にも
「ラジオ体操の勧め」やら「夜は0時までには寝ること」やら、「便秘は免疫力が下がっている時になる」「平熱35℃台の人は、日中にはカイロを使ったり、半身浴をするなど意識的に体を温めると1℃くらいは数日後には上がる」などモロモロ。

 ただし、これらはすべて年齢50代以上対象のため、それ以下の方たちに有効かどうかは・・・・定かではない。

手から物が滑り落ちる

2013-02-20 | 乳がん治療(ホルモン治療)
 最近、右手(利き手)のつかみが悪くて、よく物を落とす。今日も買い物袋を玄関前で落とした。
しっかり掴んでいるつもりでも、落とすのだからいやになる。
 あんまりホルモン剤やらのせいにしたくないが、やっぱりなんらかの影響はあるのだろうか?
それとも、脳神経などの影響からくる麻痺の前兆だったら、困ってしまう。まったく復職を前にしての体の不調はいい迷惑だ。

 もう1つの悩み。今の眼鏡のフレームで遠近両用メガネが作れるだろうか?
教科書を読んで、すぐに顔をあげて黒板に字を書く間に眼鏡を上げ下げしている姿を見せるのは、ちょっとイヤかな・・・・そのまんま東さんみたいに笑いにできればいいけど、自分の仕事にそんな笑いはいらないし・・・悩ましい限りである。
どうやら、今の遠近両用は質もいいみたいなので、近々勉強堂に相談に行こう。

 なんだか「は~」ということばかりだが、期限はだんだん迫ってくる。ホルモン剤を飲もうとゾメタを打とうと、弱音は吐けない。今のうちに「強~い心」を育てておこう。

先日高知で見てきた土佐犬の横綱みたいに、
あわてず
騒がず(無駄吠えせず)
威厳のある
人間
さういうものに 私は なりたい






地震かめまいか

2013-02-19 | 日記
 さっき地震があったとテレビの上部に表示された。
あ、やっぱりあったんだ。
椅子に座ってパソコンに向かっていたので、ゆらゆらしたとき「あ、めまいだ」
と思った。
春先になると、クラクラくるのだ。

そうしたら、息子が
「地震だったらしいよ。」と教えてくれたのだ。
なあんだ、やっぱり地震だったのか。
めまいじゃなかったようだ。

あの3・11の時から、やたらに体が揺れることが多い。
大抵は気のせいであるが、時々本物の地震が・・・・
でも、頭の調子も良くないかもしれないという不安がある。

脳にまで支障が出たら厄介だあ

このまま病気の進行が固まって欲しいなあ


おまけ:
同窓会で1年上の先輩が
「つらくなったら「下を見なさい。」
「なぜですか?」
「門を入ると花壇があるだろう。それを見ると、やってやろうという気にならないか。」
というお言葉をくれた。
自分は、いやなことがあった時は空を見上げることにしているので、むずかしいなあ。



同窓会で「頑張るな」と強調された話

2013-02-18 | がん治療に関わる日常生活
 大学の同窓会に行ってきた。
 自分が2年の時の1年~4年までの合同。約20名。もともと1学年10名前後なのでこれでも半分は来ている計算になる。 でも、自然と学年ごとに固まる感じになっていた。自分の学年は男6人女4人。今回は女は自分1人。男5人だった。1人は仕事があるため欠席。

 誰かが言っていた。
「濃密な時間だった。]みんなが納得した。結構我々もハチャメチャで楽しい青春を送っていたのだ。夏休みは、日本アルプスに行き、何かあると「コンパ」と称して楽しんでいた。学生運動は4,5年前に下火になり、平和な時代だった。
 自分は常に「おまえ」か呼び捨てで呼ばれ、「~さん」なんて呼ばれたことはなかった。そう男女というより同志という感じ。
同窓会で「おまえ」と呼ばれて30年前がよみがえった。今だったら、セクハラなんて騒ぎそうだけれど・・・

 休職していたことは幹事をしてくれた人に伝えていたので、具体的に乳がんのことも言った。 そしたら、みんな
「頑張るな。」と一生懸命言ってくれた。
「お前より、俺たちのほうが年上なんだから、俺たちのほうが先に逝くべきなんだ。」なんて、泣かせるようなセリフを言っちゃって・・・
そういえば浪人して同学年になった人も3人いたんだ・・・
 あんまり「頑張るなよ。」と言われたので、もういいよと言いそうになったが、飲み込んだ。
 みんないつまでもこの世にいてもっと爺さん、婆さんになるまで付き合えるだろうと思っているのに、次の同窓会にいるかわからない、と言われたら考えてしまうだろう。なんか必死だったのが、ちょっと可笑しかった。
 2次会までやって、最後には1年後にまた集まろうということで落ち着いた。もう2年後なんて言っていられないという心境になっていたのに違いない。
 みんな定年を2~3年後に控えているけれど、集まればすぐに大学生に戻れる。しゃべり方はあの時のまま。自分にも居場所があったことを再確認できた。
 あの時みんなで撮った写真はちゃんと保存している。今回の写真も送られてくるはず。そうして毎年記録を残せるだろうか?

 家族に対する思いとおなじように同志に対する思いも深い。

肩幅ひろこの悩み

2013-02-17 | 買い物全般
 できれば骨を削って整形したい。顔ではなく…肩幅・・・

 今日、紳士服の青にブラウスを買いに行った。4月最初に来ていくスーツの下に着るためのブラウス。
 今は女性用の服も扱っているので、ちょうどいいのがあるかなと思って勇んで出かけた。

 白だけではなく、紫やピンク、水色などきれいな色のものやストライプもあるし、フリル付きのものもある。
ワクワクしながら、(普通の服は11号でもOKだけど、肩幅があるから13号でないとだめかもしれない。)と思いつつ手に取ってみていると
女店員さんがニコニコしながら
「何かお探しですか?」と近寄ってきた。
「肩幅が広いので、13号でないとだめかと思って」と言うと
「お測りしましょう。」とメジャーを持って測ってくれた。
そして、ブラウスの裏にある表を見せながら
「細身にできているので、手をあげたりすると、きついかも知れませんね。」と控えめにおっしゃる。
「厚めの服を着てらっしゃるから。」と言われても、自分のことはよ~くわかる。
「15号もありますが、これはお取り寄せになります。」の後に、別のだったら、在庫があるということでそれを購入した。
フリルがあるのがちょっと恥ずかしい。 でも、これ一択なので仕方ない。

   

 それにしても世間の女性はこんな細いお召し物を平気で着ているのか。
 もう、自分は日本の服はだめらしい。どうやらハワイで売っている服は大きめサイズで選びたい放題(アメリカンサイズだから当たり前か)らしいから、早いうちに買い付けにでも行こうかな。
その前に、胸にひらひらが付いた洋服を着た姿、皆様にお目にかける勇気が出るだろうか・・・・

プロの魂を感じた

2013-02-15 | 日記
 今の日本人が仕事を選ぶ基準に「楽しい」ということらしい。
楽しくないと自分には合わないということで辞めたりすることも多いとか・・・ 
仕事をやっていたら、楽しいどころか苦しいことなんてたくさんあるのに。

 本日は自分が出会った「本気で仕事をしている人」のお話。

その1
 昨日まで四国に行っていた。レンタカーの返却場所でうっかりしてETCカードを差しっぱなしにして空港に入ってしまった。
お土産を見ていたら、後ろから「カードを持ってきました。」という大きな声。レンタカーの営業所の若い女の子が顔から汗を流しながら立っていた。
「空港に入られたので、間に合うかと思いました。」とETCカードを差し出してくれた。 自分もお礼を言って受け取ったが、申し訳なかったな。
 さっそくこちらのお菓子でも送っておやつにしてもらおう。
 カードだから、あとあとトラブルになるのも困るからということもあるだろう。でもそれにも増して、お姉ちゃんの汗と赤くなったほっぺにプロ根性を感じた。

その2
 旅行中、宅急便さんが2回来たらしい。自分としては明日でもいいかなと思って再配達をお願いしておいたが・・・今日、ピンポーン。
配達の方だった。チケットだった。
 配達の男性は
「チケットは直前に配達されることが多いので、間に合わないと困るかと思って・・・」と言いつつ手渡してくれた。
 某チケット会社からの封筒は何回も届けてもらったことがある。きっと公演に間に合わなくなるのを心配して何回も来てくれたのだ。
 実は公演はまだまだ先の話だったが、すご~くうれしかった。
 
 仕事は楽じゃない。でも、その苦労のおかげで助かった人間もいる。
はあはあいいながらカードを届けてくれた女性も、公演を心配して何回も来てくれた宅急便の男性もしんどかったろう。でも、自分にとっては救いの神様だ。

 まだまだ日本人も捨てたもんじゃないと思うできごとだった。