一日一幸

2011年6月乳がんステーⅣ判明。現在ホルモン療法とゾメタ投入中。2014年2月小脳の手術をしました。

40回の忍耐に拍手

2012-05-31 | 乳がん治療(放射線治療)
 今日も放射線治療。遂に17日目に突入。
 皮膚は相変わらず固く、赤黒くなっている。
 今日も病院の入り口をくぐり抜け、受付をすませ、いすに座っていると・・・来た!
 私の前に治療する人。今日も遅刻・・・・
 すると、その男性が隣の空いていたいすに腰掛けた。
 自分は、何気なく「私の前に治療している方ですよね」
 「ああ、そういえば、昨日もいましたよね。放射線ですか?」
 「そうです。大変ですよね。」
そのあと、男性は
「40回の予定で、あと4回です。」
「40回ですか?もうすぐ終わりますね。・・私なんか25回です。」
その後、男性はすぐ呼ばれ入っていった。
終わって、私と入れ替わるとき、「お先に」「お疲れ様」
と言い合って別れた。

 40回・・・皆勤でも2ヶ月。気の遠くなる回数を彼はひたすら通ってきていた。
 ここのところ、10~15分遅れてくることが多かった人で、自分は少々むっと来ていたのだが、そういう事情なら、仕方ないという気になったから不思議だ。こういうのを、「戦友」とでも言うのだろうか。
 先日は放射線ができない人に出会った。今日は非常に長期間照射される人に会った。25回で長いと言っている自分は何をしているのか?
 彼の忍耐もあと4回。来週には解放される。男性のホッとした顔と、技師さん達の「頑張ったですね」という顔が思い浮かんだ。
 自分も早く解放されたい~と願いつつお腹がすいたので、帰りに350円のうどんを食べた。あっさり味でおいしかった。



おまけ:今日のBGMは何とジャパニーズ・ポップスだった。技師さんが若いペアだったからか?おかげで眠らずに済んだ。(いつもは外国の民謡みたいな音楽だったので眠かった)
明日は、松山千春が流れないかなあ~無理だろうなあ

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ぶさいくな心

2012-05-30 | 日記
 毎日午前中に食品買い出しと洗濯をすませ、1時50分に家を出発。約40分後に病院到着という変わらないスケジュール。車中、カーラジオを聞きつつハンドルを握っている。
お気に入りはFMナックファイブ(79.5)。埼玉のFM放送だ。
 今日のテーマは「不細工な心」視聴者からの投稿で進行する。
 中でパン屋での親子連れの話。
 母親に連れられてきた小さな女の子が「あたしも取る」とトングを持ってカレーパンをはさんだら、下に落とした。母親はいったんはトレーの上に載せたが、しばらくして店内のお客が入れ替わったときを見計らって、カレーパンのコーナーでもう1つのカレーパンを乗せたと思ったら、落としたカレーパンを元の棚に戻した。
 MC方は2つのことを問題にしていた。
 1つは落としたパンを元に戻す母親の厚顔無恥な行動。
 そして、もう1つは「やりたい」と言ったら何でもやらせるのか!という内容。自分も「何でもやらせる」風潮は嫌だ。
  夕方の混雑するスーパーで子供用のカートを勝手に押させている親子連れ。子供は秩序正しく歩きなんかしない。 危なっかしくて・・・・それでも「すみません」と行ってくる親はまだ好感が持てるけど、たいていは「自主的にやらせているのよ」的なオーラ満載。自主、自立ね~ちょっとちがうんじゃないか・・・
  今日は小さな喫茶店「ツリードーナツ」で200円のラテを買い、外で飲んだ。

気持ちよい空気感だった。そしてここのコーヒーはちょっといい。200円でなんて奇跡的だ。ドーナツも甘すぎず、いい塩梅。新しい発見。
そしてこれは昨日と違うコアラ。



こっちの方がかなりコアラらしい。



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骨転移と薬との闘いは終わっていた

2012-05-29 | 乳がん治療(放射線治療)
 今日の放射線治療のあと、放射線科の先生から背骨の骨転移について聞いた。
 結局背骨への放射線治療はなくなった。どうやらもう闘いは終わっているということで、あとは今の治療を続ければ良いらしい。「強者どもが夢の跡」かな。
 CTでその跡もみせてもらった。輪切り写真が次々と出てきて、「これ」「これは違う」という感じで、白い米粒みたいな物をいくつか指摘していた。K先生は若いが、画像を読み取る力はなかなかだと感じた。
 どうやら、乳腺外科のM先生に連絡したときに、上手く伝わらなくて、放射線をした方がいい・・という風に伝わってしまったらしい。病院同士の連携というのはなかなか難しいものだ。
 
 終わってから、車にガソリンを入れるために自宅を通り越して隣町のガソリンスタンドに行った。入れてもらえるガソリンスタンドを決めているので。セルフは苦手。
 この街のシンボル。何でしょう?



 正解はコアラ。
 この街は「ユーカリが丘」

コアラ=ユーカリの葉。
それにしても、ちょっと、怖い

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また通院の日々と癒されている物のこと

2012-05-28 | 日記
 携帯の待ちキャラ(かぐや姫キャラ)が「月を見ると悲しくなります」と嘆いている。
まだ十五夜じゃないのに・・・
 そのすぐ後に扇を振ってえらい笑顔で手招きしている。
まるで、自分のように落ち込んだかと思うと、すぐ復活している。自分にピッタリのキャラだ。

 最近の指先と足の裏のしびれは何が原因か。少しばかり気になるが、今はあと10回の胸の放射線治療を頑張る。(その後も控えているけど)
 片道40分も車を運転するのが疲れてくる毎日だが、今日みたいな急に雨の降る日はぬれずに助かる。まさか、22歳で免許を取ったときはこんなに活用するとは思わなかった。
今でも、運転は嫌いだ。(というか最近は怖さが加わった)
 それにしても、自分の後で治療を待つ女性は気の毒だ。自分が行ったときは前の人は部屋に入ってすでに待合いにはいないけど、自分が出てくると、必ず後の女性が座っている。今日は自分の前の人が遅かったのが原因だ、と言い訳しておこう。(心の中で) 
 病院を出たときは大雨が降る前のいい天気で、ロータリー前の花が綺麗に咲いていた。



 家の庭には花・・・というより食べられる植物(ナス、キュウリ、ミニトマト、ピーマン、その他多数)を植えている。

      

 「花より団子」
 でも、花が咲かないと、実もならないから、早く花が咲かないかなと待っている毎日。去年はミニトマトが失敗したから今年こそはぜひ豊作をと願って水や肥料をやっている。(主人が)

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町内会の清掃に思い切って参加した

2012-05-27 | 日記
 年に3回の清掃活動。今日はその1回目。 9時から開始。なぜかこの町内は8時50分には出てきて始めてる。早い。
 主人が起きてくれなかったのもあって、思い切って参加してきた。
 昨年までは自分が行ってたけど、なんだかこんな状態になってからは行く気もしなくて、何を言われるかわからないという後ろ向きの理由も付けて、過去2回はpassしていた。
 今日は、一言で言えば「開き直り」の精神。
 もう、ずっと仕事に行かなくて、家にいることも知られているし、いいか・・・何言われてもという気持ちになった。
 出てみたら、なんていうことなく終わった。みんな掃除に夢中だし、仕事であまり家にいなかった自分には、特に話し込むような人もいないし・・・
 隣の奥さんは
「たまには出てみると、はあっsんで切るから」と明るく行ってくれ、お向かいのご主人はゴミ袋を「持ちますよ」と言ってくれた。

でも、これでますます「あの人病気なのか?」という疑問も持たれたかな?
まあ、いいや。
やっぱり普段の生活を送れることが、精神の健康にはいいとしみじみと感じた。

買い物に行ったついでにパンを買ってきた。
ライ麦入りのパン。もちもちはしていないけど、甘すぎず、いい感じ。
NPO法人「ぽれ・ぽれ・千葉」で作っている。
精神障害の方の支援施設だ。
 最近は障害者の自立支援のための施設が多くなって、パンやクッキーなどを作って販売しているのを良く目にする。んな特別なパンを作って販売するのもいいアイデアだと思う。



切ったら
 

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放射線治療で一番緊張すること

2012-05-26 | 乳がん治療(放射線治療)
 思いがけず、放射線を胸だけでなく背骨にも照射することになって、詳しいことは火曜日に放射線科の先生に聞くことにした。それにしても、去年がんが判明した段階で骨シンチやCTなど一連の検査をしたはずなのに、背骨の転移についてはまったく予想外だったことにはビックリ。 
 どっちみち、胸はあと10回照射だが、+背骨の照射があるので、まだまだ今の病院には通うことになる。
 先週までで14回終わって、最初の「位置合わせ」が一番緊張する。
 なぜか?
 自分で台に上がって仰向けになって・・・まではいいのだが、その後の微妙な合わせの時、基本技師さんが手でやって、たまに台の上げ下げで調節する。背中に敷いた不燃紙みたいのを持って身体をずらすのだ。
 技師さんが男性の時は「さあ、やってください」という感じで、お任せできるのだが、週3回くらいは小柄な若い女性技師さんが来る。たぶん身長160cmないだろう。
 彼女が自分の腰の下で動かそうとしている気配を感じると、できるだけ腰を浮かせて協力している。(最近腰浮かせすればよいことに気づいた)
 これがなかなか上手にできない。思うように腰(またはお尻)が持ち上がらないのだ。残念。
 体重30kg台の軽い人なら楽だろうが何せこっちは身長も高いし体重もそれなりにある。(いわゆる大女)
 きっと女性技師さんも心の中で「早く25回終わってヨ」と思っているんじゃないかな?
 そんなわけで、台に上がって何回の手直しで「だいじょうぶです」の声が聞こえるのかが一番の心配事となっている。
 ゴメンね、まだ当分通うのであしからず。
 それにしても、放射線科の仕事も体力が必要だなんて、またまたお勉強になった。
(イメージは、機械を操作しているだけの感じだったので)

 あ、出来るだけ野菜食べてるから、治療終わる頃にはけっこう身軽になっているかも(意味ない)

ドレッシングにも凝って、食べてるよ。

    色もキレイで味わい深い。加賀野菜「金時草」の赤紫の葉を使ったドレッシング。鉄分やカルシウムが多く含まれている植物なんだそうだ。ちょっと値段が高いのが難点だけど、たまにはいいかも。
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愛ある怒り

2012-05-25 | 日記
こっちの病院に来てはや15日目。 今は、病院内をうろつき回り、来院者の人間観察をするくらいの余裕が出てきた。
 今日も、1時半に病院入り口に入り、再来受付機にカードを入れ手続きをしていた。
 すると、前の方から、女性の大きな声。
 「動いちゃだめじゃない」
病院のロビー中に聞こえる甲高い声。ああ~また子供がお母さんに怒られている・・・と思ったら、さらに叱る声。
「この間も、死にかけたんだから、気をつけてよ!」
 ちょうど受け付けも終わって顔を上げたら、声の主と叱られている主を発見した。
 叱っていたのは、売店に並んで会計しようとしている年の頃なら30前後の女性。
 叱られていたのは、チョット離れたところで車いすに乗っていた小柄な年配の女性。
 若い女性が並びながらも
「おばあちゃんの命が大事なんだから気をつけなくちゃ」
など、言い続けていた。
 どうやらお孫さんがおばあちゃんを連れて来て、必要な物を買い物していたらしい。おばあちゃん、車いすから降りようとしたのか、それとも車いすでどこかへ行こうとしたのか?
 前に、同じようなことで命を落としそうになったのだろう。買い物をしなくちゃいけないし、おばあちゃんの行動も心配で、つい大声が出てしまったに違いない。人間は本当に相手のことを思っていたら、周囲に関係なく大声も出せるんだな。
 最近DVとか虐待で、大きな声を出すのはいけないことのように思われちゃうけど、せっぱ詰まったときには自然に怒鳴っちゃうこともあるだろう。
 良かったね、おばあちゃん、良い孫がいて・・・
 死なせたくないという家族の必死さが伝わった一場面だった。

 トイレに行って同じ場所に戻ったら、孫が車いすを押して、2人とも穏やかな顔で出て行った。

 午後の病院にも、ドラマはある。

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骨転移の治った跡があります

2012-05-24 | 乳がん治療(放射線治療)
 これは今日の乳腺外科の診察で、真っ先に言われた言葉。。
 どうやら放射線科の初日にCTをして、その画像を見た放射線科の先生が乳腺外科の先生に連絡をよこしたらしい。(お手紙で、と言っていた)
 それで、毎回と言っていいほど写真を撮って、昨日も長時間かかっていたのだろうか。次の背中への照射も考えての計画か?
 「背骨に転移の治った跡があるそうです。」という話から始まった乳腺外科の診察。
 そのあと、去年の骨シンチの写真を見ながらの会話が続く。

 実際、去年の初期の段階では、胸骨に転移があるかも知れないし、自分も痛いように思うので・・・ということでゾメタを2回やっている。
その後、骨を見る医師の判断で胸骨には転移なし、という診断でゾメタもしなかった。
もちろん、背中のことなど、何も話題にならなかった。

 実はゾメタは胸ではなく思いがけず背中の転移に効いていたということになるのか?
 でも、転移が治る・・という現象がよくわからない。

 確実なのは背中にも放射線を照射したほうが良いだろうということ。25回追加?
たぶん胸が終わってからの照射になるだろう。
 昨日は、放射線の出来ない方との会話で沈んだが、今日は照射の真っ最中に新たな箇所が追加される自分に、ちょっと落ち込んだ。からだの裏表を念入りに・・・ 魚の開きが焼かれている気分。
終わるのは7月中旬か?先は長い。

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手術から2ヶ月過ぎて「のど元過ぎれば~」

2012-05-23 | 乳がん治療(手術後の生活)
 3月に手術してから2ヶ月過ぎて、最近、自分の病気を忘れつつある。
 腕は上がるし、浮腫(むくみ)はないし、車は運転できるし、という本当に普通の生活。
でも、本当に大丈夫なのかな?「燃えさかっていた」10cm以上のシコリがあったし、6個もリンパ取ったし、ステージⅣだだと宣言されたし・・・
 明日、乳腺外科の診察日。術後の検査についての話などはあるのだろうか?

 でも今は心理的には穏やかな日々。
 土曜日には「横浜赤レンガ倉庫」のショップも見て


 「横濱馬車道アイス」なる最中アイスを食べ



 えの木てい のローズサブレを買って 楽しんできた。

 

 髪の毛も抗ガン剤終了から3ヶ月で、かなり生えてきたが、悲しいかな白髪が多い。今、「利尻コンブ配合」のカラートリートメントをせっせとつけて、少しでも黒く見せる努力をしている。
今日、久しぶりにドライヤーを使った。嬉しいことに、タオルだけでは水分が取り切れなくなっているのだ。
 そして、今の悩みと言ったら、手術後のうつぶせ寝はいいのか?と放射線治療が完走できるか?ということ。
これを「のど元過ぎれば熱さ忘れる」というのだろうか?
 でも、この穏やかな日々が、今年も、来年も、再来年も・・・・・・続くといいなあ~

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治療できない方もいる

2012-05-22 | 乳がん治療(放射線治療)
今日も放射線・・といつものようにリニアック室前のイスに腰掛けた。すると・・放射線科の医師が患者さんらしい人を連れてやってきた。
 座る場所は2人分くらいの長いすで、そこに3人がけする。黙っているのも苦痛なので、思い切って話しかけた。
「放射線科をうけるんですか?」
返ってきた答えは
「できないみたいなんです」」

 女性は自分よりチョット年齢高めのおとなしそうな方。
そこから話し始めて、どうやら同じ病院で同じ頃に手術したということがわかった。彼女は胆管のがんらしかった。
手術をやって、放射線・・と言われてこの病院を紹介されてきた。ところが、放射線はできないらしい。肝臓も近くにあり、肝機能が心配ということ。
 あとは抗ガン剤投与だけになる。そして、再度紹介状をもらって、元の病院で治療を続けるか、この病院で治療をするかを6月に決めなくてはいけない。決め手となる治療がないみたいだ。
ご主人が
「研究材料になってるんだ」と言った。この言葉が窮状を表しているようだった。
女性が
「自分の病室に入院したおばあちゃんは大腸を切って苦しそうだった」
と話すと、ご主人が
「取っちゃえるならいいよ」と加える。
自分が
「栄養を付けて頑張らないと」というと
「糖尿病だからあまり栄養は付けられないんです」と返された。
 しまった、と思った。やっちゃった・・・・話しかけない方が良かったかも知れない。
 
 やがて、紹介状やらこちらの検査結果を入れたCDやらをもらってご夫妻は去っていった。「お先に」「お大事に」の言葉だけ掛け合って。
 誰かのことを祈るガラではないが、本心からこの方の治療が良い方向に向かえばよいと思って見送った。また、あの病院でお会いするのだろうか?

 きっと、手術できて、放射線も受けられて、食べ物も好きに食べて良い私のことをうらやましく思っていたに違いない。でも、そんなの口にしない、真面目そうな婦人。
 日頃「自分はなんて不幸なのだろう」と自分基準で考えてしまうが、世の中にはそれ以上に厳しい立場に置かれているがん患者さんがいることを思い知る。
 初めて待合室で交わした会話は切ない結果に終わった。でも、決して忘れられない。

 それでも、家に帰って能天気に踏み台昇降をしてしまうのが自分らしい・・・と思う。
TVでドナ・サマー特集をやっていて、それに合わせてやったら早くて疲れた。でもリズムは合う。ドナ・サマーの歌はやっぱり迫力がある。今度はビージーズ特集やるかな?

              

そのあとにおやつ。アーモンドに砂糖がかかっていた。小さかったけど、途中でギブアップ。
甘いのは、今は得意ではないので、残念。

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