林道ツーリング倶楽部

三重県を中心に走ってます

京都の山は心も体も寒かった

2015-10-25 20:22:58 | 林道ツーリング
10月24日~25日
今週も2連休なので「どこぞへ走りに行こうぜ」といつものメンバーに声を掛けていたところN君は「24日が都合がええ、でも翌日用事があるから早く帰ってきたい」と言い、S君は「25日が都合いい」とおっしゃる。
本当に自分勝手なメンバーである(笑)
僕としても、それぞれの都合に合わせて2回も行けるわけないしと考えていたら、
24日に自治会の仕事が入った(でも1時間ほどのことで断っても良かった)。
それではということで、N君には悪いけど24日自治会活動して25日ツーリングに決定し、S君と時間調整する。
そしたら、23日の金曜日になって「組の寄り合いが入った」と連絡が入る。
「色々と忙しいのはしかたないけど、前日はないよなぁ、もっと早くに分かっていれば、24日にN君と行ったのに」
これで、すべての計画がオジャンである(泣)
「こうなったら、1人で行く、それも前泊でや」と投げやりな気持ちでスケジュールを決めた。
行き先は京都、24日土曜日自治会の仕事を済ませてから出発、宿泊はテント、場所は、日吉ダムにある府民の森ひよしにすることにし、金曜日の昼休みに電話してみる。
「デッキサイトなら空いてます」ということで、予約完了(本当は、露地サイトが良かったんやけど。だってテントが小さすぎてペグが打てないんやもん)走る林道は、お初の「宇治宇治谷林道・三峠林道」後は時間次第にした。
投げやりにしては、結構綿密に計画を立てて土曜日の朝を迎える。
キャンプ道具の用意や、バイク(今回もCRF、いつになったらWRの出動になるんやろ、そういえば、最近セローも乗って無いわ)をトランポに積み込んだりし午前中に準備完了。
そうそう、事故にあったトランポが木曜日にやっと修理から戻ってきた。

「やっぱり、ハイルーフの補助灯付きはカッコええな」自画自賛。
こいつでツーリングに行くのは初めて。そこで、室内のハイルーフのスペースの使い方をどうしょうか考えたところ
いつも、大きくて持ち運びに困り、濡らしたくないテント用のアンダーマット(銀マット)を収納することに。
これがドンピシャで運転中も全然上が気にならなかったです。これで移動中にマットを濡らすことも無くなった(嬉)

午後から自治会の仕事をし、15時出発。
ナビによると距離は、高速・下道ともに150kmだが所要時間は高速1時間半・下道3時間半となっている。
ただし、高速料金は3,000円ほど掛かるため、どうせ早く着いても寝るだけなので下道での設定に。
R163を延々走り、R24奈良街道で夕方のラッシュ渋滞に合いながら、19時過ぎ、府民の森ひよしのキャンプ場に到着。
受付で料金を払いキャンプ施設へ。そこから、二輪車(ダブルタイヤ)で車から荷物を運ぶ。
沢山の人がキャンプをしている、子供の叫び声もにぎやかだ。
人間というのは、本当に自分勝手でわがままである、兵庫の時は誰か居てほしいと思い、今日は、もう少し静かなとこが良いと思う。僕は明日朝早いので、早く寝てほしいと思い、他の人は、せっかく遊びに来たので夜遅くまで遊びたいと思う。
それぞれにガマンが必要か。などとくだらないことを考えながらテントを張る。
風除けが無い吹きさらしの板間なので、ペグは打てない「まあええさ」とテントを置くだけにし、夕食の準備に取り掛かる。
今日は、本当に準備が良く昼間に買出しをしておいた。早速ビールを飲みながら出来合いの鍋を作り出来合いのおにぎりと一緒に食べる。
最高(*^ワ^*)これでも十分美味しい。
昔は、キャンプ場の食事に凝って、飯ごうで米を炊いたりして色々作っていたが、キャンプをしに来たのではなく、走りに来たのが目的なので、昨年の北海道のキャンプから料理は凝らないようにしている。
ビール2本を飲み、いい心持になったところで、耳栓をし、シュラフの中に潜り込む。
外はまだまだにぎやかに楽しそうだが、僕は明日が早いためお休みなさい。(-_-).。oOO グゥグゥ
のはずだったが、22時ぐらいに急に雨が降ってきたと思ったら、風が吹き出し気温が急激に下がり始める。
気温は、秋用のシュラフを使っていたので問題なかったが、強風には参った。
だって、ペグ打ってないんだもん。
テントの前室が強風で煽られ、前室の荷物が雨に打たれている。
慌てて、濡れるとまずい靴やコンロをテント内に入れ、テントが飛ばされないよう対策をする。
回りの人たちも、ペグの打ち直し等、風対策をしている。
僕は、ペグが打てないので、風用の紐でテントを張り板間に括り付ける。
風はゴーゴーと容赦なく吹き、前室は潰れたがテント自体は何とか朝まで持ちこたえてくれた。

朝6時、いつもの時間に目を覚ます。寝過ごした。慌ててシュラフから出て、片付けと朝食の準備に掛かる。
朝食は、バナナとパンとコーヒー。湯を沸かしてコーヒーを作る。
まだ回りは寝静まっている。
できるだけ物音を立てないようにし、テントを片付ける。
不思議なことに、テントは濡れておらず、スムーズに収納できた。

少し車を移動し、一般の駐車場の隅へ。CRFを降ろし走りに行く格好に着替える。

8時出発、気温が13℃と低い。
服は、大丈夫だがグローブは、薄手のため冷たい。
昨日の風で、府道363は、路面一杯に松の葉が落ちている。じゅうたんのように引き詰められた上をビックバイクがおっかなびっくり走っている。僕も、皮むきが済んでない新品タイヤのため慎重に進んで行く。
まず、1本目は、宇治宇治谷林道へ行く。
R162京北トンネルに出る交差点手前を右折し、どんどん上って行くと。
8時34分、Y字分岐に出た。直進は、工事中でパイロンバリケードがあったため、左ダート側へ進む。

こちらで合っているかどうか分からないが、とにかく進もうと走っていると、
またまたY字が出てきた。

真ん中に道先看板。

良かった、合っていたという喜びの気持ちで進んで行くと、道が随分荒れだした。

「まあ行ける所まで」とスタンディングで進むと、道が流されている。

行けないことはないが、ソロだし、CRFなので引き返すことに。
「これがマスでTLMだったら「面白いアトラクションだ」と言いながら進んでいくんだろうな」などと思ってしまう。
実際は、TLMでこんなに遠い所には来ないし、第一、他のメンバーはトライアル車を持ってないので実現はしない(寂)
一つ目の分岐まで戻ったが、ソロなので反対側はパス。
二つ目の分岐まで戻り(往復で5.4km)、8時59分、パイロンバリケードにバイクを停める。

ふと左に目をやると、

林道看板を発見。しかし、バリケードがあるため、直進するかどうか迷っていたら後ろから4輪が来た。
「ええい、ままよ」と左側の隙間から進入(侵入)
日曜日のため工事はしていなかった、しかしダート道の真ん中にピンクのリボン。
「ここも、もうすぐ舗装か」と思いながら進むと又、パイロンバリケードが。
「この先も」と思っていたら逆向きの看板でした。

こうして、工事区間を抜けた後は、快調に走って広場がある頂上付近に9時12分到着。

ここの広場は遊べるらしいがソロのためパス。
途中、景色の良いところで写真撮影し、(何という河やろか?)

下りて行こうとすると、またまたパイロンバリケードが。
「ええ?どうやって帰ったらええの。結構な車が駐車してあるやん」と思いながら、
またまた、パイロンの横をすり抜ける。
しばらく進むと舗装路の九十九折れになる。4輪や2輪が結構上がってくる。(バイクはオフ車やった)
「バリケードどうするんやろ。すり抜けか?バイクはええやろけど、4輪はどかすんか?」などと思いながら
走って林道出口に9時28分到着。

入口にはバリケード無し。入口バリケードからの距離6.2km(もっと長く感じたので途中でロストしてるかも)
ここからも結構走り、紅葉と紅葉時期の渋滞で有名な高雄に出た。
まだ紅葉には早く、渋滞も無かった。
ここからR162に出て、美山方面へ向かう。
次も林道は、R27沿いなのだがどの道で行くのが効率がいいか分からないため、林道近くにある
道の駅「和」
をナビにセットし、どこを走っているのか分からない状態の中、進んで行く。
途中R27に出たところでガスコンし、道の駅「和」に11時過ぎ到着。
少し早いが、昼を食べるためレストラン「和」へ
時間も早いため、空いており窓際に座る。
1時間半も一般道を走ってきたため、手が冷えているらしく悴んでいます。
「山野草そば御膳」を注文し、手をおしぼりで温めながら、スマフォで家族とLINEしていたら運ばれてきました。

美味しそう、そばのてんぷらが山野草なんやろか?炊き込みご飯は、松茸です。歯ごたえもしっかりありました。
今年1番の松茸でした。あとの添え物も美味しく、満足です。
これで税込み1,000円は安いんとちゃう。

そばの汁まで完食し、体も温まったころ、9人の団体さんが入ってきました。
オフパン・オフブーツのオフ車乗りです。1名女性も混じってました。
向こうも僕の服装を見て、オフ車乗りと気が付いていたみたいなので、少し喋りたかったのですが、
僕は食べ終わっていたため、そのまますれ違いになりました。
「9人も一緒の行動だと、引率者は気を使うやろな、でも楽しいやろな」と独り身を嘆きます。
道の駅を出てR27を法定速度+10km/h(もうすぐゴールドに戻るので違反はしたくない)で走っていると
ファミリーセダンが後ろから煽ってきました。
車には初老の夫婦が乗っています。
ここは、追い越し禁止区間なのですが、急いでいるんやったら抜いて行けばいいところを、左に避けろとばかりに
バイクを馬鹿にして煽ってきます。
僕は煽られる理由が分からないためそのまま走っていると、セダンが追い禁の黄線を跨いで擦り抜けで
追い越して行ったため、しばらく抑えていた物が「プッチ」と切れてしまい、しばらく追従してしまいました。
しかし、そのうち冷静に戻り「初老夫婦は急いでいたんやな、僕が横に退いてあげれば済んだ話や」と思うようになり、
追いかけるのは止めました。
どうか神様、マツダデミオのレンタカーの初老夫婦にご加護を。
・黄線で追い越ししても捕まりませんように・一般道を100km/hで走っていても事故りませんように・事故っても単独になりますように(笑)
どうも、今回心が病んでますわ。
そんなことをしているうちに、出野交差点が現れもう少しで行き過ぎるところでした。
交差点を左折し、府道59に入ったら三差路が出てきました。
右か左か分からず左へ進むと、工事通行止めになっています。
「また工事通行止め」と思いふとナビの地図を見ると府道59は右折でした。
さっきの怒りでナビを見る判断力が無くなっていました。
府道59をしばらく進んでいるとまたY字路が。

ここは、看板通り右に進む。
しばらく進むと、逆ト字路が現れました。時間は11時54分、ここが、三峠林道入口です。

でも、真新しいゲートがありました。でも鍵は掛かってなかったので、進ませていただきます。
途中写真撮影しながら
(向こうの山の裾野に見える道は何線やろ?)



12時9分、記念碑に到着(立ち入り禁止にするような危険な箇所は見当たりませんでした)



そこからしばらく走ると、KLXのライダーが対向してきました。
KLXのライダーが「通り抜けできますか?」と聞いてきたので「ゲートはあるが鍵は掛かってなかったよ」と答えていると次から次とオフ車が対向してきます。どうも同じ仲間のようです。
ここは、狭い道なのでやり過ごすため、路肩に止まっていると、皆楽しそうに会釈しながら通り過ぎていきます。
「ええなあ、マスツーリングは、僕も仲間に入れてほしいぐらいや」
最後らしきライダーが通り過ぎたので、「最後の人は、「最後尾です」とか教えてくれると助かるのにな」と思いながら、
僕も走り出します。
それからも結構走り、12時24分舗装路の「タカタラビ林道」に出ました。
距離は、10.18km。結構走り応えがある林道でした。こんないい林道が走行出来なくなるかもしれないのは大変残念です。
少し、休憩していると雑木林の中に廃車を発見。

もう随分年月が経っているみたい。「こんな事をする輩がいるから、林道が締め出しになるんや」と1人怒っています。
ここから舗装の下りで12時37分林道出口に到着

次は、以前も走ったことがある「君尾・泉富林道」へ行くため、R27に戻ります。
ナビの指示に従い、R27に出たところは、昼を食べた道の駅「和」の交差点です。
そして、対面にはレストランで会った9人のオフライダーが出発するところでした。
「1時間以上も休憩しとったんやな」
信号が青に変わり、僕と9人はそれぞれ反対側へ走り出しました。
40分程走り、13時11分林道入口に到着

いつも逆走なので、こちらから走るのは初めてです。しばらく舗装が続き、キャンプ場を過ぎるとやっとダートです。
ここのキャンプ場今年のGW予約していたのですが、メンバーの都合と天気でキャンセルした場所です。
この時もメンバーの都合に振り回させていました。
と、いやな事を忘れるように走りに集中します。路面はとても良い状態で上り傾向ですが、あまり高低差もなく
中高速コーナーが続く僕の好きな道です。ふとメーターを見ると「アカン、アカン」と思うような数字が表示されています。
あっというまに、記念碑に到着。



ここで林道名が変わるそうです。少し休憩した後、泉富林道を走り出します。
ここから、下りになり路面も変わり道幅も狭くなりまた、コーナーもきつくなってきました。
下りで、路面が悪く、コーナーきついのは苦手やわ。みんなどうやって下って行くんやろか?
ブレーキドリフトとか使うんやろか?上りやったらまだ走れるけど下りはアカンil _| ̄|○ il
転落怖いから、練習してないし。パニックになったら、リアブレーキから足よう離さんもんな
あんまり楽しめなく13時42分出口到着

距離は、舗装の入口から12.90km
ここからどうするか思案する。
車を停めた場所は、16時半に閉門するので、それまでには帰らないといけない。
残り時間2時間半でどこが走れるか考えると、ここからは近いけど「谷尾大滝林道」や「R162の旧道堀越峠」を走っていると時間が足らないよう気がする。
府道1まで出ても圏外でナビで調べられないため、しかたなくこのまま日吉ダムまで戻り、時間があれば近くの「日置林道」を走ることに。途中やっとスマフォ使えるようになったのでナビをセット。
到着予定時間は15時。「良かったぁ、堀越峠へ行っていたら到底間に合わなかった」
どこをどのように走って来たか分からないまま、駐車場横を通り過ぎ15時5分「日置林道」入口に到着。
ここの入口は、橋の手前と奥の2箇所がありどちらから行っても途中で交じり合う。
手前は車が多く止まっていたので、奥から進入。

何か廃道チックになっているが通行止めの看板は無い。「やったぁ、看板無しの入口や」と
草で道が見えなっているところも、どんどん進んで行くと急に視界が開けて道がありません。
急ブレーキで止まり、恐る恐るその先を見てみると、道が崩落してました。
「この場所こそ、通行止めの看板いるんとちゃうん?」とボヤキながら、
Uターンしようと思ったんですが、草が生えてて容易ではありません。
よくよく先を見てみると、バイクが通れるぐらいの道幅は残ってます。
「このまま、進んじゃえ」と走り出します。草で道が見えない状態の中やっと道の交わりに出ました。

「タイヤのスリップ跡は僕じゃありません」(笑)
進行方向には、やっぱり看板が、でも通行止めではありません(喜)

災害のため、何箇所も道が崩落している脇を抜けたり、倒木下を進んで行きます。

15時15分新道のトンネル入口手前に出ました。

距離は3.60km
新道により分断された林道の続きを探しましたが、入口が閉鎖され入っていけませんでした。
ここからどの道で帰るか考えた結果、林道逆走で戻ることにし、Uターンして走り出します。
橋側の出口に15時27分到着。距離は逆走の方が短く3.28kmでした。

1時間程余裕を残し駐車場へ戻ることができました。
ここで、着替えとバイクの積み込みを済ませ、スプリングひよしまで戻り入浴します。
体の疲れと、寒さをほぐした後、渋滞の下道を延々と走り、21時40分三重に帰ってきました。
帰りの道中、気温が10度を下回っていたところがありました。
帰りのテレビニュースでは、関西で木枯らしが吹いたと言ってました。
寒いはずです。林道走っている時は暑いぐらいでしたが、林道から林道への一般道のリエゾン区間は風が冷たく
寒かったです。
今回のツーリングは、怒ったりイライラしたり羨ましがったりと、心の葛藤が色々ありましたが
また、1人で走りに行きます。
それか誰か誘ってください。たまには誰かに連れってほしいわ。

追伸、うちのメンバーの誰かツーリング計画しろよ。ドタキャンしたるで!!(うそうそ(笑))

トランポ走行距離:309.7km
CRF走行距離: 270.1km
合     計: 579.8km
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