好奇 高齢者 の呟き

地場産業や蒲原の風景 山 山野草 良寛歌碑、 史跡 旧北国街道を訪ねる、 また聞いたり話した、方言を紹介したい、 

分水駅前良寛 歌碑

2007-09-11 19:35:22 | Weblog
良寛詩碑

心水何ぞ 澄々たる    しんすいなんぞ ちょうちょうたる
之を望めども 底を見ず  これをのぞめども そこをみず
一念僅かに瞥起すれば   いちねんわずかに べっきすれば
万像其の前に堆し     ばんしょう そのまえに うずたかし
之に執して以て有と為し  これにしうして もって うとなし
之に乗じて永く還らず   これにじようじて ながくかえらず
苦しい哉狂酔子      くるしいかな きょうすいし
終に十纏に繞はる     ついに じってんに まとはる
  

詩の説明
心の本体はもと清澄明白であって どこまでも限界のないものである
それが欲念と化して わずかでも動くと あらゆる現象が眼の前うずたかく
つもる 現実を実有のものだと考え、その上に乗りつつ,遂に永久に
本源へ立ち戻る事ができぬ、この酔いどれは苦しい。
くるしいとうとうお経に言う十纒(まとい)安感に縛られているのだ

難しい詩だ 人の心の中 の闘い やはりくるしい事が
良寛が何歳 位の時の詩か。

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