近所をウォーキングしていると、犬をつれて散歩している人をよく見かける。
ほとんどの人はマナーがよくて、犬の落し物はちゃんと拾っている。
(たまにそのままになっているのを見つけるが、そういう人は
だれにも見られないような時間に散歩しているのだろう)
たとえマナーのいい人でも、小のほうはそのままにしている。
だからだろう、道路沿いの花壇に「マーキングさせないでください」と
立札が立ててあるのを見る。そういえば、うちではそういう不快な思いを
したことがない。道路から高くなっている敷地の利点のひとつだろう。
道を歩いている人との距離感も平坦地より大きくなるのはたしかだ。
庭と道路のあいだのフェンスは腰の高さだが、歩いている人からすると
頭より高くなり、顔が隠れてしまうので、プライベート感は高い。
両隣や裏の家ともそれぞれ高低差があるから、平坦地で同じだけ離れた
隣家よりは距離感が増した感じがする。
この点は、前に住んでいた借家が山の斜面を切り開いた住宅地だったので
土地を探す段階から、傾斜地がいいとは思っていた。
でも、犬のおしっこ問題はあとになって気づいたことだ。
それと、今年度、自治会の役員になってみて、思ったことがある。
土地選びで、新興住宅地がいいか、古くからの街がいいか、意見があるが、
ここはその中間で、結果的にそれが一番よかったという気がしている。
新興住宅地だと、一から地域の決まりごとを作っていかなくてならない。
古くからの街では、先祖代々住み続けている人たちが地域を牛耳っていて
祭礼や行事など百年以上前からの決まりごとがあったりする。
その点、今住んでいるところは40年ほど前に宅地造成が始まったので
自治会の組織はきちんと完成しているが、しばられるような伝統はない。
いってみればちょうどいいのだ。
ところで、前に町内の班長をやったときは、義務的にいやいややっていたが、
今回はなんだかおもしろくて、やる気がわいてきている。
どうしてだろうと考えてみたところ、班長の仕事は上の人に指示されたことを
言われたとおりやるだけの使い走りだったからじゃないかと思えてきた。
今回はその「上の人」に当たる役なわけで、いちおう毎年の行事は
ほぼ決まっているが、自分で動いたり指示したりしないといけない。
そのちがいなのだろう。
ちなみに、班長も役員も順番に回ってくるので、自分でやりますと言って
なったわけではない。
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