この2、3日ほど、スマホに知らない番号やら非通知やらで
しきりに電話がかかってくる。あやしい電話には出ないことにしているうえ、
3日ほど前に市の防犯メールで、市内に詐欺電話がたくさんかかっているので
注意してくださいと連絡があったばかり。なので、ずっと無視していたのだけど、
あまりにもしつこいので、詐欺なら詐欺でだまされたふりしてからかってやろうと思い、
さっき何度目かにかかってきたとき思い切って出てみた。
すると、知らない男の声で○○さんですか?と聞く。
もちろんわたしの名前ではない。違いますと言うと、
名前を教えてくださいと言う。ほーら、来た、やっぱり詐欺だ、と思う。
なんで名前を教えなきゃいけないの? そっちが名乗ったからって
本名かどうかわからないじゃない等々、押し問答を繰り返していたら、
ちょっと代わります、と言って、今度は女の人になった。
相手は沖縄警察で相談に乗っている者ですと名乗る。
これも詐欺の気配濃厚! 警察官だとは言ってない。
「市役所の方から来ました」というのと同じ手だ。
いやー、ますます劇場型詐欺っぽくなってきたではないか。
でも、このあと何を言い出すかわからないし、あやしい奴にこれ以上
関わりたくもなくなったので、そろそろわたしを相手に詐欺をしようと
考えても無駄だとわからせることにした。
「ここまでのやり方はまるっきり劇場型詐欺そのものじゃないですか。
警察に代わります、弁護士に代わりますって、詐欺の手口そのまんま!」
ところが、じつはこちらが詐欺の被害者なんです、と女性は言うのだ。
よくよく話を聞いてみると、電話をかけてきた男性はヤフーオークションで
物を売ったがだまされたらしく、買い手の電話番号として教えられたわたしの番号に
せっせと電話をかけ続けていたのだ。わたしが出ていなかったら、まだまだ
ずっとかけ続けていたかもしれない。
買い手はでたらめな数字を教えたのだろうが、わたしもある意味、被害者だ。
一度など、夜、マナーモードにするのを忘れて寝たら、夜中の3時に
着メロで起こされたし。
さいごに女性は、「あやしい電話には出ないようにしてください」と言って
電話を切ったのだった。
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