先日、スーパーへ行って、いつものように黒豆を買おうとして――
驚いた!!
ずっと400円ほどだった250g入りの黒豆が一気に百円も値上がりしていたのだ。
一瞬迷った。
でも、ちょうどいい機会だと思った。
ずっと作って飲んでいた黒豆煮汁をやめる区切りにしようと。
作り始めたのはいつだったか。
雑誌の切り抜きを取り出して見たら、2000年となっていた。
なんと24年も続けていたことになる。
黒豆の煮汁には、サポニン、イソフラボン、アントシアニン、各種ビタミン、ミネラルが溶け出ている。
これを冷蔵庫に冷やしておいて飲む。
一方、黒豆の方は、煮豆にしたり、ミキサーにかけてポタージュにしたりした。
煮汁には脂肪の吸収を抑え、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす効用もあるが、
わたしは何よりイソフラボンを摂るために飲んでいた。
おかげで、更年期障害の自覚症状がまったくなかった。
更年期を無事に乗り切ったからには、いつやめてもよかったのだ。
だが、骨粗鬆症予防効果があるイソフラボンを摂るために、前ほどの頻度ではないが、作り続けていた。
でも、この値上げを機に、一度やめてみることにした。
値上げと言えば――
今朝の新聞に東大の授業料を来園度から年64万円にするとあった。
ちょっと信じられない!
国立大学なのに!!
いつの間にこんなに上がったのか。
わたしが入学したとき、国立大学の授業料は月額千円だった。
入学時、半年分6千円を前払いするように言われた。
高校の授業料よりも安くて、父は、月6千円の間違いじゃないかと言った。
次の年から、月額3千円に値上がりしたが(一挙に3倍というのもすごい)、
それでもわたしの学年は卒業まで千円のまま据え置かれた。
半世紀前のこととはいえ、50倍超の値上がり。
こんなに値上がりしたものがほかにあるだろうかと、身の回りを見回してみても、ない!
給料だって、50年前の初任給、今、50倍になんてなってない。
教育費こそ、ほかの何より下げないと行けないのに……