ズク無し生きもの館

飼育中の生きものたちの日常ブログです。
春・夏は両生爬虫類
秋・冬はハリスホークが中心になります。

君を忘れない

2006年07月24日 | 両生・爬虫類
 今朝、我が戦友が旅立ちました。私の身代わりとなって、カミツキガメの攻撃を一身に受け続けた末の最後でした。

       

 甲羅に付いたコケを水替えの度に落とす、と云う事は以前にブログに書きましたが、当然一筋縄ではいきません。4~5月の、冬眠ボケしている頃ならまだ楽なんですが、夏の盛りになると猛烈な勢いで抵抗&反撃をしてきます。水中では逃げ回るのが、陸揚げすると態度豹変
 亀の動きが鈍いのは甲羅が重いのが大きな理由なのですが、そんなハンデを物ともしない強靱な筋肉と四肢の持ち主です。しかも下半身には”第二の脳”があるらしく、陸上でも敏捷性が衰えません。
 そんな猛亀のお掃除を安全に行うため、考えたのが「二刀流」クリーニング。写真の柄付きタワシを、まずカメの鼻先に突き出します。当然パッコーンと食らい付いてくるのですが、一度噛みついたらなかなか放さない性質を利用して、その隙に片手のタワシで甲羅をゴシゴシ。
 「しまった!裏をかかれた!!」と気付いたカメが、振り返りざまにパッコーンと来るタイミングは、長年の付き合いですから分かります。そしたら無理せず中断し、再度柄付きを噛みつかせてからゴシゴシ…。
 はい、結構神経使います ゴシゴシも、強すぎると甲羅に傷を付けてしまうので加減が必要です。毎年ヤツのスピード&パワーも増してきていますから、タワシの消耗も激しくなります。私の手の代わりに毎回傷ついていく姿に合掌…。
 さ、明日は忘れずに新しいのを買ってこなきゃ♪