ズク無し生きもの館

飼育中の生きものたちの日常ブログです。
春・夏は両生爬虫類
秋・冬はハリスホークが中心になります。

悪の真髄

2006年07月23日 | 両生・爬虫類
 今日は朝から生き物達の世話に追われました。
 グールドモニターのケージに新しいヤシガラ土を入れて、カエルの床材を交換して、ヘビの糞を取って…。諸々済ませた最後、アンフューマの水替えを始めました。
 どの飼育書を読んでも、「見かけによらず凶暴」「混泳は無理」「取り扱いには注意」等々、テンションの上がる事ばかり書かれている生き物ですが、ただ飼っている分には全くそんな様子はありません。

       

 普段はぼけーっと転がっているか、短い四肢をけなげに動かしてノロノロ水底を這い回っているだけだし。食欲は底なしですが、食べ方はパクリ・ゴクンと平和なものです。噂では、水替え時に悪の本性を表すとのこと。水槽の電源を切り、ポンプを突っ込んで水の吸い出しを始めます。
 この”のぽぽん”似の両生類がどう豹変するのか、ちょっとドキドキしながら見ていると…
「なんやねん。」「お前誰やねん。」まるでヤ○ザがメンチきるように、ポンプに鼻先を近づけてきました。これだけなら可愛いものだと思っていたら突然、「グワッ!!」と大口を開けて噛みついてきました。写真ではちょこっとですが、全開にすると胴体と同じくらいに口が開くんです
 さらにそこから2度、3度、噛みつきを繰り返します。ポンプを動かしても、ピッタリと付いてきてガブリガブリ…確かに気が荒い、そして執念深い。さらに言うとちょっとウザイ
 「いい加減にせい!!」と軽くドつくと、一旦は離れますが、すぐに近づいてきて「なんやねん。」「お前誰やねん。」…ガブリ。の繰り返し。
 ザリガニが大好物なくらいですから、顎の力はけっこう強いでしょう。これは確かに、素手を入れたら確実にヤラれます。今まで色んな生き物を飼ってきましたが、水中生物にとって天変地異にも等しい水替え作業中に攻撃してくる動物は初めてです。ピラニアやカミツキガメですら逃げ回るだけですから。
 とは言っても、元々スキンシップを楽しむ生き物ではないですし、私にとっては「凶暴」は魅力の一つですので、満足満足