ショックなことがあった。お客様が亡くなった・・・しかも自ら命を絶たれたという・・・。
その方には長きにわたっていろんな案件を担当させてもらった。会社や部署が変わっても『何か(人事や教育に関すること)』あるとお声がかかり、研修やプロジェクト活動などいろんな仕事をさせてもらった。
私には『豪快』で『反骨心のある強い人』というイメージがあったが、そうではない一面があったと周りから聞く。自分自身の悩みや淋しさを抱えながら、どんな気持ちで自社の社員にコミュニケーションや人生を楽しむことの大切さを訴えていたのだろうか・・・と思うとせつなくなる。
このことがきっかけで「人生の幕引き」を考えた。
自分の存在がこの世からなくなった時、周りがどう感じどう振る舞うか?
この自分では確認できないところで人生の成績表が示されるのではないか?
『生きる』ということは昨日よりも今日、今日よりも明日、『死』に近づくことでもある。いかに生きるかはいかに死を迎えるかとイコール。
悲観的な意味ではない。
自ら幕引きをしない限り、自分の人生の期限を誰も知らない。事故や突発的な病気で突然その時を迎えることもある。「あなたの誕生日は?」に答えられても「あなたの人生はいつ終わるか?」には誰も答えられない。
ただ一つ確かなことは、いつになるかはわからないが、その時は必ずやってくるという事実・・・。
『時間』は有限な資源。だからこそ、時間予算をきっちり行いいつその時を迎えることになっても「満喫した!」「後悔はない!」と言える人生を送りたい。
問題先送りせず今日できることは今日やる。ごまかしながらの人間関係をずるずると引きずらず毅然とふるまってケジメをつけることが大切だと改めて思う。
今・ここ・自分・できることを精一杯!!
最後に、お客様のご冥福を心からお祈りします