「業際」を超え・「域際」を超え・「世代の際」を超えて!

理論を貫いて実践に生き! 実践を通して理論を究め! 前へ前へと進もう!

心斎橋筋から宗右衛門町界隈の散策と新中華料理「白楽天」のこと 道頓堀と還暦料理人の再チャレンジ? 

2006年09月30日 | 今様隠居道

仕事を早めに片付け、久し振りに女房と心斎橋で待ち合わせをして、大阪で食事をした。

女房は、文頭のダルマのキャラクターの作者です。
私の生活を達磨に託してイラストを描いてくれました。
「9年面壁の達磨大師⇒考えるダルマ」と「手足をつけて布施して回る⇒行動するダルマ」を、インパナトーレのキャラクターにしました。

前から約束していた「還暦を前に中華料理店を開店した白楽天」で食事をしました。
ブログを見ている女房は前々からせがまれていたのですが、ようやくようやく約束を果たせました。

大丸で待ち合わせをして心斎橋を二人でウインドーショッピングを兼ねて、心斎橋筋を歩いて宗右衛門町まで歩きました。

途中「二人で心斎橋筋を歩くのも久しぶりだな・・」と私が言うと「初めてと違う?」との冷たい返事。
余計なことは言わないほうが良いと再確認。
心斎橋筋は若い営業の頃は、毎日といっていいほど通ったものです。
その頃と風情は一変してしまいました。
昔は目をふさいでいても、どこにどの店があるとわかったものですが、ほとんど店が変わってしまいました。
街を歩く人もスッカリ若返っています。
流行のマイクロミニのホットパンツ(この呼び方でいいのかな?)の若い女の子のおへそと、太い足に、隣の女房の視線を気にしながら、目をやっていました。

しばらく歩いて道頓堀に着きました。
時間が早かったので、道頓堀の川沿いを散策しました。

道頓堀の改修工事は聞いていたのですが、心斎橋筋をそれて川沿いを歩くのは初めてでした。
見慣れている「グリコのネオン」も角度が変われば、またいいものです。
古いビルの裏側の景色や金龍ラーメンや、ずぼら屋、カニ道楽などの懐かしい?看板を見ると、何故かホットとします。

道頓堀の水の汚さは相変わらずで、綺麗になるのは、もう少しかかると思いますが、意外とドブ川臭さは、周りの焼肉やお好み焼きのソースの臭いで消されていたのか案外気にならなかった。

阪急・阪神連合や梅田駅などの再開発計画で北地区の梅田界隈の近代的な高層ビルが立ち並ぶ未来図が新聞に出ていました。
スクラップアンドビルドの再開発(新開発)は、ある意味で期待するところは大きいが、南地区は昔の風情を残した開発(改修)を、行政と民間との思いをこめた連携で、北と違った再開発(改修)が出来ればと思いました。
若いカップルのそばで、女房とベンチに座って、ビルの間から見える初秋の夕焼け空を見ながら、道頓堀界隈の再チャレンジに、想いにふけっていました。

ドンキホーテの観覧車乗り場を通り抜けて、目的の白楽天に行きました。
二人で入っていくと、店主の山下ご夫婦が怪訝な顔で迎えてくれました。
どこかのママさんと同伴出勤の食事とでも勘違いしたようです。
どう見ても水商売とは思えないのに、こんなところも職人的な店主の面白いところかもしれません。

最近の中華料理は、広東、四川、北京、潮州、湖南、台湾など、その地方の本格的な料理店が多くなりましたが、白楽天は昔の中華料理をベースにした、新中華料理です。

料理人の山下氏が還暦過ぎということは、中華を修行したのは、今から40年以上も前の事です。
その頃の中華料理は、華僑の料理人から、現場で叩き込まれて覚えた、中華料理だったようです。
下町にある中華料理店のどこと無く懐かしくなった味です。

その日本の中華料理?を山下さんの工夫を加えて、白楽天流の新中華料理を作っています。
懐かしい下町の中華の味を遺しつつ、新鮮な魚介類や新野菜を使って、さっぱりとした中華の味にして、一品づつ目の前で造ってくれます。
調理の手際さも見え、ご主人と話しをしながら食べられ、寿司屋の感覚です。

松茸の中華風揚げ物や、卵白ふわふわのフカひれスープや、さわやか中華丼など新しいメニューも工夫して、一応シノア・ヌーボア(新中華料理)の一つと、私なりに評価しています。

私が白楽天を好むのは、味もさることながら、ひと品一品がボリュームたっぷりだからです。
最近の新中華や新懐石料理などは、器と品数だけで、満足感に欠けます。
たっぷり、一品料理をいただいた後、さわやか中華丼を女房は追加で平らげていました。

帰宅は女房が文頭の自分が描いた緑のダルマのようでした。

ブログをお読みの方で、お近くに行かれた方は是非とも尋ねてやってください。
夜6時から朝の4時ごろまでやっています。
場所は、今は駐車場になっていますが、昔確かダンスホール富士?の前のビルの1階です。

席数が少ないので、予約を入れたほうがいいと思います。
電話番号は06-6213-0348
白楽天については3月3日の当ブログの「60歳を前にして新中華料理の店を出した白楽天のオヤジの話」をご覧ください。


 


 



 


 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿